ソーシャルメディアはお客様を連れてきてくれる
こんにちは。ホームページを圧倒的にする仕掛け人 白藤沙織(さおりん)です。
今日はソーシャルメディアを使った広報について、新入社員と一緒に考えていました。
藤村正宏先生の「エクスマ塾」で学んだ私は、社内をじわじわとエクスマ化する野望があります。

彼女にブログやソーシャルメディアの活用方法を説明をしていて、
「ブログやソーシャルメディアは大切な私の仲間!!」
としみじみ思いました。
なぜって、ブログやソーシャルメディアはたびたび私のことを助けてくれたからです。
「アテンションデバイド」って知ってますか?
私はもともと、コンピュータ製品のマニュアルを書く「テクニカルライター」でした。
(今でも、ときどきマニュアルを書いてます!)
パソコンの需要の伸びとともに、マニュアルの仕事は順調に伸びていましたが、
2000年代に入りPDFファイルやホームページの普及とともに仕事の量は次第に減っていきました。
ソフトウェア製品の単価もどんどん下がり、メーカーさんも資材コストをかけられなかったのでしょう。
紙媒体のマニュアルの需要は減り続けました。
じゃあ、どうやって仕事を見つけていったらいいんだろう。
そんな時に、「私もブログをやってみよう!」っていう出来事がありました。
「1990年に言われていた、デジタル・デバイドの時代は終わりました。
これからは、アテンション・デバイドの時代です。」
と、たまたま参加していた講演会で聞いたのです。
「デジタル・デバイド」とは、コンピュータを使える・使えないで広がる、情報収集、就職の機会、貧富などの格差のこと。
コンピュータが一般化して、デジタル・デバイドの時代は終わり、
次の時代は、情報発信ができるかどうかで、格差が広がるというのです。
「アテンション」とは、日本語では注目という意味です。
誰でもメールマガジンを発行できるようになり、ブログが出てきて、
以前よりも気軽にインターネットで情報を発信できるようになった。
つまり、情報発信のツールの環境が整ったから、これからは情報発信ができるかできないかで、
企業の業績も変わるというお話でした。
もしかして、ブログを書いたら仕事も増えるかもしれない。
そう思った私は、当時いろいろな人が利用していた楽天日記(今の楽天ブログ)で、ブログを書くことにしました!
私が書いた最初の記事はこれ ↓

2004年2月15日が一回めです
最初は匿名で書いていました。記事も短いですねー。
なんだかなー、、、
上の画面ではスタッフの顔写真が載っていますが、
最初は楽天日記のテンプレートを使ってましたので、顔も出していませんでした。
この状態から始めて、仕事でブログを使うにはどうしたらよいのか勉強して、少しずつカスタマイズしてきました。
・ブログを仕事のツールにするならば、本名で記事を書いた方がいい。興味を持った人がどうやって連絡したらよいかわからないから。
・ブログを仕事のツールにするならば、自分の写真を載せた方がいい。信頼を得るため。
上記のふたつのことを実行して、マニュアルの書き方や執筆するときに考えていることなどを書いているうちに、
ぽつりぽつりですが、仕事の問い合わせが入るようになりました。
要因はよくわかりませんが、ホームページのほかブログがあったことも、
信頼を得られたのではないかと思っています。
ソーシャルメディアがお客様を連れてきた
ブログを書くことでわかってきたのは、あらかじめ自分を知ってもらえると、商談もラクに進むと言うことです。
私はあまりリアルの営業が得意ではなかったので、これは非常に助かりました。
お客様がホームページやブログで私のことを知ったうえで、お問い合わせをしてくれるということは、
私の発信しているものに共感してくれたということです。
心理的な心のバリアが下がっているので、仕事をすることはもう決まっていて、条件を詰めるだけでいいんです。
初対面からの信頼関係ができているのは、どんなにありがたかったことでしょう。
2007年にホームページ制作会社「WEBサクセス」を設立した直後には、
「WEBサクセスのホームページみたいなホームページを作ってください」
というメッセージが、とあるソーシャルメディアから届いたこともあります。
このときはびっくりしましたよ。
「東京の方なのに、札幌の私に発注してくださるんですか?」
せっかく私を指名してくださったというのに、私はびびっていました。
どうやって仕事を進めたらいいんだろうと。
とにかく、その企業さんに電話をして、だいたいの話を聞いて条件を詰めてホームページを作りました。
初めてお会いしたのはホームページ公開後、ホームページの更新方法を教えに行ったときです。
お互いにホームページを持っていて、ブログを書いていて、同じソーシャルメディアを使って情報交換していたので、
初めてお会いしたときも、初めてのような気がしなかったのです。
また、札幌のある企業様から
「ホームページをリニューアルしたいと考えています。うちのホームページはここを見てください。
○月○日には、うちのホームページ活用法を勉強会で話します。ご都合がよければ聞きに来てください」
というメッセージをいただいたこともあります。
その勉強会に参加したあと会社を訪問させていただいたら、
「勉強会で自社のことは話したので、だいたい理解できたと思う。あなたのことはブログなんかで調べている。
ホームページを作ってください。」
という展開なりました。
その勉強会のみなさまは、この企業の社長さんと勉強会を通じて知り合って
仕事をもらっていると思っていらっしゃいます。
実はソーシャルメディアでメッセージをいただき勉強会に行って、初めてお会いしたのでした。
もっとも、お客様の方は私の顔をブログで知っていたので、初めてのような話し方ではありませんでしたが。。。
こんな風に途切れ途切れであっても情報発信を続けていると、ご利益があるんです。
それは、「仕事が途切れそうになると、仕事の問い合わせが入る」というご利益です。
記事を書くときに考えていること
私は誰か一人を思い浮かべて書いているか、自分が面白いと思ったことを書いています。
誰か一人に、
- 自分がどんな風に仕事をとらえているか、
- ホームページをどのような位置づけにしているか
- どんなにホームページは素晴らしいツールなのか、
- ホームページの専門的なこと
- セミナーに参加した記録
- 自社開催セミナーの記録
などを伝えたいって思って書いています。
少しの期間だけ、ブログのコメントに罵詈雑言が入ったことがあります。
この期間はちょっと辛かったです。
何を書いても否定的なコメントが入るので。
そのときは、ネガティブな感情が入っていたからかなと、今になって思います。
ブログを書いていいことが起こった人は何人もいる
ブログやソーシャルメディアをお客様や周囲の方に勧めるようになってから、
「ブログで仕事を受注している」
「発注元が毎日読んでくれている」
「毎日書き続けていたら、セミナーができるようになった」
など、うれしい声を聴くようになりました。
私が参加している、藤村正宏先生のエクスマ塾では、
もっとすごい成果を上げている方もいらっしゃいます。
情報発信し続けるとということは、必ず成果につながると私は思います。
その一方で、ブログを始めたけれど書くことがないという方もいらっしゃいます。
「営業のときに話すようなことを書いてください。」
「お客様の中から、この人はと思う人を思い浮かべて、想いを伝えてください」
など、いろいろ言ってみます。
誰か人を思い浮かべて記事を書くというのも難しいのかもしれないな。。。
そんなときに、ブログを続けるうえでとってもいいアドバイスをいただきました。
お客様を思い浮かべるよりも、カンタンかもというアドバイスです。
この話は、次の回で書きますね。
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この記事の投稿者
白藤沙織
ただいま演劇に夢中。そして、ダンスとヨガとピアノが好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛するWebプロデューサー「さおりん」です。
考えをはっきり言うズバリスト。その性格を生かして、Webのこと、生き方のこと、本のことなどなど、ずばり言います。
小さな会社の経営者と、アラフィフ女子がキラキラと輝くためのお手伝いがしたい。そんな思いで日々活動中です。
プライベートでは、ひとり娘のシングルマザー。仕事と子育てとめいっぱいがんばってきたので、人生のパートナーができるといいなぁと密かに夢見ています
上級ウェブ解析士、エクスマ59期・65期、エヴァ16期