オンライン化を進める? それともこのままでいく?
ホームぺージの打ち合わせをしていて、「今は営業がうまくいっているから、ホームページには特に力を入れない。既存顧客を大事にして紹介をもらう」という意見をいただきました。
なるほど。
それもひとつの考えですね。
こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。
既存顧客を大事にするって、商売の基盤となるところだから、大事にするのは基本です。
でも、私は正直なところ、もったいなぁとも思いました。
オンライン化は仕事がない人がするものなの?
コロナ禍のいま、リアルで営業が順調なのはとてもいいことです。
だからこそ、余裕があるうちにオンラインの営業ルートも確保したらいいと思うのです。
なぜなら、オンラインでビジネスできるようになるには、時間がかかるもの。
昨年から、オンラインにシフトしている、またはオンライン化に取り組み始めた方々はたくさんいます。
オンライン化のために、政府から補助金や助成金もたくさんでています。これが社会の流れです。
特にリアルな営業ルートがなくなった方が、ホームページをリニューアルしてビジネスに力を入れたり、オンラインショップを始めたりしています。名前を知ってもらおうと、TikTokやInstagram、Twitter、Clubhouseで活動を始めた人もいます。
「コロナ禍でもリアルだけでうまく商売ができている。だから、オンラインは考えられない。」と思っていると、コロナが収まったときにどうなってしまうのかなと私はちょっと心配になりました。
なぜなら、コロナが収まったときには、オンラインに力を入れて成果を出している人たちには、強力なファンや顧客がいるでしょう。ファンや顧客はリアルなつながりも求めています。だから、リアルな活動を再開できたときは、もっと仕事は豊かなものになっていると思うんです。
リアルな営業ルートしかない人よりも、仕事に幅がでると思うんですね。
オンラインは遠くの人とのつながり、
リアルは近い人とのつながり。
と思いがちですが、これは勘違いです。
オンラインでつながる人の中には、リアルでも近い人はいます。
でも、コロナ禍の影響をあまり受けていないと、その状況は見えないのですね。
オンラインの場にいないのだから、オンラインの良さも十分理解できていないし、つながりも当然ありません。
それともうひとつ。
新規顧客の開拓のためだけにオンライン化するのではありません。
既存顧客との関係を深めることもできます。
オンラインでは、リアルなお付き合いだけではわからないその人の素の部分もわかるから、より信頼関係も深まると思うんですね。
もっとも、リアルだけでビジネスを考えている人は、仕事とプライベートの区別がはっきりしていて、プライベートな部分を見せるとか共有するとか考えられないのかもしれませんが。
今、うまくいっているからそれでいい。この延長でいいと思っていると、その延長上の結果しかでません。客層もそんなに変わらないし、仕事の内容も変わらない。
でも、今は社会の価値観そのものが変わっています。延長ができないことも考えられるのです。
オンライン化が万能だとも思っていませんが、私は2021年はオンラインとリアル、両方のルートを確保する年だと思います。
リアルなルートが確保できているからこそ、オンラインにも手をつける必要があると思うんですね。
どんどん電子国家を目指す政府、オンラインに転換する企業や学校が増え続けているのです。コロナが収まった時に、自分の会社だけが出遅れていたということにならないために。
そんなことを思った週末でした。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。