会社を存続できた理由
目の前にいる人を注意深く見ていたら、
言葉に出ていないメッセージが出ている。
特別な質問の答え方で、その人に影響を与えて動いてもらえるような言葉を選べるようになる。
言葉を魔術のように使って、行き詰っている人が行動できるきっかけづくりをする。
そうするためには、まずは観察することが大切なんです。
こんにちは。さおりんです。
私、「言葉の魔術師」との出会いがあって、今も経営者として働き続けています。
今日はその出会いについて書きます。
どんなに私が隣でおちゃらけても、自分の姿勢を崩さないところが伊勢さんらしいなー。
会社経営に行き詰っていた頃
どうして会社はうまくいかないのかな? 私はどうしたらいいんだろう。。。
開発の大きなプロジェクトが中止になり、お正月早々資金繰りが悪化するだろうと予測できて、正直途方にくれていました。
それは正文舎に来る前のこと。
2回の大きな危機を乗り越えて、何とか会社は回っていくのかなと思っていたけれど、2回目の危機からは借入金で会社を経営しているようなもの。現金はあるのだけれど、それは会社がうまくいっていることにならない。そんなこともわかっていませんでした。
とにかく目先の現金を稼いで給与を支払うのは私の役目。その間に開発部隊に大きな案件をがんばってもらい、資金繰りをよくしたい。
必死にがんばってきましたが、それでもお金は足りないし、経営陣にあせりも感じない。それがちょっと不安でした。
それでも、まだまだ給与が払うことができていたし、目の前に仕事はあるしということで、こみ上げる不安を押さえて毎日過ごしていた。
そんな頃、小樽で行われた北海道中小企業家同友会の会合の帰り、久しぶりに会った方と偶然一緒になりました。
JRの中でその方は、なぜか私に言葉について話をしてくれました。
そのとき、「どうして、今の仕事を選んだのですか?」と私に聞いてきました。
今ならばこの質問の意味がわかるのですが、そのときはとくに理由もわからず答えていました。
このやりとりは、なんか不思議だなぁと思っていました。
そんなことがあった後日、あるお客様の案件が私の力が不足していて対応できそうもない、販促のプロに相談したところ、これは経営にも関わるから自分の手に負えない。あの人に相談してみたらいいですよと提案してくれました。
そのあの人とは、言葉について話をしてくれた方。株式会社ZIONの伊勢さんです。
さっそくアポイントをとって、同友会の事務所でお客様のことを相談した帰り際のことでした。
「白藤さん、もっと重要な問題を抱えていませんか?」
そう言われたのです。
「えっ、実は、、、」と気づくと私は会社の事情を話していました。
不安をムリヤリ抑え込んで、何でもないように他社さんの可能性を聞いていたのですが、表情や振る舞いで「私はもっと大変なことを抱えていますよ」って私はメッセージを伝えていたんですね。きっと。
私にしてみれば、やっと本当のことを話せる人がいたことに安心したのだと思います。
後日、「伊勢さんはあのとき、どうして私に重要な問題がありませんかって聞いたのですか?」と質問したら、「話の切れ間に見える表情が暗かった」そうです。何かあるのかなと思って、聞いてくれたみたいです。
この日がきっかけで、私の状況はがらっと変わりました。
このまま黙っていても、会社はつぶれてしまうだけ。
決算書をもって再び伊勢さんに相談し、借入金はリスケして財政を立て直すようにしようと決めることができました。
このとき、私は取締役であり、社長ではなかったのです。
でも、このままつぶれましたということはできないなと思ったんです。
そんなこんなで1年間、中小企業庁の専門家派遣事業を利用して伊勢さんに相談しながら、
何とか危機から一歩出ることができたのでした。
今思えば、伊勢さんのひと言がなかったら、会社はどうなっていたんでしょうね。。。
そして、アドバイスを聞いて、出来ないこともあったけれどやろうと行動した私はえらいっっっ(自画自賛)
何よりもコミュニケーションは大事
小樽からのJRで受けた質問は、NLPから発展したコミュニケーション技術であるLABプロファイル(ラブプロファイル)です。
伊勢さんは私が販促の仕事をしていることを知っていて、効果的に言葉を使えるようになったらいいのでは? と思って、この技術を紹介してくれたそうです(これも後で聞いたこと)。
LABプロファイルって何? と思われるでしょう。↓こんな感じです
LABプロファイルとは、言葉と行動を分析し相手の思考パターンを把握し、相手への影響力のある言語を使う高度に発達した科学技術です。日常会話の中で活用することであなたのもつ影響力を高めることが可能なため、魔法と区別がつきません。
「LABプロファイルでは、ほとんどの人が理解できないことが理解できるようになる』と言われています。
引用元「LABプロファイル : 認定コース」https://goo.gl/sOeh0W
ZION株式会社のホームページより
会社を建て直している最中に、私は幹部と一緒にLABプロファイルを勉強しました。
人にはコミュニケーションするときのくせがあって、また理解しやすい言葉があることがわかりましたよ。
現在うまく使えているかどうか、それは定かではないのですが、、、
対人間関係でなぜうまくいかないのかということが理解でき、少しずつ起きている状況を客観的に分析できるようになりました。
その分析から推測して、こんな言葉を使ってみようと意識できるようになりました。
会社経営では結構ハードな経験をしましたが、そこから新しい世界が開けるんだなと思っています。
私も修行を積んで、言葉の魔術を使いこなしたいな、今はそう思います。
観察と言葉がけがいかに大事か、「倒産」。のリスクが高かったときに経験したら、そのすごさがわかるんです。
LABプロファイルの本があります。こちら↓
LABプロファイルを札幌で勉強してみたい方は、
伊勢さんのホームページを見てくださいね↓
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。