勤続年数と働き方の変化と会社と

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10連休という長いお休みが空けた5月7日、正文舎では夕礼で勤続年数の表彰が行われた。
これは正文舎の就業規則で決まっている毎年の行事である。社長も含めて、入社から5年、10年、15年、20年、25年、30年、35年、40年目にあたる人はみんなの前で表彰されるのだ。

名前を呼ばれて前に出ていく社員たちは、ちょっぴり照れくさくて、ちょっぴり嬉しそうだった。
ちなみにうちの会社の社長も勤続25年になるので、別に総務部から表彰状が送られている。

勤続年数とは「今の会社で働いている年数」のこと。勤続年数25年というと、正文舎で働いて25年になるということだ(当たり前だけど)。

こんにちは。小さな会社のWeb屋 ときどきライターのさおりんこと、白藤(しらふじ)沙織です。
先週末は体調がよくなくて、うちにこもってYouTubeばかり見ていた。そのとき、ある教育大を卒業したばかりの男性が、ピアニストを目指して練習風景やピアノ上達のコツをアップしているのを見て、会社ってこれからどうなるんだろうなぁと思った。楽しそうに動画をアップしている中にも、フリーターとして生きる不安のようなものもちょっぴり感じたのだ。なので、これからの働き方ってどうなのかなぁと考えていました。

表彰のイメージはこんな感じ。
うちの会社の社長はもっと若いけれどね。

会社が存続する意味とは

いろんなことが起こるにしても、長く働ける会社だということはいいことだなと思う。正文舎が選択されていることだから。技術のノウハウや慣習が蓄積されていくことなので、正文舎の文化が作られていることでもある。

「ひとつの会社で長く働く」。終身雇用制が当たり前だった日本では、会社が歴史を作ってきたといってもいいかもしれないな。

が、今の時代は価値が多種多様になっていて、「ひとつの会社で長く働く」ことがすべてではないことも実感している。

採用面接をすると、ひとつの会社だけで働いていたという人にはあまり会わない。
ユーチューブを見ていると、会社には就職せず、自分で編集して動画で配信しながら生活している若い人たちもいる。いずれプロになることを目指して、練習風景なども含めて配信しているのだ。おもしろいなと思うし、応援したくなる。
コンテンツマーケティングの本を読んでいると、反応を高めるためには会社名ではなく、個人名でメルマガを発行するという文章が出てきた。

会社中心に回っていた世の中が、会社中心でなくなるということ。今までも理解しているつもりだったけど、この頃はその事実を突きつけられているように感じる。

会社にいると、今まで通りに仕事があって、目の前にはするべきことがある。それは何も変わらない。だから、「会社」は永遠にあるように感じる。

けれども、ちょっと外に目をむけると、「会社」の影は確実に薄くなってきているなと感じるのだ。

では、今の時代で、「会社」であるよさは何だろう。

ぱっと思いつくのは、言葉は悪いけれど「代わり」がいるということ。担当スタッフが休んでも、別のスタッフがかわりに仕事ができる。協力し合えるよさが、会社のよさなのではないか。

けれども、「代わりがいる」ことが会社のメリットなのかと聞かれると、それだけではさみしい気がする。

会社とは何だろう。

今の私はすぐに答えることができなかった。そして、明快な答えがでるまで、考え続けたいなと思った。それがたぶん、これからも会社が存続するための答えだと思うから。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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