現場力が相当鍛えられる ~ 小学校出前授業で思うこと
ハッピートーク(R)を小学生に伝えるため、小学校に出前授業に行ってきました。
ハッピートークは、「しあわせな気持ちになるような言葉の選び方、話し方」を学ぶ方法です。私がハッピートークを学ぶことになったきっかけは、倒産しかかった会社を立て直すため。会社の中を少しでも明るくしたくて、言葉から何かが変わるといいなと思ったからなの。
それから、言葉のパワーをいつも感じています。
いい言葉を使うといい感情も生まれてくるし、マイナス言葉を使うとあまりよい感情にならない。
なかなか実践できないこともあるけれど、知っているのと知らないのとではだいぶ違うと思い、自分のできる活動をしているのです。
そして、子どもたちに授業をするということは、相当現場力が鍛えられます。
子どもたちは、大人よりもずっと自由で柔軟なので、準備したとおりの授業になることはほとんどない。
授業はライブ!何が起こるかわからない、真剣勝負の場!
こういう状況では何もすることがないと思うか。
何かできる準備はないかと思うか。
それで結果はずいぶん違うように思うんです。
本番を想定した練習がすべて
小学校の授業を前提にして私がまず習ったのは、どんなときでも自分から場を作るということ。
ゲームで伝えたいことを体感してもらうときは、子どもたちにノリノリなって楽しいって思ってもらう必要があります。そんなときは、自分も気分をアゲアゲに、アクションも表情もオーバーにしないと、楽しさは伝わりません。子どもが楽しいからこちらが楽しくなるのではなく、こちらが楽しい雰囲気を作っていくのです。
一方、大事なことを話すときは、自分の声のトーンを落とし笑顔でも真剣だったりして、ここは集中して聞くときなんだよと、言葉で「大事だから聞いてね」と伝えるほかに雰囲気で伝えていきます。
それがどれだけできるかは、普段の練習にかかっていると思います。
「私はできる」と思って自分を信じているからこそ、本番のパフォーマンスはよくなります。集中力も上がります。この自信は、何度も授業のシミュレーションをしたとか、声を届けるために発声練習を続けているとか、授業のために自分が何をしているかってことから生まれてくると思うんですね。
そういうことで自分が自分を支えているから、現場の教室でいろんなことが起こっても楽しめるといいましょうか。
私が今回担当したのは、4年生授業。
今まで体験した5年生・6年生よりも、子どもらしくて人懐っこく、黙って話を聞いているというより、あちこちから声が聞こえてきます。それを受けながら話をするってことも、初体験でした。大人のセミナーでは、講師が話しているときに、急に話しかけられるってことはあまりないです。4年生は、よく話してくれました。手を挙げていうと、もうたくさんの子が手を挙げてくれて、全員に聞いている時間はなかったな。手を挙げてくれたことに「ありがとう」って言いつつ、話を前に進めるとか、できていただろうか。ちょっと心配でもあります。
今回は、配布されている予定のプリントがなく、授業の開始が少し遅れたことで、話す段取りを変える必要がありました。授業は45分。あまり伸ばすことはできません。話しながら、聞いてくれる子どもの反応をみて、かつ時計を見て、段取りを変えていく。スリリングでした。
焦るあまり、教室をよく見るということをしていなくて、ひとり手を挙げている子を見逃してしまうっていう失敗もしまして、ちょっと反省もしています。授業が終わったあと、その子には謝りました。これも経験。次に活かせればと思っています。
私が出前授業をしているのは、言葉の持つパワーを知ってほしいと思っているから。子どもの頃から、プラスの言葉、行動できる言葉を使うことを体験してもらうって、とても大事なんじゃないかと思うんです。
次は11月に授業があります。それまでに、また練習します♡
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。