レスポンシブサイトって何なの? ~ アラフィフ女子のためのIT講座
最近、こんな話を聞きませんか?
「スマホの時代になりましたから、レスポンシブサイトにしましょう。」
こんなお話をするのは、私と同業のWeb屋さんだと思います。
もしくは、販売促進のコンサルタントかな?
私も2013年くらいから、ホームページのお客さまにはレスポンシブサイトを提案しています。
さてさて、今日はレスポンシブサイトの話をしてみますね。
■■■注目■■■
便宜上、ホームページとして話を進めますが、ここに書くお話は独自ドメインを取得して運用しているブログにも当てはまります。
ワードプレスでブログを構築して運用している方も参考にしてくださいね。
スマホの普及で出てきた手法
レスポンシブサイトというのは、パソコン、タブレット、スマホに、1セットのホームページ用ファイルで同時に対応しているホームページのことです。
うーん、伝わりづらいな。
ホームページとしてはひとつなんですが、スマホで見た時はスマホに最適な画面を、パソコンを見た時はパソコンに最適なサイトを表示させる技術です。
私のブログもレスポンシブサイトになっているので、https://saorin.websuccess.jp/ にアクセスすると、スマホのときはスマホ用の画面が、パソコンのときはパソコン用の画面が表示されます。
レスポンシブサイトかどうかは、パソコンのWebブラウザで見た時、Webブラウザの横幅を縮めていくと、表示が変わることでわかります。
↓
↓
ざっくりですが、こんなサイトことをレスポンシブサイトって言います。
レスポンシブサイトのメリット・デメリット
では、「レスポンシブサイトにすると、何がいいの?」というお話です。
まず、パソコンとタブレット、それにスマホに同時に対応しているので、どの端末からホームページを見ても、情報は基本的に同じものが表示されます。
また、管理もシンプルで、ひとつのファイルを修正すると、どの端末から見ても修正されています。
ひとつのファイルで同時に対応しているのですから、ホームページのアドレスも同じで読者はストレスなくページを見られるでしょう。
また、Googleはスマホ対応しているホームページを高く評価していて、レスポンシブサイトで作ることを推奨しています。
スマホはスマホ専用サイトにしていると、パソコン用サイトとふたつ管理していて、修正があると別々に修正する必要がありますね。
それと、スマホ専用サイトはどうしても、パソコン用サイトより情報が少ないということも多々ありました。それを解消するのがレスポンシブサイトです。
では、デメリットはないかといいますと、あります。
まず、同時に3種類の端末に対応するので、工数がかかります。つまり、お値段が高め。
パソコンの環境にあわせてスライドを多くしたり、画像を多用したりしていると、スマホのときに表示速度が遅くなるってこともあります。
現在のGoogleは表示速度を重要視していて、スマホでも快適に表示されるホームページ方を高く評価するようです。だから、表示速度を優先させることが大事!
制作者側から言うと、表示が軽くて、シンプルでそしておしゃれって感じのホームページにするには、ホームページを作る技術を高める必要があります。今まで画像を多用してホームページを制作していた方は、ぜひぜひHTMLとCSSでのコーディング技術を勉強してほしいなって思うんです。
検索順位が上がるというわけではない
レスポンシブサイトにしたら、順位が上がるとか下がるとか、そのような話もあるようです。
Googleはスマホを重要視するようになったから、業界では検索順位もモバイルファーストになると言われています。
今はパソコン用ホームページの検索順位がスマホの検索結果画面に採用されていますが、今度はスマホ用のホームページの検索順位がパソコンの検索結果画面にも表示されるというもの。まだ切り替わっていませんが、2018年くらいから切り替わっていくだろうと言われています。
そうなると、スマホ用サイトがないパソコン用サイトは順位が落ちるかもしれないのです。
まぁ、スマホ用サイトを慌てて作って何も内容がない場合は、パソコン用サイトだけある方が評価が高くなることもあるそうです。
レスポンシブサイトにすると、スマホ用とパソコン用と別々に作る必要がなくなるので、新しく作る場合とリニューアルするときにはレスポンシブをおススメしています。
ここで注意したいのは、レスポンシブサイトにしたから検索順位が上がるわけではないということ。
評価のひとつではあるのですが、順位はあくまでも内容とか、更新頻度、良質のホームページからリンクされているかなどで決まります。
検索順位を上げたいからレスポンシブサイトにしようって考えるのはちょっと違います。ここは注意してね~~。
なお、パソコン用サイトとスマホ用サイトが別々になっている場合でも、ひとつのドメインで運用されていればちゃんと評価されます。
レスポンシブサイトに比べて不利だということはありません。
ひとつのドメインで運用ってこんな感じです。
https://www.abc.com → パソコン用
https://www.abc.com/sp/ → スマホ用これが、
https://www.abc.com → パソコン用
https://www.def.com → スマホ用
こんな風になっていたら、ドメインが違うので別のホームページと判断されます。
レスポンシブって言葉を聞いたら、「あっ、スマホとパソコンを同時に作る方法だ」って思いだしてくださいね。
■補足
私が担当させていただいたワードプレスのブログは、すべてレスポンシブに対応しています。
コメント
この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。