自分なりにがんばっても成果が上がらない理由

自分なりに一生懸命取り組めば、売り上げが伸びていくのだろうか。
私はなんだか違うような気がします。

自分なりにがんばったら、人は認めてくれるのだろうか。
これも違うと思うんです。

自分都合だけで考えている限り、なかなか興味を持ってもらえないし、理解してもらうのも難しい。まして継続的にモノやサービスを売るのは至難の業。なぜなら、人は自分のことが一番大事で、人のことにはあまり興味がないからです。

こんにちは。Web集客のことをずばり言う「ズバリスト」、白藤沙織です。

「自分なりに」も「がんばっている」も、実は都合のよい言葉。相手のことは何も考えていないように私は思うんです。だから、自分なりにがんばっても、成果が出にくいと思っています。

自分の都合を主張しても伝わらない

ある日、とある保険会社の外交員さんが、私を訪ねて来てくれたことがあった。直接保険を契約した方とはもうご縁が切れていて、しばらくその会社さんからは何も連絡がなかったので、ちょっとびっくりした。

要件は保険の契約内容を変える依頼。私の契約内容がちょっと古くなっていたから、契約内容を変えた方が良いというのだ。その場で説明を聞いて、考えますということで終わったんだけれど、、、何日かたってからもう一度訪問があって、「特別強化月間で売り上げが足りないから、今月の契約に協力してほしい」と言われた。

うーん。ちょっと困りました。
別に私は困っていないし、その方に協力する理由も特にない。でも、直接お顔を見ているから、断るのもちょっぴり罪悪感がある。

売り上げが足りない。だから、どうやって足りない分を補うのか考えるのは当然だ。そして思いついたことはすぐに実行することも大事。

10年後の売り上げを考えるのならばわくわくするようなことを妄想して、未来に近づくためにどんなことができるか考えて、毎日少しずつ行動していくのがよいと思う。

しかし、極端に言えば明日支払うお金がないならば、今すぐできること、お金になる可能性になることを思いつく限り紙に書き出して、上から順にすべて今日中にしてみる必要がある。「私なりにできることを自分のペースで」なんてのん気なことは言ってられない。

こう考えると、保険の営業の方も顧客リストを見て、保険を変えた方がいい人をピックアップしてアプローチしてくれたのだと思う。それはいい行動だと思う。

が、行動したからと言って、必要なだけのお金が得られるかはわからない。お金を出すかどうかは相手が決めることだから。

私は困っています。助けてください。

こういうお願いも必要だと思う。それはお互い様だから。自分もいつ困るかわからない。

が、困っているのは本人で、そのとき助けるかどうかは相手が決めることなのだ。

何を伝えたいかと言いますと、自分が精いっぱい頑張ったからと言って、自分が望む結果が得られるわけではないということなのです。

前提はこれです。相手には相手の問題があるからね。

かと言って、世の中非情な人ばかりではないし、お互い様の精神で助け合うことも必要である。自分が本気で望めば助けがあるのも事実なのである。
100%望むことではないかもしれないけれど、手を差し伸べてくれる人はいる。

私の場合であれば、会社経営に行き詰ったとき経営を代わりをしてくれる人は誰もいなかったけれど、知恵を授けてくれたり、経営の勉強の機会をくれたり、心の支えになってくれた人はたくさんいたの。

だからね、困っていること、問題から目をそらさないで、何が問題で、解決するまでにはどんなことをどのくらいすればいいのか、ちゃんとわかっておく必要があります。
自分なりにがんばっているけど、なかなか仕事がよくならないって言っている人は、現実を直視していないか、自分の「よくなる」と思うことに到達するための行動が足りないだけです。

だってね、

みなさん、私はホームページ作りを一生懸命頑張っているんです。
だから、私にホームページを作らせてください。
私なりにがんばります。

と私が言ったとしましょう。

「ふーん」「へーっ」って感じですよね。別にホームページいらないしって思うかもしれません。

私が一生懸命頑張っていることと、みなさんが私にお金を払ってくれることは別ですね。
たぶん、みなさんのご商売がよくなりそう、売り上げが伸びそうだと思うような、役立つことを言ったらちょっと違うでしょう。それでも、みなさんの都合があるから「来年に予算取りしようか」とか思って、今は発注できないかもしれません。

これが現実。

でも、私は自分のお仕事のために、ホームページで何かお役に立てることはないか、ホームページをちょうどほしい人はいないか、探し続けなければならないんですよ。
欲しい売り上げがあったら、それに到達するまで行動するんですね。

なので、自分ががんばっても、成果がなかなかでなくても当たり前なんですね。

えーっ、それじゃやりがいがないとか思うかもです。

それは違うかなと思うんです。

私のことにまったく興味がないのが当たり前の世界で、それでも私に仕事をくれる人がいるから、仕事はここまで続いているんです。そういう人の出会いは奇跡かもしれません。だからこそ、ご縁を大事にしていきたいのです。

「がんばっています」「がんばります」という言葉もあいまいで、どんな行動をするのかよくわからないのですよ。

営業のためのブログを書こうとがんばってたとして、よくよく聞くとブログは書き上げていなくて、下書きのままということもあります。下書きのままであれば、人に読んでもらうことはできないし、ブログで営業はしていないですよね。

自分なりにがんばっても成果がでない原因は、ここにあります。
客観的にみると、手は付けているけれど、完成はしていないのです。
そういう人に、がんばっているからお金を払いましようということにならないですよね。

ですので、がんばってる自分が認められないと思ったら、
もう一度自分を振り返ってみましょうよ～。

もちろん、疲れたら休息するとか、リラックスする時間は大切です。でもね、明日食べるものがないならば、今日は猛烈仕事したり、営業したりすることが必要なんですよ。前向きにね。明日笑うために。

あっ、ひとつ言っておきます。がんばることは、暗く大変なことじゃないんですよ。自分の力を伸ばすひとつのチャンスです。そういう脳天気な思考で、よくなる方向に行動していると、ちゃんとよくなる方向に物事が動くんだなと実感しています。

あの保険の方も、私のような人をたくさん訪ねて行って、保険を切り替えてもらったかなぁ。私はですね、そのときは会社の売り上げが厳しくて自分の給与がカットされたときだったの。だから、やっぱり保険の契約は変えられなかったの。それどころか、一部を残して解約したという結末です (^▽^;)

まっ、こんなものです。相手は相手の事情がある。だから、奇跡的に条件があってお仕事ができること、しあわせだと思うようにしよ～。

ではでは～

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