朝礼っていいなぁと改めて思う
人のことを理解するには、同じ空間にいる時間を意図的に作ることが大切です。
「一緒の空気を吸っている」
特別なことをするわけでもなく、こんなイメージで同じ場所にいることそのものが近い関係であると人間は意識すると思うから、決まった曜日の決まった時間に社員全員が顔を合わせるっていいなと思うのです。
会社は、チームとして同じ目的を共有して、結果を出していく場所ですからね。
何の意味があるのかわからない人もいるかもしれませんが、スタッフが一か所に集まって顔を見て過ごす時間を作りたいと常々私は思っているのです。
私が正文舎の取締役になってから4年。部署内ミーティング、部署間ミーティング、朝礼とスタッフ同士が集まる場を作ってきたのもこんな理由があるのです。
仕事の指示の大半はメール、深い話は担当者同士が打ち合わせをしています。これだけでは、顔を合わせる人が限られてしまいます。正文舎の社員は約40名いるのだから、みんなに会う機会がほしいなと思いました。いつも同じ人だけだと心地よさはありますが、慣れてくるとこのままでいいんだと思いがち。いろんな人に会うことで脳も刺激され、アイディアもでるのではないかなと思っています。
そして、先日改めて朝礼っていいなぁと思ったので、今日はそんな話を書きますね。
状況を知ることで、理解は深まる
正文舎では毎週月曜日に、全体朝礼が約10分程度であります。
朝礼の流れはこんな感じ。
朝の挨拶(当番役員) → 総務からの連絡 → 管理職のミニスピーチ → 当番役員からのミニスピーチ で進めています。役員の当番は社長と私が交代、管理職は10名いるので毎週ひとりミニスピーチをします。
3年くらい朝礼をしていて、出席するのがめんどくさいのだろうなぁと空気を感じて気持ちがくじけそうになることもあるのです。やっぱり、関心がない顔を見ると心が折れちゃいますからね。
でも先日、印刷部門の課長が故障した印刷機の対応や、繁忙期のお手伝いの話しているのを聞いたとき、やっぱり朝礼は大事だ、ミニスピーチだって意味があるって思えるようになりました。
人前で話すことには慣れていないであろう彼が、話すことをメモに書きだして準備してくれたことにも感動しましたし、そのメモを見ながら一生懸命話していることで言いたいことが伝わっているって感じたのです。
スピーチのテクニックを持っている人の話が伝わるということはないのです。話すことを準備して、話の内容を伝えようという想いがあるかの方が重要。
現場スタッフから直接状況を説明して、「手伝ってほしい」と言われると心が動くと思うのです。
聞いている人は実際には手伝えないかもしれません。でも、手伝いが必要だということは全社で共有できるのです。
話を理解するかどうかは個人の問題ですが、同じ場にいることは何よりも大事だなって思うのです。
これは、役員だけがスピーチしているときには気がつかないことでした。
社長と私だと経営者という同じ視点で話しているから、従業員という視点での見方が足りなかったんですね。
管理職のスタッフには、朝礼で何を言えばいいのかなとあれこれ考えることで、人前で話をして何かを伝えていく方法を学んでほしいなと思っています。そして、人前に立つことで、自分がその時間をコントロールするのだという感覚を掴んでもらえるといいなって期待しています。リーダーシップを取るうえで、とても大事なスキルだから。
たぶんうざいなぁと思っている人もいるかもしれないのですが、私は朝礼を重要視して、自分の当番のときには元気に挨拶から始めますよ!
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。