共感力を磨くと、ビジネス力も演技力もあがると思う ~ 劇団藤村組第5回目
共感力。
私はあんまり信用していない言葉でした。共感を求められて、なんだか苦しい思いをしていたから。
人のため、人のためっていうのは偽善だと思っていたこともあります(^▽^;)
確かに人のためと言いながら、自分のことしか考えていない人もいる。
そうして人を操ろうとする人がいるから、この言葉はあんまり好きじゃなかった。
ひねくれさおりんの考えで申し訳ないです。
「人のためになりなさい」って、正しさを押し付けてくるのは学校の先生に多く、私はちょっとしらけた気持ちでいた子どもでした。
けれども、最近共感力の話を聞いて、考え方が変わりました。
こんにちは。
札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。モノゴトをスバリ言うので「ズバリスト」と言われています。
最近の私、台本を読みながら、この人はいったいどんな気持ちになっているのだろうって考えています。
たとえば、
「そんな」
って、
たった3文字の短い言葉を言うとき、この人はどんなことを考えて言っているのかなと想像するんです。
あれ?
こういう風に相手のことを考えることは、相手に共感することではないだろうか。
なんだか私、「共感」のプラスの面を考えることができるようになったみたいです。

心理カウンセリングから学ぶ「共感」
「共感」かぁと思ってきたときに、たまたま見た動画で、ビジネスコーチの君塚由佳さんが共感について解説されていました。
「しあわせに暮らすには、理性と感性両方をバランスよく磨くことが大事だよ」って話だったんですよ。
「理性」を通して相手を理解することと、
「感性」を通して相手を理解すること。
この違いは何かと言いますと、こんな感じです。
理性では、「相手の話を聞いて、自分の価値観で判断している」。
感性では、「相手の話を聞くとき、自分の価値観はいったん脇によけて、相手をそのまま受け入れている」。
つまり、
理性はあくまでも自分の判断で話を聞いているってことです。
この聞き方は、人を指導するときに必要になりますね。客観的に判断してその人にアドバイスするときの自分の意見を言うからですね。自分のモノサシで人の能力を測っている感じです。
一方、感性で相手を理解するには、相手に共感することが必要で、共感力はその人そのものを理解する能力なんです。感性で聞いて共感することで、人間関係を深まっていく。
なるほど。
では、共感とは何かっていうと、こんなたとえが出てきました。
「共感とは、自分の靴を脱いで相手の靴を履くこと。」
「相手が見ているように見て、相手が感じているように感じること」
そのとき、ふっと思いました。
「そうか、演じるというのは、心理カウンセリングと似ているんだ。
この人は何を見ていて、何を感じているのか、その気持ちに寄り添えばいいんだな」と。
心理カウンセリングは、クライアントの話をクライアントが見ているように見て、相手が感じているように感じる共感が基本になります。ですが、その人そのものになるわけではありません。そうなってしまうと、その人に巻き込まれて、カウンセリングどころではなくなります。
共感しながら、冷静な自分もいる。
そんな感じです。
そして、演劇も同じだなって思います。
役になりきってその人の感情を感じているけれど、役の中に入り込むのではなく、冷静に周囲のことを観察していることも必要です。自分を含めて舞台に立っている人のことや、お客さんの様子が見えているって感じかな。
この人は何を見ていて、何を感じているのだろう。
セリフを覚えるときに、こう考えてみるとセリフも覚えやすくなるのではないかと思いました。
で、こういうことは、何も心理カウンセリングや演劇だけの専売特許ではないんですよね。
ビジネスの現場でも、同じです。
お客さんはどんな気持ちでいるのかな、
報告してくれているスタッフは、どんなことを考えているのかな。
いま、求められているものはなんだろう。
そんな風に考えられれば、人間関係も仕事もスムーズになると思います。
そう思ったら、実践だー。

何やってんのと切り捨てるのではなく、どうしてこうなったのかなぁと考えると共感力が磨かれます
ではでは~
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。