ワードプレスにも賞味期限があると思ってください
ワードプレスはCMSの一種
ホームページをご自分で更新したい、
独自のブログを構築したい
こんな要望をホームページ制作会社に伝えると、
「CMS:シーエムエス(Contents Management System:コンテンツマネジメントシステム)を入れましょう」と提案されると思うんです。
CMSってなんじゃい?
管理画面から文字や写真を入力すると、デザインが適用されてホームページの形になるシステムです。
一般のみなさまがよく聞くのは、「WordPress:ワードプレス」だと思います。
独自ブログ = ワードプレスと思って入る方も多いでしょう。
なぜワードプレスがよく知られているかというと、世界的に使われているCMSでライセンス料が無料だからかなぁと思います。
CMSにはライセンス料が必要なものもありますし、日本で開発されたものもあります。
CMSにはいろんな種類があるんだけれど、ワードプレスはダントツで知られているんじゃないかなぁ。
私はお客様からワードプレスで作りたいとか、ワードプレスがいいのでしょうと言われることも多いです。
使っている人も多いから、インターネット上にもたくさん情報が公開されており、ホームページ屋としても技術習得はしやすいシステムです。
本格的なCMSですと、お値段はいろいろですが、ライセンス料だけで30万円とか、180万円とかお高いんですね。
そのCMSを使ってホームページ屋が作業をするので、ホームページの費用はそれはそれは高くなるんですね。
しかし、そんな費用をホームページやブログにかけられる企業も少ない。
だから、ワードプレスを使って、どんどん情報発信して圧倒的になるっていう集客方法は、中小企業の王道だなって私は思うんですよ。
「経費は最小に、売り上げは最大に」だから!
今日は、ワードプレスを導入するときには知っておいてほしいこともあるので、書いてみますね。

プログラムは古くなる運命にある
ワードプレスはphp(ピーエッチピー)というプログラムで動いています。
また、投稿した記事や写真を記録しておく、MySQL(マイエスキューエル)というデータベースを使っています。
また、ワードプレスを運用するには、レンタルサーバーと独自ドメインを契約する必要がありますね。
このレンタルサーバーで使用できるphpとMySQLのバージョンと、ワードプレスを動かすためのphpとMySQLのバージョンが一致しないと、ワードプレスは動かすことはできません。
よくある問題がふたつあります。
ひとつはワードプレスはセキュリティに対応するため、どんどんバージョンが上がります。
が、共有タイプのレンタルサーバーを使っている場合は、ワードプレスのアップデートによりphpかMySQLのバージョンが一致しなくなることもあります。
共有サーバーは、マンションのようなもので、ひとつのサーバーの中にいろんな会社さんのお部屋があり、その中にホームページやシステムが入っています。
そうカンタンにはphpやMySQLをバージョンアップできないんです。
そうすると、契約しているレンタルサーバーでは最新のワードプレスは動かないって問題があります。
この問題はレンタルサーバーの契約を変更するか、または最新のものは使わないってことで一応解決します。
もうひとつは、レンタルサーバー側がバージョンアップすることで発生する問題。
サーバーもいわゆるハードウェア(パソコン)ですから、経年劣化します。
ですから、レンタルサーバー会社も、そうだなぁ5年1度はハードウェアを取り換えるのではないかと。
お客様のホームページのデータが全部ふっとぶと、それはそれはすごい損害になりますからね。
インターネットを取り巻く環境は変わるので、ハードウェアを取り換えたときに同じシステムを入れることにはならない。
そうすると、phpやMySQLのバージョンも新しくなっていることがありうるのです。
何が起こるかといいますと、ワードプレスのバージョンが低ければ、動かなくなる可能性があるということです。
レンタルサーバーの会社や、ホームページ会社の方針がありますので断定できないのですが、いつかワードプレスも取り換えなければならないときがくるかもしれないということは頭に入れておくといいと思います。
そのときには、デザインや技術も変わっていると思うので、リニューアルの時期にあたるかもしれません。
ファッションに流行があるように、食べ物に賞味期限があるように、ホームページにもワードプレスにも取り換える時期がくると思っておいていただけると、ホームページ屋としてはありがたいです。
ワードプレスのセキュリティも確認してね
ワードプレスは世界中でよく使われているだけに、攻撃の対象にもなりやすいです。
絶対にしてほしいことは、管理画面のパスワードは単純なものではなく、複雑なものにすること。
パスワードを見破るための技術は相当素晴らしいので、覚えられなくなるから簡単なものにするっていうことはやめた方がいいですよ。
それから念には念を入れて、
管理画面にベーシック認証を設定するとか、ユーザー名は見えないようにするとか、管理画面のアドレスを標準とは違うものにするとかの施策をすることをお勧めしています。
ベーシック認証については説明が大変なので、ホームページ制作会社に聞いてみてくださいね。
ユーザー名は見えないようにするには、下記のホームページを読んでみてください。
WordPressのログインユーザー名は丸見え
https://seous.info/wp-customize/2615
管理画面のアドレスを標準と違うものにするには、インストールのときにしなければならず、、、
運用されているのであれば、ベーシック認証を設定することがいいかなぁ。
サーバー技術者は、管理アドレスを標準と違うものにすることを今は勧めています。
なぜならば、、、
ベーシック認証を設定していても、そこにワードプレスの管理画面があるとわかるのでサーバーの攻撃対象になるからです。
対策は万全にね!
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この記事の投稿者
白藤沙織
ただいま演劇に夢中。そして、ダンスとヨガとピアノが好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛するWebプロデューサー「さおりん」です。
考えをはっきり言うズバリスト。その性格を生かして、Webのこと、生き方のこと、本のことなどなど、ずばり言います。
小さな会社の経営者と、アラフィフ女子がキラキラと輝くためのお手伝いがしたい。そんな思いで日々活動中です。
プライベートでは、ひとり娘のシングルマザー。仕事と子育てとめいっぱいがんばってきたので、人生のパートナーができるといいなぁと密かに夢見ています
上級ウェブ解析士、エクスマ59期・65期、エヴァ16期