セブの生き方は、私の憧れなんだな ~ LA LA LANDが好きな理由

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映画 「LA LA LAND」を見てきました。映画館でみたのは2回目です。

今日は札幌駅の札幌シネマフロンティアで観ました

そのほかに、ニューヨークに行ったとき往復の飛行機の中で2回ずつ見ていたから、6回見たことになるかな。

ANAの機内誌の表紙はLA LA LANDでした

「どうしてこんなに好きなんだろうな。私は」

映画からの帰り道、LA LA LANDのオープニングで流れる「Another day of sun」を口ずさみながら考えていました。

映画を見たきっかけは、私が尊敬しているエクスマの短パン社長が推薦していたこと。

でも、これはあくまでもきっかけで好きになる理由ではないのです。なぜなら、短パン社長が勧めている映画でも、私は自分は見れないなぁって思うものは見ていないから。

ということは、自分自身が惹かれる要素があるだよね。それをちょっと深堀することにしました。

音が好き

まずね、私はミュージカルが好きです。ダンスがあるとわくわくします。自分でも踊りたい~~。

次は主人公のひとりセバスチャン(セブ)がピアニストっていうこともあります。私も一応ピアノが弾けます。ピアノの音は子どもの頃から聞いていて、とても落ち着く音なんです。LA LA LANDのピアノが出てくるシーンはどれも好きです。とくに冒頭のハイウェイでセブは車の中でテープを巻き戻して、ピアノ曲の出だしを聞いていたシーンと、自分のアパートでレコードをかけながら、レコードに合わせてピアノを弾くシーンがいい。好きなミュージシャンのように、曲を弾きたいって夢中になっている心が伝わるから。

セブのようにピアノが弾けたらと憧れてかった楽譜です

セバスチャンの学校の友達のキースの歌声も好きです。
当然、LA LA LANDのCDも2種類持っていて、かつYouTubeもヘビロテで聞いているよ。

 

 

服が好き

もうひとりの主人公のミアのファッションが好きです。ミアの着ている服の色、私の好みのものばかり。

たぶん、こういう視覚的なところはストレートに潜在意識に響くんだと思います。

動画に出でくるピンクのドレス、着てみたい!

いろんな面で好きなことが詰まっている映画だね。最初はそんな風に思っていましたが、ふとそれだけじゃないような気がしてきました。

社会の価値観が変わった感じがする

私は何よりも、女優になりたくてその夢に向かって行ったミアを支えているセブに惹かれるんだと思う。

自分自身も夢を追っているけれど、ミアの生き方を妨げたりしていない。

途中、ツアー活動で忙しいセブが久しぶりに家に戻ってミアと食事をしているとき、何もかも置いてツアーに一緒にいかないかと言っていたシーンでは、やっぱり女性の方が夢を中断するのなかぁと思っていましたが、、、ミアがそれを受け入れず、喧嘩になるきっかけになるんだけれど。

女性は恋愛と結婚・子育てをする中で、自分自身の夢が、恋人や夫や子どもの夢とすり変わったり、自分の夢をあきらめることが幸せと思うことがあるから。そんなシーンをたくさん見てきたし、それが女性の幸せっていう社会の通念があります。

私のお母さんは、当時としては珍しく私が生まれてからも働いていた人でしたが、私が2歳の頃に仕事を辞めました。私をみてくれていたおばあさんが仕事を続けられなくなったから。当時は保育園も整備されていなかったし、男性と女性、どちらが仕事を辞めて家にいるのかということになれば、自動的に女性だったと思う。そんな中でお母さんは自分が仕事を辞めて子育てすることになるのですが、あきらめきれなかったんだと思います。それは彼女のその後の言葉で、私がいたから彼女の生き方は変わったんだと無意識に感じ取ってきました。私のお父さんは自分でご飯を用意したり買い物に行ったりしてましたし、女だからこうしなさいとか言う人ではなかった。けれども、小さな子どもの世話をするっていうところでは、お母さんに「仕事を辞めたら」と言ったんですね。両親ともに男性が仕事をやめるって発想はなかったと思います。それが当時の社会的な価値観なのでしょう。お母さんには漠然とした不満が残り、それも本人も気が付かないくらいの不満だったのだと思います。社会的には、子どものために仕事をやめるっていいことをしていますから。と、今の私は分析しています(^^ゞ

その私は高校生の頃から仕事を続けたいと思っていました。で、結婚して子どもが生まれて仕事を続けるという夢は叶ったのですが、、、

私の結婚した人は、女性が仕事を続けるということを心の底では認められなかったのだと思います。専業主婦として生きてきた母親を持つ彼と、キャリアをあきらめたあとも何かしら仕事をしていた母親を持つ私とでは、どうしても生活する中で価値を共有できなかったのだと思います。で、私は妥協しきれなかったから、離婚ということになるのですが、、、私はやっぱり私がしっくりくる生き方をしたかった。家事を分担して、経済的な負担も分担する。そんな生活の仕方です。でもそれは、女性としては失格かもなぁと自信を持てないときもありました。

だからね、なんだかんだあってもミアを応援し続け、重要なオーディションに受かるかどうかのときに、「(パリで)仕事に没頭しなきゃならないよ」ってはっきり言ったセブにジーンとくるんです。夢をあきらめろとも、勝手にしろというのでもなく、かつ自分は夢を実現するために地元に残るってセブは言いました。

「ふたりの関係は様子を見る」っていうのも、いいなぁと思うんです。

未来はどうなるかわからないし、でも好きだから別れるのでもなく、、、様子を見るってことにして保留。いいなぁと。

映画ではその後、ふたりは別々の道を生きるのですが、それは仕方がないこと。

そのときそのときで、生きていくための条件は変わるから。

 

というわけで、私がLA LA LANDを好きなのは、そうかセブのような人に出会いたいという想いがあったんだなぁと気づいた次第。

また見に行っちゃうかもね。

今日は久しぶりに会った、お友達のきいちゃんと一緒です

この動画、英語が全部聞き取れたらいいなぁ。。。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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