ビジネスに演劇は活かせるか ~ 劇エヴァシーズン2 スタートしました

公開日時:

最終更新日:

folder エクスマ, 北海道中小企業家同友会

劇エヴァシーズン2の研修が始まりました。
2018年7月~2019年2月までの8か月間、お芝居を通してビジネスに必要な力を学ぶコースです。

劇エヴァシーズン2が終わったあとの集合写真

エクスマの未来を創出するだろうと思う。
現代のビジネスでは、文化芸術の要素はとても大事だと何年も前から言っている。
論理的能力、空間処理能力、感じ取る力、直観力、などを養うことが唯一、コモディティ化から脱する手掛かりになる。

藤村先生は、こんなことを考えて劇エヴァのコースを作ったそうです。

そんなお話を聞いていて、私は本気で取り組んだらどうなっちゃうんだろう。まだ誰も見ていない世界を見てみたいと思いました。

昨年劇エヴァを体験して、自分自身を振り返ると、表現力は確実に上がっていると思うのです(さおりん比ですけどね)。
セリフを何度も何度も練習し、作り上げたお芝居も、本番ではたくさんのアドリブが入って、相手を受け止めつつ、それを利用して自分も表現するって過程で、力はつきつつあると思うのです(あくまでもさおりん比ですがね)

そんな理由もありまして、シーズン2もあると聞いたとき、学んだことを深めていきたくてお芝居を続けることにしました。せっかくいま生きていて、元気でいるから、未知の世界を見てみたい。こんな感じです。

今月の課題

シーズン2の幕開けは、藤村先生の「なぜ、演劇がビジネスに役立つのか」という話から。
演劇に必要な「演出力」「演技力(表現力)「脚本力」、この3つ力をつけるとビジネスにも役立つというのです。

そんな話を聞いた後、さっそくワークが始まりました。

チェーホフの「かもめ」のシナリオの一部が手渡され、男女ふたりペアになってセリフを読み上げるという練習です。今回は演劇経験者の瀬口さん(ハート)がいるので、雰囲気がちょっと違います。藤村先生とハートが読み合わせのお手本を見せてくれました。

演劇経験者お二人のパフォーマンス。本格的だったよー。
漢字が読めないなんて言ってる場合じゃないですよ。

宿題は、かもめの中のセリフのひとつを何度も何度も大きな声を出して読んでくることです。
この宿題が出されると、いよいよ始まるなぁと思います。この練習をすると、滑舌が格段によくなりますからね。

かもめのあとは、グループワークです。
3グルーブに分かれて、「お金」をテーマに10分程度のお芝居を作って、翌日に発表するというもの。

今回のチームメンバーはこちら!
藤井さん(マット)は新春セミナーで一緒のグループで、革命家を演じた藤井さんのガールフレンド役が私でした。半年ぶりに一緒にお芝居しました。
平松さん(まちゃ)は、エクスマ塾時代からサポートをしてもらっていた方。前回の劇エヴァではグループが違ったので初めて一緒になりました。
田中さん(カズマ)と下澤さん(A子ママ)は、今回からの参加です。

今回のグループは5人。
藤村先生とアイディアだしをしているところ

これからの通貨の流れとして、ビットコインがあり、ビットコインの技術を支えるのがブロックチェーンという技術。「お金」という概念も変わりつつあることを、グループそれぞれでどう表現するかというのが課題です。

初めて集まったので、最初はなかなか話が進まず。。。
それでも、話の構造は、映画のようにバックトゥザフューチャーのように、タイムスリップをして未来にいき、そこで新たな体験して気づきを得た後、再び現在に戻るということになりました。

懇親会のあと、カズマがシナリオをざっくりと作ってくれて、それをもとに話を作っていきました。

シナリオ作りも佳境に入ってきました。

練習は次の日の午前中もあり、途中藤村先生が見てくれて、何度も何度も同じシーンを繰り返していく練習をしました。はやくあり得ないくらいのスピードで演じていくことで、がらっと雰囲気も変わり、演技もリズムよくおもしろくなっていきます。演技する側の心の持ち方や雰囲気で、見る側の感じ方や評価が変わります。そのことがよくわかる出来事でした。

本番は3グループとも、お金の表現が違って面白かったですよ。
●1グループ目
現金、電子マネー、ビットコインの違いを、車の購入を通して表現していました。

お芝居を通じて、現金、電子マネー、ビットコインの違いが伝わってきます。
清水さんの「ゆでがえる」のイラストはいつ見てもおもしろいなー。

●2グループ目
ドラえもんの世界からビットコインの説明をしていました。

ビットコインを作ったのは、のび太君の子孫であるセワシ君だったの?
ビットコインで変わる未来を表現。立ち位置、動きが素晴らしいと思いました。

●3グループ目(私たち)
金至上主義の社長がベーシックインカムの時代にタイムスリップしたあとの変化を描きました。

金至上主義の社長の会社で、今日も社員が辞めていく。。。
タイムスリップして、スマホは2068年になっていた
2068年では、教科書にも載るほどの有名人になっている社員。
居合わせた女子学生にキャーキャー騒がれて、写真を撮ってます。

同じ「お金」に関する話を聞いて、劇を作っているのにそれぞれグループでの表現が違っていて面白かったなー。

演劇はコミュニケーションの練習

演劇は、自分とは違う人になれる。違う人になるということは、他人の思考や思いを共有することになり、いろんな価値観や気づきがあるそうです。多様性を認めつつも、その中で自己表現していく。そんな技術がつくとか。だから、自分がセリフがないときでも、この役の人はどんな気持ちでこのセリフを聞いているのかなと想像することで、どんどんほかの人が考えられるようになります。これはまさにコミュニケーションの勉強になる。そんな結びの話を藤村先生から聞き、演じる力を伸ばし続けたいなと思ったのでした。

劇エヴァという「遊び」に浸り、徹底的に行動してみる。
たぶん、それは仕事に生きてくるでしょう。
自分で決めたルールの遊びをどこまで真剣にできるのか。
まだ、どうしていいかもわからないけれど、、、
まずはチェーホフのセリフを読むところから始めます。

— 番外編 —
今月の練習の成果

練習すればするほど増える2068年の有名人「バズマ」との写真

コメント

comments

 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly