主観が強すぎるとコミュニケーションはうまくいかない
コミュニケーション。
最近、私が仕事では重要視していること。
なぜかというと、会社経営も制作現場でも、
コミュニケーションがうまく成り立たないと、
仕事がスムーズに進まなかったり、
作業事故が起こったり、
人間関係がうまくいかなったりするからです。
コミュニケーションがうまくいかないのは、
「主観」が邪魔をしちゃうからではないかと
思うようになりました。
主観ってどういうこと?
「主観」って、「自分はこう思う」「自分はこうとらえた」
ということで、自分が個人的に考えたり、感じたりしていること。
自分を表現するときは、とても大事なことだと思う。
一方で、これは他人と同じとは限らないんです。
主観の反対は客観で、客観は誰がどう見ても変わらないこと、
事実ってことなのだと思う。
とくに他人と仕事を共有するときは、
主観でものを言い過ぎると、
全然伝わらないことになってしまうんだなぁと思ったりします。
こんなことがありました。
仕事の指示をするときに、
「作業量は少しだから、はやく終わると思います」
と、作業する人に伝えてありました。
そうして、仕事をしてもらったのですが、
あとからちょっとその人に不満が残っています。
どうしたのかなと思ったら、
作業した人は「少しって言われたけど、少しではなかった」
と感じたというのです。
何が起こっているかというと、
「少し」がその人にその人によって違うから、
指示者と作業者の感覚が一致しなかったということ。
指示者は自分の感覚で「少し」と言ったが、
作業者は「少しじゃない」って感じたんです。
「少し」って実はあいまいな言葉で、
人によって感覚が違う言葉なので、
誰にでもわかる量で伝える必要があります。
また、伝える人は伝えたことで相手が理解するのではないんです。
伝えたことを相手が理解できてはじめて、理解されたことになる。
だから、仕事を指示する場合は、
伝えた相手が理解しているかどうか確認する必要がある。
ここを忘れちゃうと、
相手の理解力が足りないとか、
伝え方が下手だとか、
実際の仕事に関わることではない、
コミュニケーション上の問題が起こります。
実はそんなことは、
いろんなところで当たり前のように起きているかもね。
数字をうまく利用しよう
仕事の指示をするときは、数字を意識して使うようにすると、
ことはスムーズに進みやすいと体得しました。
先の問題も、たとえばホームページの作業の話とすると、、、
「トップページと下層1ページのHTMLコーディングをします。
2~3人日で終わりますか?」
という話方に変えてみるとします。
まずは作業する内容を数字で事実として伝えます。
次に、作業する本人に作業量を判断してもらいます。
トップページと下層1ページあり、
2~3人日で終わると本人が判断すれば、
そうですねと言い、
終わらないと思えば、作業期間の相談ができます。
この伝え方は実は口頭で伝えただけでは正確ではなく、
デザインや原稿量を見せて判断してもらう方がいいんです。
たとえば、トップページのメインビジュアルが切り替わるとか、
すごく凝ったデザインでHTMLで再現するのが難しいとか、
いろんな要素があると時間がかかる場合もあるからです。
仕事を始める前に、共通認識があればあるほど、
実際の作業で不一致が起こることは少なくなると思います。
とくに指示する立場の人は、
相手に理解してもらうことが仕事、
相手がわからなければ自分の責任という考えを持った方が、
いいのではないかなぁと思うようになりました。
これは、何度もコミュニケーションで痛い目にあった経験から学んだこと。
まだまだ実践できないことも多いけれど、
私の指示で実際に人に動いてもらうときは、
なるべく客観的に、わかりやすく行動できるように伝えたいと思っています。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。