SNSを活用したいと思っている企業様にぜひしていただきたいこと
SNS活用についての質問が多くなりました。
- 知ってもらうためにホームページだけでいいのだろうか
- SNS活用セミナーをしてほしい
- SNSはたくさんあるけれど、何を使ったらいいの?
- 採用にInstagramを使いたい
などなど、2023年後半から多くなったなと感じています。
テレビのニュースで、Instagramの活用方法が取り上げられていたり、
若い人たちがSNSを使っていると聞くと、「うちでもやってみたらいいのかな」と思って問い合わせをいただいています。
こんにちは。札幌でWebディレクターをしている白藤沙織です。
SNSを使いたいというお声はよく聞きます。
ですが、何をしていいのか、何を投稿していいかというところで止まってしまうケースが多々あります。
いざ投稿しようとすると「なんだか怖い」という気持ちも湧いてくるようです。
本当にこれでいいのかな、間違っていないかな、炎上しないかなそういう気持ちがあるのですね。
そういうケースにどう対処したらよいのか。
セミナーでお話したことを書きますね。
相手を知らなければ、やっぱり怖い
まず、「SNSが怖い」「何を投稿したらいいのかわからない」という方は、まったくSNSを使っていないようです。
見聞きをしているけれども、操作したことがないんですね。
それでは、投稿を始めることは難しいと思います。
人間の世界にたとえると、いいうわさも悪いうわさも聞いている人に、声をかける勇気がなくて遠巻きに見ている感じです。
その状態で、いきなり仲良く話そうと言っても難しいですね。
まずは、同じ場所にいて、声をかけてよさそうか観察して、恐る恐るでもあいさつをしてみたり、天候の話をしてみたりするのではないでしょうか?近づきたいと思ったら、同じ場所と同じ時間を何らかの形で共有して、お互いの存在を知ることから始めますよね。
SNSも同じです。
企業のケースでも、まずSNSを活用すると決めたら、アプリをインストールして早速どんな情報があるのか観察してみましょう。
見る専門でよいので、たくさん遊んで、たくさん使ってみるのが一番です。
対象となる読者を決め、プロフィールを書いて、投稿する内容を決めるなど王道の使い方はありますが、まだその段階に進んではいけません。
すぐに行き詰まるからです。
まずは1日30分など時間を決めて、SNSの中を巡回してください。
さーっと眺めるだけでもOK。これも業務です。役職者の方は、仕事だと認めてあげてくださいね。
一か月も眺めていたら、何となく気に入ったアカウントが見つかるはず。
今度はその人の投稿を追いかけて、どんなときにいいねをつけたくなるのかなど、考えてみてください。
一か月毎日、30分ずつ投稿を見ていると、そのSNSに慣れてくると思います。
次に、検索機能を使って、自分の業界の人がどんな投稿をしているのか調べてみてください。
また、採用に使いたいなら、「人材採用」などのキーワードを入れて、採用活動の情報を探してみるのもよいですね。
採用ならば、学生さんなど採用してもらいたい人たちの投稿も見つかるかもしれません。
こうして、ある程度情報のインプットができたら、初めて自社の投稿を考えてみましょう。
コンセプトや強みなどこの際無視して、まずできることをやってみます。
社屋の写真を撮って、天気や今日の出来事を投稿してみるのもよいです。
これは投稿に慣れるための練習です。
投稿を始めると、これでいいのかなとドキドキもしますが大丈夫です。
始めたばかりのときは、あまり反応がないので、いくらでも練習ができます。
このようなゆるい投稿を続けていくうちに、きっと欲が出てくると思います。
もう少し反応がほしいと。
このタイミングで、プロフィールや投稿のコンセプト、読者を決めていきましょう。
いろいろな投稿を見ているので、まったく思いつかないということはないと思いますよ。
経営者様・役職者様にお願い
SNSをやるからには、結果をすぐに出さなくてはと焦らないでください。
担当者様にプレッシャーをかけるだけでは、いい投稿もできませんし、だんだん続かなくなってきます。
SNSは人と人がつながるツールです。
こちらが一緒運命やっているから、結果もすぐにでるわけではないんです。
そして、ぜひご自身でもSNSを使ってください。
投稿しなくても、こっそりとでも、SNSがどういうものなのか知っておくことが大事です。
苦手だから、自分はやらない。得意なスタッフに任せればいい。
これでは、SNSは定着するのが難しいです。
なぜなら、企業アカウントは会社を背負うことになるので、SNSを使っている方でもある意味プレッシャーがあります。
そのような状況のときに、SNSを理解していない方から成果を求められると、「自分はやっていないくせに…」という不満になるのではないでしょうか。それよりも、わからないなりにも、コツコツ取り組んでいる姿を見せる方が、担当者様の励みになると思います。
まずは慣れるところから。
これは運用担当者様も、経営者様も同じです。
楽しんでSNSを使って、楽しんで自社アカウントを育てていきましょうね。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。