挑戦する姿は美しい

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folder 白藤沙織のこと

世の中には、いわゆる社会の中央を歩いていない人たちがたくさんいる。目には入らないかもしれないけれど、自分らしく生きようといろんな挑戦をしている人たちがいる。

身体障がい、メンタルヘルス、重い病気、LGBT、片親家庭、在日外国人、先住民族などなど、何らかのハンデがあって、それで差別されることもあるけれど、それでもたくましく生きている。

私はどちらかというと、このマイノリティのカテゴリに入っている。
経営者として働いているし、日本人で健常者だからそう見えないかもしれないけれど、カテゴリとしてはマイノリティだと思う。

マイノリティでいると、周囲の理解がなくて、困難を抱えて生きることになる。それでも、自分らしく生きると行動を始めると、その困難に挑戦することで視野が広がり、心は豊かになっていくと私は思うんだな。

この週末はそういうマイノリティの仲間と一緒にいた。

挑戦することで、未来は作られると思うの

個性を生かして生きる

車いすで生活している女性が、「障がいがあることが当然と思う世の中にしたい。」と発言していた。障がいがあるから迷惑をかけちゃいけないと健常者に遠慮していたようなのだ。けれども、それはおかしいこと。社会が気づいていないならば、自分から行動して障がいがあることを理解してもらうことから始めようと思ったみたい。さわやかな笑顔が印象的だった。

10代の頃から精神障がいと診断された女性が、あるグループのリーダーになった。いわゆる普通の人たちと変な人たちと分けられる世の中。人権を無視されたような経験もしてきた。いま、このグループで自分の力を取り戻しつつ、働くことにも挑戦している。

LGBTの女性が、講演会で当事者として話をした。職場でもカミングアウトして、会社の人にも講演会に来てもらった。自分のセクシャリティを受け止めて、自分らしく生きようとしている。

マイノリティの存在が許せなくて、いろんな教育をしようとする人たちがいる。みんな同じになるように訓練させようとするのだ。そうでなければ、世の中から消えてもいいみたいな発言をする。それはそれで仕方がないのかもしれない。自分の周囲のことしか知らないのだから。そして、やっぱり自分の人生を生きようと懸命に生きている。

人間ってどんな状況にいても、平等なんだよね。
今この瞬間しか生きられないし、死ぬまで生きている。

シンプルに考えれば、みんな同じ。
そして、個性を考えるとみんなバラバラ。

それでいいと思う。そして、どの生き方も否定してはいけない。
理解できなければ、距離をおいてもいい。だけれども、価値観もできることも生き方も全然違う人たちがいると受け止める必要はある。

私はと言えば、20日に東京で講演することになっている。過去の私が聞いたらびっくりするだろうなぁ。暗い顔をして不幸の塊だった、その私に言ってみる。
「大丈夫。あなたはきれいなお洋服を着て、ヒールをはいて、人前でマイクを持って話ができるようになるんだよ。」
「絶望のどん底からちゃんと抜け出して、自分のやってみたいことができるようになったんだよ。」
そう言って、過去の自分を励ましてみる。
マイノリティでいることは、そんなに特別なことでもなく、その人の個性というくらい柔軟な社会を私も作りたい。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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