社内のバランスを考えていると、ブログを書くのが難しくなるかも

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スタッフが交代で書くブログは、みんなで励まし合って書けるのがメリット。

反面、みんなでひとつの世界を作るということだから、「何のために書くのか」「どんなブログにするのか」という想いを共有していないと、ひとりひとりが個性を出すのが難しいかもしれません。

私が個人的に思うのは、仕事で本気でブログを活用しようと思ったら、グループの調和を気遣う必要があるスタッフブログよりも、個人個人でブログを持った方がよいということ。
ほかの人を気遣うことなく、のびのびと自由に書いていく。
その方が楽しいし、読み応えのあるものになると思うんです。
自分の経験から無意識でそう思っていましたが、Web・ソーシャルメディア実践塾の塾生さんのお話を聞いて、個々の社員専用ブログを作るのが理想なのかもなぁと意識で改めて思いました。

その塾生さんのお話では、会社でスタッフが交代で書くブログは、日々の出来事の記録で、個性を出したり、好きなことをどんどん書いているわけではないと気づいたそうです。
でも、長年みんなで書いているので、自分だけが個性を出して、好きなこととか書くのが難しいというのです。

その気持ち、すごくわかります。

Web・ソーシャルメディア実践塾の様子
Web・ソーシャルメディア実践塾の様子

 

みんなでという想いが強いのも問題

2004年から私は会社でブログを書くことに決めました。
ブログで営業する方法を学んだからです。

初めてのブログは

これ!↓
札幌発!テクニカルライターの部屋
http://plaza.rakuten.co.jp/technicalwriter/

当時は、私ひとりでブログを書くという発想はありませんでした。
会社はみんなで盛り上げるものだから、会社の輪が大事。
ブログを書いて、みんなで仕事を獲得しようよって思っていました。ひとりだけ目立ってはいけない。みんなでやろうって気持ちが強かったです。

ただ、人には個性があります。
書くことが好きな人、書くことが苦にならない人、書くことに慣れていない人、実はやりたくない人とさまざまです。

「みんなで」というのは曲者で、ときには人を強制してしまいます。
強制してしまうと、本人は苦しくなってしまうので、ブログを書くことに消極的になります。

これは読者にも伝わるし、会社にとってもスタッフとってもよくないなぁと思います。

更新されないブログは、こんな感じなのではないでしょうか。

ブログも年々変わっていい

2007年にWEBサクセスを設立した時、設立メンバーの岸・白藤・蝦名の3人で、スタッフブログを書くことにしました。

http://websales.blog98.fc2.com/

そして私だけもうひとつブログを書くことになりました。理由はそうだなぁ、好きだから(笑)
http://websuccess.blog98.fc2.com/

3人のつながりは「ブログ」から始まっていたので、ブログの効果も確信していたんです。

それが、、、
続けることが大事だとわかっていても、交代制では責任が薄まるのかな。ひとりが書かなくなると、ずるずるとみんな書かなくなっていった気がします。
結局、3人交代のブログは、岸専用のブログにすることにしました。

人の更新状況を気にしなくてよくなると、私も気がラクになりましたよ。

そして、、、

それでも懲りない私は2015年に、ワードプレスでスタッフブログを始めようと提案しました。
このときは目的がふたつありました。
ひとつは制作スタッフの経験値を上げること。
ひとつでも多くワードプレスでサイトを作る機会を作ろうと思いました。

もうひとつは、会社の販売チャネルを増やすこと。
リアル営業で売り上げが落ちても、違うチャネルで仕事を受注できれば、全体の売り上げの落ち込みは防げます。
このときは大病したあとだったので、もし私に何かあってもブログからの販売チャネルは確保できるようにしたかったんです。

こんな風に思っていたのに、私自身がスタッフブログで書こうとすると、エクスマで習った「自分のこと、好きなことを書く」というところで行き詰ってしまいました。

ちょうど65期のエクスマ塾に通っていた頃です。
「ブログが書けなくなりました」
という私のつぶやきを聞いていた藤村先生が、「さおりんさぁ、好きにやれば」と言ってくれました。

好きにやるって何か。やってみたいことは何か。

私がブログを書きたいのだから、好きにできる環境を作ればいいじゃん。
「みんなで」と言っていたのは、私の覚悟の足りなさだったと思います。
やりたい人が覚悟を決めてやった方が、効果があります。
たとえ、会社の中では目立ちすぎたとしても、私がのびのびブログを書ける方が、結局会社に貢献できるのではないかというのが私の結論です。

若手社員も今年になって、2人別々のブログを持つことにしました。
2人の個性をもっと生かしたブログにするためです。
分けてどう思っているのか聞いてみました。
そうしたら、相手のことを気遣うと、自分だけゆるいブログを書いていいのかなぁと思っていたけれど、今はひとりなのでそういうことは考えずに書けるということです。

こんな経験から、書きたい人がその人専用のブログを持つ方がよい結果になると考えるようになりました。

あっ、スタッフブログはそのまま続けていて、書きたい人が書けるときに書いています。
今はそれでいいと思います。

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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