似てない母娘

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folder 白藤沙織のこと

「おかあさ~ん、”いんえいらいさん”が読めなかったの?」

家に帰ると娘が聞いてきました。

自分の母が社会で恥ずかしいことをしているんじゃないかと心配している娘は、母が発信するものをチェックしています。ってか、ブログは誤字脱字はもちろんのこと、文章のねじれ、主語と動詞の不一致などの文法チェック、論理がずれているなどなど、校閲してます。

さて、いんえいらいさん、漢字で書くと「陰翳礼讃」は作家の谷崎潤一郎が書いた随筆です。我が家でどうして、谷崎潤一郎の話題になったかと言いますと、ツイッターがきっかけです。

先日、エクスマの師匠である藤村先生がこんな投稿をされていたんですよ。

これを地下鉄で読んでいた私は、

あれ?なんていう本だろう。私、漢字が読めない、、、

日本語、わかんない、、、

師匠の世界観を知りたいたいなぁって思って、このツイートを読んだあとすぐに「題名から読めません(°_°) 日本語、がんばります。」ってリプライしました

我が子はそんな様子を私のブログに埋め込んであるツイッターの投稿を見て知った模様。

「えーっ、みんちゃん(娘のこと)読めたの?」 と聞いたら、「うん。あの翳という字は旧字体でしょう」と言う。

旧字体とかさらりと言う娘は、日本語・日本文学を専攻しており、国語が超得意な人です。国語だけは高校入試で北海道内でトップクラスで、高校でも古典も現代国語も得意でした。難しい漢字を読めるし、日本文学を読んで論文なんか書いていたので、本当に私の生んだ子なんだろうかとか思ってしまうんです。私、古典なんて勉強した記憶がないし、現代国語だけで受験してましたからね。

親子って言っても別人格ってほんとだわ。

「陰翳礼賛、読んだらいいよ」

「言われる前に買いましたぁ」

と、どっちが親だかわからない会話になっちゃうんだよなー。

「陰翳礼賛」を読み始めました。

英語で子育てしていた日々

私はと言えば、社会科が得意で特に世界史が大好きでした。国別に並列にした年表を作り、ひとり世界の流れを見てワクワクしているような人。大学では世界史を専攻していたんですが、英語には苦労してました。

子どもが生まれたときに「この子には英語は苦労させたくない」なんて思いながら、生後まもなくから、せっせと英語子守歌などのCDを聞かせてました。

数を数えるときだって、「いち、にー、さん」って数えた後、「One Two Three」って教えてたし。

「ワン 、チュー、チュリー」と数えているのはほほえましかったなぁ。

その後も、英語圏の子どものビデオを買ったり、英語教材を買ったりして、一緒に遊んでたんですよ。そして、娘も7~8歳くらいまでは、私と遊びながら英語を楽しんでるようでした。

それなのにですよ

大きくなるにつれ、そして自分というものがしっかりしてくるにつれ、娘はだんだん日本語文学とか古典が好きになっていったんです。

まっいいんだけれど、親の想いは親の勝手。勝手な期待したのは私であり、本人は何にも関係ありません。

子どもは子どもの人生があるからね。いいんですよ。

それに私は子どもの成績と言うものにあまり関心がなく、、、大学受験期に「お母さん、子どもの成績にちょっとは興味をもとうよ」って娘に言われたくらい、子どもの成績のこと知らなかったんですが、、、

卒論の季節に、どんどん増えてくる江戸文学の本なんか見ていたとき、「あー、あの英語はどこに行っちゃったんだろうなぁ」とつい遠くを見てしまいました。

たぶん、娘は小さな頃に英語が好きなんじゃなくて、お母さんと遊ぶのが好きだっただけですね。

私から生まれて、一緒に住んでいても、これだけ違う母と子。違いを大事に暮していきたいんです。

だって、漢字を読んでくれるのは重宝するんだもん。あっ、何か違う(^^;

保育園の頃から、なぜか娘の方がお母さんのようだと言われてました。
雰囲気は私そっくりと言われている娘ですが、二人並んでいる写真を見ると、目のあたりが違いますね。

彼女曰く、「私の目はキツネ目なの。お母さんはタヌキ」。違うところを必死に言うのはなぜだろう(^^;

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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