自分の考えを信じるためにやってみたこと

今日、おもしろい実験をした。
それは、自分が執着していることを手放すために、自分のお葬式をすると仮定して、何を感じるのかというワークをしたのだ。

奇妙なことしているなって思う方もいるでしょう。
それが、なかなか快適なことだったので、ちょっとブログに書いてみます。

こんにちは。Web集客のことをズバリ言う「ズバリスト」、さおりんです。

なぜこんな実験をしたかというと、たまたま私が所属しているカウンセリングの会で、クラスのリーダーが準備してきたワークだったからです。おもしろいテーマでした。

何も感じなくなったときを想像したことありますか?

何かがうまくいっていないときは、たいていは自分が何かにこだわっていて、考えが凝り固まっているときだと思う。ほかのテーマでは柔軟に考えられるのに、あるひとつのテーマでは自分の考えに執着してしまっている感じ。そして、人の話を受け入れられず、自分の考えを主張し続け、反感を買うというようなことをしているように思う。それはたぶん、心が傷ついているところで、癒しを求めているところなんでしょう。たぶんね。

執着しているのは苦しい。
たとえば、他人を変えようとして必死になっているのは苦しい。人を変えるのは不可能だから。

そして、この苦しさから逃れるために、人は愚痴を言ったり、相談したり、セミナーに行ったり、カウンセリングとかコーチングをしたりするのだと思うけれど、無意識に執着しているものを手放すのはなかなか難しいのだ。
なぜなら、もう自分の一部のようになってしまい、自分が正しいと思い込んでいるので、考えを変えることは大変な作業になるから。本当は手放すほうがラクになるのに、それができないから苦しいのだ。

で、リーダーの提案は、自分が死んだと仮定して何を思うか感じるかやってみようということだった。他人を気にするから、いろいろと大変なわけで、認められたいがために自分が正しいとがんばってしまう。
でも、死んでしまったら何も感じない。それ以上、考える必要はない。

で、実験してみた。

そうしたら、私は周囲の雑音が消えて静かになったように感じた。それは心地よいものだった。もう、人のことが気にならないし、人の言うことも聞こえない。

あれ? なんか自由だよ。

そしてすぐに、私は比較や競争の中で傷ついたんだなぁと改めて思った。

いつも何かと比較していたように思う。
学校の成績があまりよくない時代は、あの人のように優秀になりたいと思ったし、成績が良くなった時代は、自分がうまくできているのか不安だった。

つまり、いつも誰かの評価を気にして、いい評価を得なければならないとこだわっていたのである。

人のことが目に入らず、人の言うことも聞こえない世界では、自分自身に集中できる。自分自身に集中していると、自分の考えで何でもできるのだ。それは本来心地よいことで、誰かの妨げになるとか、誰かを傷つけることではない。

みんながそのような状況であるならば、何の問題もないけれど、残念ながら社会はそうなっていない。

常識のレールから外れてしまう人は、レールに乗るようにいろいろと矯正される。矯正されるとき、自分が悪かったんだろうかと罪悪感を持ってしまったりする。

自分が死んだとしたら、そういう声は聞こえない。なんて自由なんだろうって気持ちがわいてきた。

人のことがまったく気にならなかったら、自分自身でいろんなものを選択できると思う。どう思われるかなど気にせずに、これが必要と思うことを自分で選んでいける。

そんな感覚。

ならば、日常でもノイズのような情報に振り回されず、静かな環境で自分はどう考えているのか、意識できるんじゃないかと思った。

自分の本心を知っていたら、ブレない選択ができる。自分自身を信じて決断できる。これは自分の人生を生きることだ。

ほんの15分くらいの体験だったけれど、貴重な時間だったと思っている。ほかの人がうらやましく感じるときは、この実験を思い出して、静かに自分の心と向き合ってみよう。

ではでは～

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