感情に優劣をつける必要はないと思う
自分が感じていることは、すべてマル。
感情にいい感情も悪い感情もないと私は思っているんです。
だってね、感情は人間が生まれ持ったもの。
必要だから感じることができるんですね。
でも、「うれしい」「おもしろい」「楽しい」と感じることはよくて、反対に「つらい」「頭にくる」「憎い」と感じるのは悪いと多くの人が思っていますよね。きっと。
私はそれは不自然なんじゃないかと思うんです。
晴天ばっかり、お日様が照っている場所ばかりになって本当にいいのかなぁと。
こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。
私の人生は凸凹人生。一生懸命に生きているはずなのに、親に心配をかけてばかり。
- 大学入試に失敗して1年浪人(-_-;)
- 大学4年生で就職活動をしようと思ったら、肺結核で6か月療養(;’∀’)
- 結婚して赤ちゃんが生まれて幸せそうかと思ったら、メンタルの不調( ゚Д゚)
- やっと立ち直れそうなときに離婚(+o+)
- それでも何とか仕事をしてたのに会社が倒産の危機(‘◇’)ゞ
- 勢いで会社の借金の保証人になる(;’∀’)
- 会社がやっと落ち着いたと思ったらがんで手術(-_-メ)
そんなこんなで、危機を乗り越えるために「人間の心」についても、めっちゃ勉強したし実践してきました。
自分に向き合わないと、仕事もできないくらい切羽詰まってたから。
それでも、人生はマイナスがあればプラスもあります。
転んでもただで起きない性分、どこか脳天気な性分がプラスに働き、コケればコケるほど世界が広がっていきました。
自分のいたらなさ、情けなさを突き付けられながらも、人間関係は豊かになったように思います。
そんな私が日々思っている、感情のことについて書こうと思います。
Myriams-FotosによるPixabayからの画像
感じることは自然のことなんだよ
「出物腫れ物所嫌わず」ということわざがあります。
まぁ、出てしまうものは仕方がない。受けいれるしかないんですよ。
感情も同じ。何か出来事があって、自分が刺激を受けて、心が動いたということなんだと思います。
心が動いて何か行動するというのは、人間に備わっている仕組みなので、すべて必要で意味のあることなんです。
私は水を飲み過ぎておしっこに行きたくなったとか、お酒を飲み過ぎて気持ち悪くなって吐いたとか、今日のうんちはコロコロだったとか、そういう人間の生理的なことと同じだなって思うの。
感情を美しいものとしてとらえている方は、このような排泄物と一緒にされると嫌な感じがするかもですね。
でも、私は感情そのものに、あまり価値を置かなくていいと思っているんです。
あっ、誤解のないように書きます。
美しいもの、おいしいものを味わったり、友だちと何か成し遂げて一緒に泣いたとか、そういう心の動きはとても大事だと思っています。人生を豊かにしてくれるものだから。
私の言いたいポイントは、出てくるものはすべて人間が必要なことで、大切な自分のバロメーターであるということです。
感じたことは出ていること。そして排泄物と同じ。
排泄物は、出すところを選んで出すでしょう。
おしっこに行きたくなったら、必ずお手洗いを探していきますよね。
盛り上がっている宴会の場で気持ち悪くなっちゃったら、やっぱり急いで席を外れてお手洗いに行くんじゃないかな。
「出さないようにしてください」って言われても非常に困ります。止められない。
そして、排泄物は健康のバロメーターだから、あまりいいものでないときは「どうしたんだろう」って分析しませんか?そして、毎日健康的に出せたらいいと思ってますよね(*^_^*)
感情も自分に何が起きているのか自覚して、出すところを選ぶんです。
我慢するんじゃなくて、選ぶの。
こんなことを感じている自分がどうこう考えるんじゃなくて、出てくるから場所を選ぶの。
それだけです。
感情は最終的に流す
とはいえ、生理現象とは違い、出す場所を親や学校で習わないから、自分で工夫する必要があります。
うれしい、楽しいという社会的に受け入れられていて、他人が聞いても気分がよくなる感情はその場で表現してもいいと思います。
そして、危険な行為をしてその場で止めないとならないときなどは、ちょっと強めに怒ることもあるかもしれません。
でも、長年持っている憎しみや怒りの感情は、その場で見せない方がいいですね。
出すべきところで出します。
こんな感情を持っていてはだめだとか悩んでないで、出してしまいましょう。
うんちがしたいのに、こんな自分でいいのかと悩まないですよね(*^_^*)
感情も同じって思うとラクです。
「あっ、私は怒っているんだ」と自覚できたら、なんとか対処できるから。
そして、出したものは詳しく分析したり、大切に持っている必要がないんです。
普段はうんちやおしっこをいちいち詳しく分析しないし、トイレにそのままにしておくことはないでしょう。
じゃーって流して終わりです。
そんな感じ。
感情も認識したあとは、流してしまう。
これは、いわゆる「うれしい」「楽しい」などの感情もあてはまります。
なぜって、あのときはとてもよかったという思い出にひたって、その感情を手放せないばかりに現状を把握できないこともあるから。
それにいつもキラキラ、日の照っている場所ばかりいると人間は疲れます。
雨が降ってじめじめにしているときも、天気が大荒れでひたすら家にいるときも、必要なんです。
陰と陽があるから、バランスがとれるんですね。
だから、感情を人に見せるかどうかは選ぶ。
でも、ぐじゃぐじゃ、ふにゃふにゃしている情けない自分も、いっぱいがんばっているじゃないですか。
よしよしって大切にしてあげましょう。「そう感じているんだね」って認めてあげてね。
感じていることは、あなたに起こっていることのフィードバックなのだから。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。