起きていることはすべて自分の責任なんだね

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周囲に不平不満を言っているだけでは、なかなか状況は変わりません。
なぜなら、自分の行動や考え方は自分で変えられるけれども、他人の行動や考え方を変えることはできないからです。自分は正しくて、他人は間違っている。人はこう思いがち。

そして、本当に自分が正しくて、他人が間違っていることもあります。そんなときでも、「自分の責任」って思えるかどうか。ここが、「起こっていることはすべて自分の責任」って知っているか、理解しているかの分かれ目になるなぁと思います。

ちょっと女優の気分を味わえるのも、自分の行動の結果だよ

私にはすごく難しいテーマで、絶対に受け入れたくないことでもありました。

病気まで引き寄せちゃった、他人のせいにしていた時期

私が成り行きで社長になって、大きな壁にぶちあたったとき、
「起きていることはすべて自分の責任と思って対処するしかない」とアドバイスをもらいました。それの意味がわからなったし、それでは解決しないまで思っちゃいました。こう考えることで、さらに自分を苦しめていたんですね。
今ならば、「うんそうだね。私にも行動にも問題があるね」とか、心穏やかに受け入れられなかったとしても、自分も影響しているってわかります。

「あぁ、私も嫌いだから、この人に嫌われてもしょうがないよなぁ」とか、「そうだね。私の伝え方も悪いよね」とか、起こっている問題に自分も関わっているとわかるし、誰かが一方的に悪いわけでもないこともわかります。人はみんな自分では、うまくやろうとしているし、必ず行動には理由があるわけです。

が、そのときはわからなかった。
言い訳するとね、
銀行とのリスケの交渉がうまくいかず、10年の返済計画が5年になり毎月借金と給与が払えるかっていう緊張状態で、おまけにひどい貧血がわかり「インフルエンザとかにかかってたら、死んでましたよ」と医師に言われた健康状態。仕事をしてお金を稼ぐことでいっぱいいっぱいで、そのほかの社長業をする心の余裕がなかったんだと思います。

そんな状態で、がんばったね私。

なんて自分の中では、どうにでも言えますが、、、

ほかの人にはまったく関係ないことなんです。

私が借金を背負ってようと、貧血であろうと、それは私の問題で、ほかの人には関係ないことなんです。社長になった以上は、会社の問題はすべて自分の問題で、どんな問題が起ころうと、それは社長である私のせいなんですね。

なんで、私が悪いのよーーーーっ、
なんで、私ばっかりこんな思いをするのよーーーーっ

なんて絶叫しても、状況は変わりません。
ほんとに絶叫してましたが、それだけでは状況は変わりませんでした。実証済み(^^ゞ

絶叫しながらも、問題解決の行動をすると変わりましたがね。絶叫のしてもしなくても、行動したら変わりますから、無駄なマイナスのエネルギーも使うわけです。その頃はほんと、いろんなことが起きてたなぁ。一生懸命に対処してましたが、心の中で「なんで、なんで私ばっかり」ってマインドがよくなかったね。

そうしたら、一連の問題が解決したとき、ほんと深刻な健康状態だということがわかりました。

よくないマインドが病気を引き寄せたんだなぁ。

身体が「あんた、ほんとにヤバいんだから、いったん仕事をやめな」と、強制終了したんですね。ほんと身体は賢いわ。

こうして、半強制的に仕事から離れざるを得なくなり、仕事に復帰したときには統合がすっかり終わり、社長職から離れたときに、新しい出会いがありました。

体調が最悪の状態を引き起こすのも自分
テニスの試合に負けたのも、自分の責任なのよ

自分の問題なら自分で解決できるよ

仕事から復帰したばかりのとき、「自分がNLPのトレーナーの資格を取ったので、講座を開くから来てみませんか?」ってお誘いを受けました。

NLPのことを詳しく書くのはまたの機会にして、この出会いは大きかったのです。

NLPには前提というのがあり、まず覚えておく必要があることがあります。
その中に、こんなフレーズがありました。

  • 人は、持てる限りのリソースを使ってベストを尽くしている(行動は適応するための調整であり、今とっている行動はとりうる最善の選択である。全ての行動は、肯定的な意図が動機となっている)
  • あなたの心/精神を管理しているのはあなた、よってその結果もあなたの責任である。(私の心/精神を管理しているのは私、よってその結果も私の責任である)

すぐには「そだねー」とか明るく受け入れられませんでしたが、NLPを学ぶにつれてそうなのかもなぁと徐々に起こることや人に対する考え方が少しずつ変わってきました。

素晴らしい人格者になったわけでも、いつも心穏やかに暮らしているわけでもありません。いつも冷静に物事に対処しているわけでもありません。

が、「あぁ、なんか自分の行動が悪かったのかもなぁ」と振り返ることができるようになったこと、この人はどんな意図でこう言っているのかなぁと思えるスペースが私の中にできたことは確かです。

そしてね、起こっていることは自分の行動の結果ですって思えると、まぁ仕方ないわねーとか納得するようになり、「なんでなんで」という想いは薄れていったように思います。

自分の責任って思うと、自分で解決の糸口を探せるようになるのでラクですよ。

私はジェットコースターに乗っているような、激しい環境の移り変わりの中でやっと掴んだ感覚ですが、かしこい読者のみなさんは、もっと軽やかに理解できるんじゃないかなぁ。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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