ひまわり市場の社長さんの言葉を胸に、心新たに出発します!
仕事を取り巻く環境がだんだん厳しくなっているいま、心がぱっと明るくなるお話を聞きました。
話し手は山梨県八ヶ岳にあるスーパーひまわり市場の那波社長。北海道中小企業家同友会の新年交礼会の記念講演の報告者で登壇されていました。
テーマは「お客様・社員・地域を笑顔にする経営」。講演には下記のふたつの目標があり、その言葉のとおり、情熱的で楽しく、聞いている人も笑顔になり、かつ深く考えることができた講演会でした。
- 聴いている人が元気になること
- 聴いている人が5つメモすることがあること
こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。
本日2月4日は立春。暦の上では春です。そして、2024年の本格的なスタートとも言われています。
縁起の良い日なので、那波社長のお話を文字に残しますね。
また心新たに会社のことを見直して、がんばろと勇気をいただいたんです。
ひまわり市場さんが素晴らしいと思ったこと
那波社長が話されていたことで、心に残ったことは下記の3つです。
1. いいものを仕入れて定価で売ること。
那波社長は、商品の品質にこだわり、いいものを仕入れ、定価で売ることを重視していました。
何よりも「どんなに売るテクニックがあっても、まずいものはうれない」と話をされていて、自信を持って売るためには品質が不可欠であると言い切っていました。この言葉が私には響きました。
お話を聞きながら、Webを提供している私たちも、「いいものを作り上げるんだ」とひとつひとつの仕事にコミットすることが大事だと思ったんです。そのためには、スタッフ全員がいい状態でいることが大事ですよね。社屋などのハード面での環境づくりは資金面などでスピードアップが難しくても、人と人とのつながりなどのソフト面はすぐに改善できます。スタッフがどうこう言う前に、私自身がメンタル面、健康面を整えていこうと思いました。
2. チラシ広告をやめ、ノルマを止め、スタッフがのびのびと仕事をしている。
ひまわり市場さんでは、チラシ広告をやめ、売り上げノルマを止めたそうです。これにより、スタッフの方々がのびのびと仕事ができる環境あります。こだわりの商品を仕入れられるのも、ノルマを気にしないで納得のいくものを仕入れられるようになったとのことです。安売りのチラシ広告をいっさい止めるのは勇気が必要だったと言いますが、チラシを止めても売り上げは変わらなかったとのことです。
厳しい状況で売り上げを伸ばしていくには、今まで当たり前にしてきたことも変える必要もあるのですね。
3. 店での売り方を徹底的に工夫したこと。
いいものを仕入れても、それを人に伝えないとモノは売れません。
「いくらおいしいものでも、食材は自分からおいしいですよと言いません。
だから、おいしいと愛情をもって伝えるPopをつけることにしました」と、ひまわり市場さんの商品にはPOPがついています。さらに、POPは売り場を通った人にしか見えないので、店内放送をすることにしたそうです。店内放送を取り入れることで、売り上げが10倍になったというのです。
POPや店内放送は、マーケテイング手法の中では特別なものではありません。それを実直に徹底的に取り組むことで成果を上げられているのだなと思います。基本に忠実に商売をする。商売がうまくいくのに必殺技はないよねと改めて思いました。とにかく、基本に従って楽しく、情熱的に仕事をする。それしかないように思います。
使える手は全部使って明るい職場を作ろう
日本有名企業でも定価で大量にモノを売ることには苦労されているのに、ひまわり市場さんではそれを実現されています。八ヶ岳にあるスーパーなのに、お客様は北海道の釧路や沖縄からもいらっしゃるそうです。
勤めていた大手スーパーが破綻したあと、卸業をへてひまわり市場さんに勤めるようになった那波社長。当初はアウェイ状態であり、引き継いだときには借金もあったそうです。
どうしたらいいのか深く考え、「高い、安いよりも、いいか、悪いかで勝負しよう」「売り方を考えていこう」と、日々努力をされてきたんだなと伝わってきました。「使える手は全部使う」という言葉が印象的でした。
私も那波社長から学んでまねできることは全部やって、明るい職場を作っていこうと改めて思ったのでした。
ひまわり市場さんのホームページ ⇒ http://himawari-ichiba.com/
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。