仕事は何もないところから始まる
仕事は、
自分が「三重苦」のところにいるって
自覚することから始まる。
最近そのように思うようになりました。
誰も私のことは知らないし、
私の話すことは聞きたいことではない。
まして、お金を払う気持ちもない。
だから、
どうやって知ってもらおうか考えるし、
話を聞いてもいいかなって思うことは何か考えるし、
お金を払ってもらえる仕事は何か考えるわけです。
そして、
SNSやブログでせっせと情報発信する、
異業種交流会に参加してみる、
おたよりを書いてみる、
セミナーに参加する
プレゼンの練習をする、
スキルアップのために勉強する、
という行動をしていると思うのです。
自分のことをわかってもらえるということが前提ではなく、
わかってもらえないことが前提。
こう思っていると、
「なぜ売れないんだー」と落ち込むことはなく、
「売れないのは当たり前なんだから、
どうしたらいいのかな」ってあれこれと方策を考えられます。
でも、このように考えている人は少ないのではないかな。。。
最近そのように思います。
お客様の立場になるってどういうこと?
自分がモノを売る立場になると、
お客様は自分にお金を払ってくれるのが当たり前って
思いがち。
普段、自分がお客様の立場だったら、
値段をチェックして少しでも安いものを買おうしたり、
カンタンに物を買おうと思わなかったり、
サービスのよいお店はどこか調べたり、
自分のことを覚えてくれている店員さんが好きになったりと、
初めて会う営業マンには相当冷たくしたり、
そういうことは当然のようにしているというのに、、、
なぜだが、自分が商品を企画したり、
営業する立場になったら、
お客様はモノを買うのが当然と思ってしまう。
人間って勝手な動物だなーー。
お客様は決して、
自分のためにお金を払ってくれません。
お客様は、
お客様の役に立つことを提供してもらえるとわかったとき、
お金を払う価値があると判断するんです。
自分もお金を払うときはそうするでしょう?
仕事の場に先生はいない
もうひとつ、忘れがちなのは、
仕事の場には先生はいないということです。
先生は学生を教育する立場にいますから、
提出された宿題をじっくりみて評価してくれます。
仕事の場にはそのような先生はいません。
いるのは、あなたが書いたものをできるかぎりはやく正確にわかりたい上司か、
あなたの書いたものをちっとも読みたくないお客さんです。
ですから、
自分の知っている限りのことを書いて
理解してもらおうという考えが通用するのは、
学校を卒業するまで。
仕事の場では、自分からわかってもらえるように、
工夫して動くことが大事なんです。
何もないところから、
覚えてもらい、
関係性を作り、
なんか、
この人ならこの問題を解決してくれるかな~
と思ってもらえる。
こんな環境を作っていくことが、仕事の醍醐味かもしれませんね。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。