あなたは今のお仕事を楽しんでますか?

公開日時:

最終更新日:

folder 白藤沙織のこと

「なぜ、今の仕事を続けられるのか?」

質問されたら、私はこう答えます。

「好きだから~」「楽しいから~」

これに尽きるんです。

パソコンの前で、ホームページの企画をするとか、何か文章を書いているとか
セミナーのテキストを作るとか、そういうことが大好きです。

浦臼町ののんびりした空間で、ぼーっと考えごとをするのが大好きだったせいでしょうか。
企画の仕事は、ゼロの状態から何かを作り出していくもの。
私の場合は、空想や妄想の世界を持っているから、この仕事ができるのかなって思うんです。

だいたい、決められたことを真面目にしようと思っても、
気づいたら違うことをしていて怒られるとか、
本人、全力でがんばっているつもりでもできないので、
総務、経理、工場のラインなどという正確性を求められる仕事はできない(^^ゞ。

ホームページ、ソーシャルメディア、ブログがあって、
その活用を考えて提案するって仕事があってよかったーと思います。

パソコンの前で文章を書くのが好きです
パソコンの前で文章を書くのが好きです

というわけで、今日は仕事の話を書きます。

マニュアル書きが天職と思ったけど、、、

「物書きになりたい」っていうのが私の学生の頃の夢。
人生まっすぐに進めない私は、大学4年生の春に肺結核になり、
そこから半年休学という事態になりました。

それでも就職したくてみつけた会社は、北海道のソフトウェア会社。
なぜその会社を希望したかというと、「書く」仕事があったからです。

希望が叶って、マニュアル制作の仕事をしているときは、
「天職」だと思っていました。
開発中の製品を操作して、どうしたらお客様がわかりやすく操作を覚えられるか考えて、
それを文章にするのが楽しいんです。

「マニュアルなんて難しくて読まない」と言われるたびに、
どうしたら読んでもらえるマニュアルにできるのか、燃えたものです。

ところが、、、

マニュアル制作の仕事は、どんどんなくなっていきました。
当時私は、上司と創業した株式会社メディアリュウムで、
デザインとマニュアル制作部門の責任者をしていました。

札幌の仕事がなくなった私は、ホームページとブログで営業するという方法を知り、それで営業してみることにしました。
営業をしたことがない私には、文章で営業できると知って救いでした。
ブログを書き続けると、東京や大阪からも仕事を得ることができ、
ホームページやブログってすごいんだと実感できたのもこの頃です。

ですが、どんなにブログを書いても、
市場自体が縮小し続けているので仕事は少なくなるばかり。

当時は、WindowsやMacintoshのオンラインヘルプも作っていました。
オンラインヘルプはHTMLでできています。
そう、ホームページと同じ言語で作られているのです。
ホームページを作る仕事なら、何とかできるかもしれない。

こうして、私たちはホームページ制作へと仕事をシフトさせていきました。

ひとりでがんばるのは辛かった

起業した会社には元の会社の同僚もいて、仲間のように思っていました。
ですが、経営者と社員という立場が違うので、意識のギャップがあるんです。

社員は会社の経理状態はわからない。
私はどこまで話していいのかわからない。
仕事をみつけてなんとか給与を払わなきゃいけない。
苦労はかけるけれども、私は一緒に働きたかったんです。

自分のできる仕事は何でもする勢いで動いていました。

そんなときにある仕事で出会ったのが、正文舎社長の岸です。
彼は彼で印刷会社を何とかしなきゃいけないと思っていたのでしょう。
「一緒に仕事をしないか」と誘われ、Web制作会社を設立るすことになりました。

これが、株式会社WEBサクセスです。

WEBサクセスが立ち上がった時から、私の仕事は一変しました。
パソコンの前でひたすらマニュアルを書く毎日から、
お客様を訪問したり、人前で話したりと、
仕事の種類が増えていきました。
これは、今一緒に仕事をしているみなさまのおかけです。

WEBサクセス 振り返り
白い建物が訪問した当時の正文舎。
冊子は印刷会社100社の業態変革を取材したもの。私は執筆と編集を担当しました。
セミナー事業はWEBサクセスの付加価値を生み出しました。

この頃の私は、私が働かなきゃ~という気持ちが強すぎたのだと思います。

ある日、
「なんでひとりでがんばるのさ。
僕は一緒にやりたいんだよ。」
と岸に言われました。

「がんばれ」「仕事を探せ」「何とかしろ」と言われて続けていた私、
この言葉を聞いて、ぼろぼろ涙がでました。
やっと、同じ立場でものが話せる仲間ができたんだと思いました。

今、私が仕事を続けられるのは、岸がいてくれたことが大きいんです。

中小企業って素晴らしい

以前のお客様はIT企業だけでしたが、
Web屋・印刷屋はどんな業種・業態の方ともお仕事ができます。

私がホームページや印刷の仕事をもっとしたいと思ったのは、
中小企業の経営者さんたちとお仕事をするようになり、
日本人の生活を支えることのすばらしさを知ったからです。

きっかけとなったのは、
初めて私が0からホームページを企画・制作させていただいた
株式会社今野製作所様との出会いです。

板金オーダードットコムのホームページ
板金オーダードットコムのホームページ

日本の高度成長期に設備投資ができず、大量生産ができなかった板金屋さん。
自社で所有している設備を最大限に活かせるのは、
工場や研究所の中で使用する機材を作ること。

一点ものの製作ができる会社を探しているお客様に絞り、
そのお客様に何ができるのかを紹介するホームページを作りました。

その頃はエクスマを知らなかったけれども、
スタッフの顔を見せるということもしていますね。

日本にはたくさんの中小企業があり、
いろんなよい製品、サービスを提供しているのだと初めて知り、
この良さをホームページに載せて、日本中に伝えたいと思いました。
会社と会社がつながっていけば、
下請けなど一方的に使われるんじゃなくて、
会社同士対等な関係の豊かな社会ができるのではないかなと。

情熱をもって会社経営をする社長さんのお話を聞くのが楽しくなり、
この想いがどうしたら伝わるのか一緒に考えることに生きがいを感じるようになりました。

私はホームページや印刷物を通して、
中小企業がその企業らしく存続続けるお手伝いをしたい。
それは経営者の夢をかなえるお手伝いをすること。

こんな風に思うと、
勉強をすることも、時には夜中まで働くことも、
楽しいんですね。

仕事もこんなに幅が広がりましたぁ。

ドライブ?

札幌以外のお客様のところに行くのも楽しい~♪

20151103_08

鹿に注意しなきゃね
20151103_09

 

お料理することも、仕事の一部~♪

20151103_07

お客様と未来を作る会議

毎月、ウェブ解析レポートをもとに、未来を作るため会議をしています。

20151103_01

ときには、美しいお料理をごちそうになったりも。。。20151103_02

素敵な商品との出会い

20151103_05

経営者の勉強会

経営者の勉強会でも、何だか楽しんじゃったり。。。
20151103_06

イベントの企画に参加

仕事仲間とのご縁から、こんな情熱的な夢をかなえる仲間と出会いもありました。

20151103_10

目の前のことを何とかしようと一生懸命に、
そしてとりあえず笑ってやっていると、
本当に楽しくなるから不思議です。

コメント

comments

 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ