人間の心の動きに関心を持つことは演技にもビジネスにも必要な力 ~ 劇団藤村組第二回目

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共感力が高いことがビジネスがうまくいかない要因と聞いて、最近私は混乱していました。なぜかというと、共感力が高すぎて、人の心の動きに興味を持てないからです。

共感力が高い方がいいと私は思っていましたので、自分の中で分裂しそうになっていました。が、11月4日・5日の劇団藤村組の研修で、「共感力」と「人の心の動きに興味を持つ」という、このふたつの考えが私の中で統合されてほっとしました。

こんにちは。Web集客のことをずばり言う「ズバリスト」、白藤沙織です。

共感力が高いと、その場は気分がよいものです。みんなと心を合わせることができるから。人間の心の動きに関心を持つと、冷静に周囲を観察することにもなるから、みんなと同じテンションでいられないことがあります。

でも、共感力が高いとデメリットもあるのです。今日は研修で気づいたことを書いてみます。

二日間とも、秋晴れのさわやかな日でした。

演じるって感情を爆発させることではない

共感力が高すぎると何が悪いのかというと、「楽しい」「うれしい」「おいしい」「悲しい」という感情にフォーカスしすぎて、相手も自分も何が楽しくて、何がうれしくて、何がおいしくて、何が悲しいのか、そういうことを考えなくなるのです。

一緒に楽しんで一緒に泣いてというのは悪いことではないのです。でもね、その場が盛り上がって終わり、結局相手のことは何もわかっていない、自分のこともわかっていないのです。プライベートであれば、まぁ楽しかったからいいかぁで終わることもあります。が、何も理解していない状況では、ビジネスにはなりません。商談で相手に共感してその場はいい雰囲気で終わったけれど、成約には結びつかない典型的なパターンはこれが理由です。ビジネスはほかの人の問題を解決することで成立するので、相手に関心を持つ力を育てることが必須なんです。

では、どう育てるかというと、この人は何が楽しくて、それはどういう理由なのかとか、自分の感情は脇に置いといて、そういうことに関心を持つということです。感情に合わせるのではなく、相手に関心を持つのです。

今回の研修では、私が指摘されたことがすごくよくわかったシーンが3回ありました。

1回目はグループに分かれてセリフの練習をしていたときのこと。
同じグループの宮川さんに、「同じリズムでセリフを言っていて、ただ読んでいるだけになってしまう。相手のセリフを聞いて、そして自分がどう思ったのか感じてセリフを言う。聞いて言うことに意識して」とアドバイスをもらったのです。確かに、私は自分の順番にセリフを読んでいるだけだなと思いました。

割当たっているセリフをただ感情をこめていうだけでは、お芝居として成立しないということです。

グループに分かれて練習中

ビジネスでいうと、自分の言いたいことだけを熱心に言っても、お客さんの心を掴めないということですね。

2回目は劇団藤村組の藤村先生が、演技をされていたときのこと。
相手役の瀬口さんと一度も練習をされていなかったのですが、瀬川さんがセリフを言っている間、ずっとセリフを聞いて演技をされていました。そうすると、大きく動いている人だけが演技するのではなく、その場の空間がお芝居の場面になります。そのときに、「あっ、共感力と人間に関心を持つってこういうことなのかな」とイメージできました。宮川さんに言われた「相手のセリフを聞いて」ということを目の前で実行されている感じです。

役の人なりきるのではなく、その人を通して自分ならどうするのか考えて自分を表現することなんですね。

藤村先生と瀬口さんの演技

ビジネスにたとえると、お客さんの話をよく聞いて、自分ならどうするのか考えてみるということです。ポイントは「自分ならどうするのか」だけでなく、「お客さんの話をよく聞いて、どうするのか考える」です。

3回目はグループに分かれて、練習中に藤村先生にアドバイスをされたこと。
特定の場面で、相手はどんな心理状態になってこういう態度、こういうセリフを言っているのか深く考えて、だから自分はどうするのかと考えてセリフを言ってみる、常に常に考えるということが必要ということです。

練習していた場面では、秘密を絶対に隠し通したい相手に対して、その秘密を話してほしいと必死になっている私が「お願いします」と言うのです。では、その「お願いします」にはどんな感情が乗るのか、そんな風に分析していきます。そうして分析してからセリフを言うと、みんなの演技が変わり場の空気が変わりました。

ビジネスでは、相手が何が必要なのかよく考えて、それにマッチするための解決案を考えて提案することかなと思います。

つまり、共感力が高すぎると、相手への興味が薄れてしまう。相手の人に興味を持つことだけをしていると、自分の感情が相手に合わせられなくなってしまう。どちらか一方が強すぎても、ビジネスは成り立たない。演技の練習を続けていくと、ふたつの力がバランスよく養われていくのだなと確信しました。

冒頭の共感力が高すぎるっていう指摘、そういうことかと視界がぱっと明るくなりました。

第二回目の研修内容

第二回目の研修は、まとめるとこんな感じでした。

1.物語の背景を知る

集合した後の研修は、脚本を理解するために現代物理学の「量子論」の基礎を藤村先生に解説してもらいました。
ヒュー・エヴェレットの「パラレルワールド」が今回のキーワードになるかな。

量子論の勉強をしているところ

2. ストレッチと発声練習

今回の発表はマイクを使わないので、身体作りも重要です。まずはストレッチで胸が開いて声を出しやすくするために、身体の緊張をほどいていきました。
そのあとに発声練習と続きます。顔の筋肉を柔らかくして、滑舌をよくする方法も習いました。

身体作りをしているところ

3.エチュード

その場で役と場面、条件を与えられて、相手と劇を作っていく練習です。
私は自転車に乗っている幼児が、向こう自転車に乗ってくる幼児とぶつかるという場面でした。私の条件はしゃっくりをすること。
もうひとつは、50代痛い女性が普通の男性と待ち合わせをするという場面です。

このエチュードでは、3年一緒に劇をやっている山本さんから、しゃっくりをしないでしゃっくりをしている表現をしていかないと、行き詰まってしまうとアドバイスをもらいました。たしかに、しゃっくりをしている人を表現するのに、しゃっくりをするだけなら芸がないですね。たとえば、ずっと口を押えて何かを我慢しているようにしていて、何か相手がするときにしゃっくりをするとかでないと、興味を持ってもらえないのです。こういうこと、平田オリザさんの本で読んで知ってはいましたが、実際に行動できていないので、習慣になっていないと気づきました。やはり体験が必要です。

痛い50代ってお題。
私が思いついたのは、イケメンを待つ女性

4.脚本を読んで練習

今回は脚本がざっくりと出来上がってきたので、グループに分かれてセリフ合わせから動きをつけて練習でした。
まだ配役が決まっていないので、役を交代に演じながら練習を深めていきました。

今回も身体と頭をめいっぱい使った研修でした。

ではでは~

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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