ビートルズが音楽の教科書に載るほど価値は時代とともに変わるもの ~ エクスマ出版記念セミナーより

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ジョン レノンがファンに暗殺されたニュースが流れたのは、自宅で期末試験の勉強をしている夜だった。

調べてみると1980年12月8日で、私はそのとき高校1年生だった。

次の日、高校に行くと仲がよい友達が心配そうに話しかけてくれた。

「ショックじゃない? 勉強できてる?」

ビートルズが好きって、あんまり私は言ってこなかった。なぜか私は好きなアーティストを聞かれても、ビートルズと答えたのは少なかったように思う。それは記憶にないだけのことかも。ジョンレノンの事件を聞いて「シックを受けて勉強できなくなっているんじゃないだろうか」と彼女が心配するくらい、私はビートルズの話をしていたのだろう。

ビートルズのことを思いだしたきっかけは、7月6日に東京で行われたエクスマセミナー。

今回は「新版 安売りするな! 価値を売れ!」っていう藤村先生の本の出版記念セミナーで、なんと本ももらえちゃいました! そして。ゲスト講師はエクスマエヴァンジェリストコースで同期の藤井雅範さんと澤山哲也さんでした。

この日のセミナーのスタートの曲が、ビートルズの「HELP」。

ビートルズの話をしているときの藤村先生
ビートルズはよく知っている。よく聞いていた曲。身体の中で、私が忘れていたことが活性化したんだろうなぁ。

いつまで常識に縛られますか

藤村先生は、いつも言います。「常識から逸脱しよう」って。

常識に縛られている限り、その範囲でしか物事は考えられないし、同じ価値観で行動することになるから、時代が変わって新しい行動が必要なときにも、変えられない。

それでは、ビジネスがうまくいかなくても仕方がないですね。時代に合わなくなっているから。

今回のセミナーで改めて響いたのは、マーケティングの世界も、ノウハウが重要視されていた時代から、思想やあり方が重要視される時代に変わってきたということ。

マーケティングと私のお仕事は密接に関わっているので、すごく興味を持って聞いていました。

世の中には変わっていくものと、変わらないものがある。変わるものはノウハウ、テクニック。変わらないのは思想やあり方。この2つの違いを意識することが大事ということ。

そして、薄っぺらい経営者になるのではなく、文化、芸術に触れて教養をみにつけようってお話でした。

こっそり聞いていたビートルズ

時代が変わると価値観も変わる、その象徴として藤村先生はビートルズの話をされていたのかなと私は感じていました。

HELPがリリースされた頃がビートルズの転機になった頃で、ジョンレノンの心の叫びをあらわしていたのではないか。世界中で売れているグループだけれど、このままでいいのかとだんだん思い始めていたのでは? メッセージ性の高い曲を作るようになったジョンレノンと、人の心に深くしみこむような美しい曲を作るポールマッカートニー。このふたりの音楽性の違いが、ビートルズが解散することになったのではないかというのが藤村先生の仮説です。

で、ビートルズがデビューしたときは不良とも言われていたのに、今は日本の学校の音楽の教科書に載るほど、ビートルズの評価は時代とともに変わったのです。

「ツイストアンドシャウトは不良が聞く曲って言われてたんだよ」って聞いて、「えっ、私はこの曲が大好きだったよ。不良?」(笑)とか思いました。とっても印象に残って、あとでYouTubeで検索したら、ツイストアンドシャウトがリリースされた頃の動画がありました。

ビートルズを初めて聞いたのは、中学2年生のとき。転校してきた一学年上の男の子から始まって、じわじわと学校中にビートルズが広がっていったように思うなぁ。

私もその子からLPを借りて、ビートルズを聞くようになりました。

でも、学校でLPを貸し借りするのも、先生に見つからないようにしていたし、親がいないときに聞いていた。

大人に隠れて聞いているからワクワクするし、楽しかったかもね~。

時の流れとともに、人の想い、人間関係はどんどん変わっていく。

当たり前のことなのに、仕事になるとなかなかそれがわからない人も多いのはなぜか。

それはきっと、お金が絡むからなんじゃないのかなとか、そんな風に考えていた。

ビートルズから過去のことを思い出し、いつも違う感覚でいたエクスマセミナーでした。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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