JOB : 仕事は自分の人生を決める大切なもの

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folder 仕事力, 会社のこと

仕事というと、みなさんはどんなことをイメージしますか?

  • 働かないと食べていけないから、しかたがないからするもの?
  • 時間が拘束されて苦痛なもの?
  • 自分のしたいことの延長線上にあるもの?
  • 好きなことでお金がもらえるので楽しいこと?

いろいろな考え方があると思います。

私にとっての仕事は、「自分の人生を決める大切なもの」です。
自分の1日のうちの8時間くらいを使い、その時間の対価をいただき、そのお金で暮らす。自分の生活の基盤となるのが仕事だからです。

だから、仕事の中に少しでも好きなことを取り入れていきたいのです。8時間も使っているのに、全く好きなことがないなんて、ちょっと寂しい話ですから。
そして、一緒に働いているスタッフに対してもそうしてほしいなと思っています。いま、この会社の中にいて、自分がどんな仕事が一番好きなのか意識してほしい。そして、その好きなことで力を伸ばしていくことを考えてほしいと。

好きなことをしていると、やっぱり楽しくなりますよね。そして、夢中になれるし、できなかったことができるようになると、大人でもワクワクします。そうすると、人に言われなくても、自分で工夫してその力を伸ばしていけます。そして、この自主的な力が会社の業績を伸ばすポイントにもなると思うんです。

なぜなら、好きなこと、楽しいことをしていると、自然と笑顔になりますし、心は落ち着いています。笑顔でいると自然と会話ができるし、心に余裕ができます。心に余裕ができると、多少のトラブルは許容できます。そして、スタッフ同士で話をすると、お互いのことがわかってくるので、相手に対する思いやりが生まれます。お互いに好きなことや得意なことがわかると、困った時に相談しやすくなります。そうして、お互いに補い合って、社内でのスキルアップにつながっていきます。これが会社の力だと思うのです。
ある部分では、その方向に動きだしたという手ごたえを感じるようになりました。それがとてもうれしいのです。

相談しあって、よい製品を作る。それが結果として、お客様のためになると思うのです。

楽しいは面白おかしいという意味ではない

「好きなこと、楽しいことしようよ」と言うと、ときどき「仕事ですから、楽しくなくてもいいんです」と言われることがあります。この「楽しい」というのは、面白おかしいことばかりあるという意味ではありません。

好きなことをしていても、当然難しいことや嫌になることがあります。仕事の能力を磨こうと思ったら、自分ができてことだけではなく、今まで経験したことがない新しいことにもチャレンジする必要があります。当然、技術を習得するには時間がかかりますし、ちゃんと覚えるまで努力する必要があります。

好きなことをするとしても、苦労はあるのです。でも、好きなことだったらその苦労をすることも含めて、知的に楽しいのではないかと私は思います。

そして、食べていくためには、ときには自分の気の進まないこともしなければならないことがあります。特に会社では、会社の方針でやらなければならないこともあります。

そんなちょっぴり嫌なことがあっても、好きなことや楽しいこともできているのは、心の状態をよくすることにつながります。プラスとマイナスでバランスがとれるという感じでしょうか。それが嫌なことをしぶしぶしたり、我慢し続けると、身体か心に影響が出てしまいます。もうそれ以上、何も受付なくなるという感覚です。

心の状態がよければ身体にもよい影響を与えますから、その意味でも仕事の中に好きなこと、楽しいことを見つけるというのは大事なことだと思います。

花が好きだから、会社に花を飾る。
これも得意分野を生かして、会社に貢献することだと思うのです。

働くことは自分の人生を豊かにすること

長年同じ仕事をしていると、次第に自分の好きなことを考えなくなってくるものです。慣れた日々の業務では、小さなトラブルはあるにしろ、毎日はあっと言う間に過ぎてしまいます。

そうなると、外部のことを感じとったりする感性が鈍くなってしまいます。社内は特に変化がなかったり、自分の周囲では変化がないことがよいと思ってしまいがち。

でも、天候が毎年同じでないように、時がくれば季節が変わるように、変化が何もないことはあり得ません。

常に何か変化があり、問題があるのが普通のことであり、その起きたことに対してうまく対処できたことが平和なのだと思います。
こうした心のあり方を作るには、何かひとつ目標を決めて、それを本気でやり切ることをしてみるとよいと思っています。やり切ろうとすると、自分を取り巻くことに敏感になりますし、いろんなことが起こったとしてもどうしたら目標が達成できるのか考える力がつくと思います。状況によってはあきらめなければならないことだったとしても、何もやらずに「できなかった」と言うより、いろんな挑戦をしたけれど「できなかった」と言う方が、心の成長につながります。また、次に何かするときの工夫ができると思います。

こういうことを習得できると、自分の人生が豊かになってくると思います。

会社の中にいると、業務ひとつひとつが会社のためにやっているような、そんな感覚になってきます。でも、それは本当は違います。自分自身のためにやっているのです。

私自身は、文章書きが一番好きな仕事です。

会社に対する想い、仕事に対する想いは人さまざまだと思います。それはそれでいい。

経営者としての私は、ひとりひとりの生活の基盤であり、どの方向に進んでいくのか共有し、一緒に働くことがちょっと喜びであるような、そんな働く場所を作っていきたいと思っているのです。

正文舎がいつまでも必要とされる会社であるよう努力したいなと思います。

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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