本当の自分を見せた方が、ブログは結果がでると思う
業界の集まりでブログを書いたらいいとアドバイスを受けたけれど、お客さんが増えません。
どうしたらいいでしょう。
こんなご相談をいただきました。
初めて会ったその方は、美容のお仕事をされていて、プロとしてのスキルアップはもちろん、Webマーケティングも熱心に取り組んでいます。
直接お会いする前に読ませていただいたら、お客様のお悩み解決の事例を書かれていました。
ビジネス的に言えば、ターゲットとなるサービスとお客様も絞って、ひたすらそのことをテーマにブログを書かれているようでした。
こういうブログは、一般的に言えば反応がある鉄板のパターンなんです。
どうして、お客様が増えないのかな? そんなことを考えて実際にご相談者様と会ってみると、、、
なるほど、、、
「それでは成果がでないですね。すごくもったいないです。」と私は言いました。
自分の個性をのびのび表現したほうがいい
なぜ、私が成果がでないって思ったのかと言いますと、、、
ブログのコンセプトと、その方がやりたいと思っていることが一致していなかったのですよ。
その方は、その業界の資格の勉強をしている最中です。ビジネスコンサルタントさんのアドバイスに従って、提供するサービスを絞って、潜在的なお客様にむけてブログを書いています。また、SEOも意識しなさいとの教えで、地域名+サービス+お名前を含めたあいさつ文を入れていました。
この考え方、とてもよいと思うのです。
が、ご本人がそれに納得していなかったんですよ(@_@)
ひとつの手段としては納得してされていましたが、自分のビジネスはそれではないと思い始めていたという感じです。
資格の勉強の前からプロとして実績を積み上げてきたその方は、「〇〇のお医者さんみたい」と長いお客さんに言われています。
来てくれたお客さんの状態に合わせて、大胆な提案をしてみたり、お客さんの健康を守るために絶対にしてほしいことも伝えているというのです。
(詳しく書けなくてごめんなさい)
そういう自分なりに築き上げてきた技術、考え方のお話を伺っていると、「目がきらーん☆彡」と輝きだし、とても楽しそうでした。
あっ、今のお話を素直に文章で表現するとよいのでは?
私はそう思いました。
そして、私がお客さんだったらこんなことを知りたいですよって具体的に伝え、ひとつひとつブログ記事にしていったら、反応があると思いますとお伝えしました。
本当にそう思うから。
そしてもうひとつ。
ほかの方が作った資格ビジネスの枠の中で、ご相談者さんの個性は生きないように思ったのです。
人間的にとても大きくて、自由な方で、お話を聞いているとめっちゃおもしろい。
それなのに、あるひとつの型に収まってしまうのはもったいないなーと思ったんです。
文章の出だしも、これがSEOに効果があるからと、そのコミュニティの方はみんな同じ書き方をするそうです。
このお話ひとつとっても、個性がなくなってしまうように思いました。
事業継承のこともあり、少しでも多くのお客さんを集めたいって思って取得しようとしている資格。
それ自体は何の問題もないんです。
でも、自分のやりたいこと、楽しいことも大切にしていかないと、せっかくブログを書いていても、お客さんがこないってことにつながるんだなと思います。
なぜなら、私は自分の書く記事には自分の気持ちが入っていき、読んでいる人に伝わっていくって思うんですね。
書いていることそのものに、自分らしさが消えてしまうようなことが含まれていたら、効果がないですね。
私自身も鉄板のルールですよってお伝えできるノウハウあります。
ですが、お客さんご自身がそれを「いい」って納得していない限りは、実行していない場合が多いですし、実行しても気持ちが入っていないのでいまひとつ読んでも伝わらないものになっています。
だから、ブログでお仕事したいって思うときは、自分の心にまず素直になるってことが大事なのかもね。
本当の自分でいないと、記事を書き続けるのも辛くなり、それが悩みになっていきますから。
アドバイスする立場にいる私は、目の前のお客様の本当にしたいことをくみ取って、自分の型を押し付けるのではなく、一緒に型を発見していきたいなと思った出来事でした。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。