好きは興味の幅を広げてくれる ~ 奇蹟の芸術都市バルセロナ展で感じたこと
スペインはなぜか私が惹かれる国です。
南アメリカ大陸の国々を侵略した国でもあり、その後スペインの無敵艦隊がイギリスに敗れるとか、いまだに頭に残っていることもあります。
「神様に一番近い言葉はスペイン語」と聞いて、高校生の私はスペイン語を習ってみたいと思い、第二外国語でスペイン語が選べる大学を選択しました。だから、ちょっとだけスペイン語がわかります。
テニスを始めてから好きになった選手は、スペイン人のJ.C.フェレーロ。今はナダルも好きです。そして好きなコートも、クレーコート。
5年前に行った研修では、スペインのバスク地方の人たちと知り合いになり、民族の言葉に誇りを持とうということも学びました(バスクの人たちはスペイン語もわりかますが、日常はバスク語を話します)。
好きなノートは、スペインのブランド「ミケルリウス」のもの。ここに妄想を書くのが好きです。
というように、アンダルシアのひまわりとか、サクラダファミリアとか、フラメンコとか、スペイン料理とかそういうものではなく、ピンポイントでマイナーな部分に惹かれているんです。それなのに、まだ一度も行ったことがありません。
そんな私が札幌で「奇蹟の芸術都市 バルセロナ展 ─ガウディからピカソ、ミロ、ダリまで─」があると知ったとき、「あっこれは行った方がいい」と思いました。芸術を通して、スペインを知ることができから。
そうして秋も深まってきた今日、赤や黄色の彩豊かな札幌芸術の森美術館まで行ってきましたよ。
私は美術や建築の素養がないので、音声ガイドを借りて解説を聞きながら回ることにしました。
バルセロナ展では、19世紀後半のバルセロナ都市計画~スペイン内戦までの約80年間に生み出された作品が展示されていました。ガウディ、ピカソ、ダリ、ミロなど有名なアーティストが生まれたバルセロナだから、奇蹟の都市と言われているんですね。
最初に印象に残ったのは、バルセロナで産業革命が起こったときの工場で働く少女の絵です。過酷な環境で働かされて、その当時の女性の平均寿命は23歳だったそうです。ジュアン・プラネッリャ「職工の娘」(1882)で検索してみてね。
そして一番印象に残ったのは、ジュアキム・ミール「貧しき者の大聖堂」という絵です。ガウディが設計しているサクラダファミリアが奥に描かれており、中間はそこで働く人たち、手前には生活に困窮している人々が描かれています。階級社会を段階的に印象付ける絵だなと思いました。画家も格差社会を批判するために表現したそうです。
労働者階級の人たちに目がいくのは、私の中にも労働者階級の部分があるのだと思います。大卒ですから中産階級の部分もあるのですが、育った環境は労働者階級に近いのでミックスという感じかな。そんなことに改めて気づきました。
作品を見た後は、しばしショップでお買い物タイム。
かわいい小鉢を見つけて、買ってきました。これでお料理が楽しくなるかなぁ。
約1時間半バルセロナ展を見た後は、一緒に行った友人たちと札幌芸術の森の中をのんびりと散歩してきました。
そして、夕飯は友人のお家で水炊きをして食べるという、芸術と食欲の秋を楽しんだ一日でした。
それにしても、ブログにするとスペインに惹かれていると言いつつ、スペインのことを語れない浅い知識の私です。もっとスペインを知り、2年後くらいには旅行に行こう。そんなことを思う秋。
※バルセロナ展の知的な解説された記事を見つけました。
展示されていた作品の写真が多く掲載されているので、興味があればどうぞ。
●一時代、一地域に花開いた文化財の名
http://adcculture.com/journalist/shiratori-79/
ではでは~
<受付中>
★「上級ウェブ解析士さおりんWeb集客ズバリ解説します」(メルマガ
https://www.reservestock.jp/subscribe/112448
★Web集客コンサル、ブログのプロデュース、SNS活用についてのお問合せはこちらからお願いします
https://saorin.websuccess.jp/request/
コメント
この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。