人は思った通りのことを自分のレベルでできるのかもしれない

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folder 白藤沙織のこと

「沙織、私のために通訳をして」
と、通訳担当者が事情で抜けた後アメリが人のリーダーに頼まれ、急遽英語の通訳をしていたとき、ふっと思ったことがありました。

それは、もし私の若い時に励ましがたくさんあったなら、今頃は同時通訳をしていたのかもしれないなってことです。
そして、完全にあきらめた同時通訳者になる夢は、形を変えてできているんだんなと思っています。

今回、ちょっと英語通訳を体験した場所。のどかな農村で、私はとっても好きな場所。

英語に挫折したころのこと

私は高校生の頃は、英語通訳に憧れていて、英語の勉強をがんばりたいと思っていました。そして入学した大学には、語学の勉強をする環境は最高に整っていました。

が、

私はそこで怖気づいて、結局英語のプロフェッショナルになる道を進めないまま、大学卒業を迎えてしまいました。

なぜ、怖気づいたかと言いますと、自分の英語のレベルが低すぎたから。

英語が好きだったけれど、英語の成績は中くらい。クリスチャンだった高校の英語の先生の紹介で、教会でアメリカ人の牧師さんから英語を週に一回習っていました。その時間が楽しくって、もっと英語を話せるようになったら楽しいだろうなと思っていました。

そんな夢を持って入った大学で、自分の現実を思い知らされます。
リスニングと会話が極端にできなかったんです。

まぁ、仕方ありません。

同級生には、高校時代にアメリカやイギリスに留学していたとか、高校にリスニングや会話の授業があって外国人の先生が来ていたとか、受けた教育のレベルが違いすぎたからです。

高校生のときは、授業に英語通訳コースを取ってみたいとか夢見ていましたが、あまりに自分ができなので、通訳コースの授業を取得する勇気はありませんでした。

今思い返せば、それは「現在地」を把握したに過ぎず、それから「目的地」に向かう準備をして向かっていけばいいだけのこと。したいことだったら、飛び込んでみてもよかったんですけれどね。

だけれど、そのときは自分がダメだと思ってしまったから、あきらめてしまいました。

その後、大学で英語合宿に参加したり、短期語学留学をしたりして、自分なりに英語の勉強はしました。が、やっぱりどこかで自分はだめだと思っているから、英語を使う職には就きませんでした。

いくつになっても、夢は叶えられる

人生は不思議なもので、最初に思っていた同時通訳とは違うけれども、夢は形を変えて、自分の能力の範囲で叶えられるんですね。

まず、職業として英語を使うことはなかったんですが、英語からまったく離れるということはありませんでした。

むしろ、社会人になってからの方が、英語に触れる機会が多くなってきました。

大学時代は南部アフリカの文化を専攻していたので、札幌で就職してからも「アンチアパルトヘイト」の活動に参加して、南アフリカ共和国からきた女性に帯同したり、ユニバーシアード札幌大会のボランティア通訳をしてみたりしました。

ファミリータイズ、フルハウス、ふたりは双子、アリーmyラブ、などの英語ドラマを何度も何度も見たり、映画も字幕を見ながら何度も見たりもしましたね。

TOEIC試験を受けてみたりもしています。

一番大きなことは、所属している団体の研修で、アメリカやイギリス人など英語ネイティブの以外にも、中国人、韓国人、フィリピン人、スペイン人、メキシコ人、ロシア人などいろんな国の人と英語で話ができるようになったことかな。
日本人との間に入って、コミュニケーションのお手伝いもしてきました。

たぶん、会社経営とか病気とかいろんな体験をしたあと、自己肯定感も少しずつ上がってきたんだと思います。人が言っていることだから、なんかわかるだろうと思っていると、自分がダメだと思っていた20歳台の頃よりも50歳を過ぎた今の方が英語の理解力は高いです。

そして、ふと気がつくと、簡単な英語通訳であれば、頼まれるようになっているんです。

だから、私は思うんですよ。
自分がやりたいなって思っていることは、形を変えてもできるんじゃないかと。
だから、完全にあきらめないことが大事なんだなって思います。

美しい自然はいつまでも残っていてほしい。
これも私の願いです。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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