ホームページを作るときWeb制作会社と確認し合った方がよいこと

ホームページやブログのご相談を受けても、実際に作業を進められないことがあります。

それは、ITのことはわからないからと、Web制作会社に丸投げしていて、レンタルサーバーの契約内容やホームページやブログがどのように作られているのかお客様が把握されていないことです。もちろん、Web制作会社が責任をもって管理しているとOKなんです。私もWeb制作会社の人間ですから、丸投げしていただいくとうれしいですしね。
が、契約や制作内容の概要は、企画書など文書を用意してお客様に説明する必要があると思うんですよ。だいたいこんなものと理解して置いていただき、どのWeb制作会社が読んでも、そのホームページやブログを設計した意図がわかるようにできるのが理想ですね。

こんにちは。Web集客のことをズバリ言う「ズバリスト」、白藤沙織です。

ホームページやブログは、長く使うものです。

その間に、いろんな事情でWeb制作会社を変更することもあるかもしれませんね。引継ぎなどで多々トラブルが発生しますので、私の反省・自戒を込めて文章にしておきます。

ドメインとレンタルサーバーの契約内容を確認する

ドメイン、レンタルサーバーの費用と、ホームページやブログ制作費用は、本来は別々に発生します。
ホームページやブログのドメインは、「ムームードメイン」「お名前ドットコム」「エックスドメイン」などドメイン取得業者と契約します。また、レンタルサーバーはレンタルサーバー事業を行っている会社との契約になります。

でも、別々に契約するって面倒ですよね。
だから、Web制作会社がホームページやブログを作成するときに、ドメインとレンタルサーバーの契約代行をしていることも多いのです。

契約の名義は、お客様の名義を使って代理で契約する場合もありますし、Web制作会社の名義で行っている場合もあります。

何が正解という世界ではないので、どのような契約でもよいのですが、、、

私は、お客様の名義でお客様ごとにドメインとレンルサーバーを契約するとよいと思います。そのうえで、コントロールパネルとかFTP情報（Webサーバにファイルを転送するときに必要）をお客様にも情報を開示しておきます。そうすることで、万が一自分の会社に何かあったとしても、お客様には多大な迷惑をかけるようなことにはならないからって思うのです。

Web制作会社名義でレンタルサーバーの契約を一括でして、ホームページやブログのドメインごとにお客様にサービスを提供する方法もあります。ひとつの契約で複数のお客様の情報を管理できるので効率的ではあります。ですが、特定のお客様にコントロールパネルとかFTP情報を開示することができない場合があります。開示すると、契約しているすべてのお客様の情報が見えてしまうからです。こういうとき、Web制作会社を変えたいならば、レンタルサーバーとドメインをお引越しする必要があります。旧Web制作会社と新Web制作会社とで連携がスムーズにいくと何も問題はないのですが、多々問題が発生します。

レンタルサーバーやドメインのことは、慣れないと難しいです。ですが、契約しているドメイン取得業者やレンタルサーバーの会社名を、Web制作会社に教えてもらうとよいですよ。その際、契約はお客様名義か、Web制作会社名義なのかも確認してくださいね。

正文舎のことも書いておきます。

正文舎では、正文舎で構築しているレンタルサーバーを提供しています。こちらのサービスを使っていただく場合は、お客様と正文舎と契約していただくことになります。ドメインは、ムームードメインというところと契約していて、ご利用が続く限り更新手続きの代行は私たちが行います。ただし、条件によっては、別にサーバーを借りて、そちらをご提供することもあります。その際は、お客様に理由などを説明して、ご利用いただくようにしています。サーバー情報は、PDFファイルにてご連絡するようにしています。大切に保管してくださいね。いろんな理由で別のWeb制作会社に移るときがありますよね。そのときは、速やかに移行できるように段取りいたします。※とても悲しいので、移行にならないようにがんばります。

支払い方法、費用に含まれるものを確認する

ホームページやブログは、契約が成立してから制作に入ります。一般的には、サイトマップが決まり、仕様を詰めて、役割分担を決めたときに成立するのではないかと思います。

その際、費用には何が含まれるのか確認してください。

初期の制作費用のみなのか、保守も含まれているのかなど料金の内訳はいろいろあります。どんなシステムを使用してホームページを作るのかも確認が必要です。また、支払方法も、前金、公開した月に締めて精算、分割払いなどがあります。契約前に確認してくださいね。私、ここのところを説明し忘れることもあるので、気をつけます。

私が担当したケースでは、Web制作会社オリジナルのシステムでホームページが作られていて、ドメインの移管もホームページの移管もできないことがありました。そういう場合は、私たちが担当することはできないか、お客様に契約中のドメインもホームページもあきらめていただくことになります。

泣く泣くリニューアルをお断りしたこともありますし、お客様の決断でドメインを変えて、ゼロからホームページを作り直したこともあります。

正文舎の場合は、初回のお見積りは初期のホームページ制作料になっています。ご依頼があれば、同時に保守費用もお知らせします。公開月に締めて翌月にお支払いいただくのが一般的です。お客様の支払いサイトに合わせることも可能です。

ホームページをご自分たちで更新したいというときは、ワードプレスか、ムーバブルタイプというCMS（更新用のシステム）を使って制作します。初期費用には、基本的にデザイン料、HTMLコーディング料、CMSデザイン適用料、ページ作成料、インストール料、企画進行管理費用、操作マニュアル作成が含まれています。これが初回の費用です。基本的には、CMSを導入した場合は、月々の費用はいただきません。日々のコンテンツの更新は、お客様ご自身できるからです。デザインの変更など、プロが担当した方がよい部分はその都度お見積りして変更したりしています。

お客作によっては、定期保守やコンサルの依頼があります。そのときは、別に費用のお見積りを提出します。

ホームページやブログは経年劣化する

ホームページやブログは、時代によるデザインの流行もありますし、技術的な理由で使えなくなる場合があります。車も使っているうちにデザインも性能も古くなっていることがあるでしょう。それと同じです。

そういう場合は、ホームページを作り直す必要があります。見落としがちなのは、契約しているレンタルサーバー側のシステムが古くなっていて、新しいホームページの技術が使えなくなっている場合です。何年かに一度は、レンタルサーバー側もシステムのアップデートが入ります。そのときには、古いシステムが動かなくなる場合もあります。そういうリスクもあるって理解しておいていただくと助かります。

極力、想像できる限り、わかりやすくWebのことを説明したい。Web制作会社もそう思っていると思います。ですが、なかなかWeb業界の中にいると気づかないことも多々あります。わからないことはどんどん聞いてくださいね。よろしくお願いします。

ではでは～

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