ザ・サークル ~ あなたはどう感じますか? SNSの光と影

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エクスマ劇の研修の2日目の午前中は、みんなで封切りになったばかりの「ザ・サークル」を観に行きました。

ザ・サークル
SNSの光と影が描かれていると思うの。

エマ ワトソン主演の映画のあらすじはこんな感じです。

全世界に30億人のユーザーを持つ巨大SNS企業サークルは、誰もが働きたいと憧れている。その企業に就職したのが主人公のメイ。ある事件をきっかけに、カリスマ経営者のベイリーに注目され、自分の24時間の生活すべてをネット上に公開するようになる。人気者になっていく一方で、そのひずみも大きくなり事件も起こる。また、サークルの掲げる「すべてをさらけ出す」ことが果たして理想の世界を作れるのか。。。

みんなで映画を観た後は、感想をシェアする時間も取りました。職業や立場によって、映画で注目している部分も違っておもしろいなぁと思いました。ヘアスタイルだったり、プレゼン能力だったり、経営者の呼び方だったり、私が気づいていないことも、見ている人は見ているんだなぁと思いました。

19人で映画の開演を待っているところ。遠足みたいで楽しかったな。

藤村先生は、SNSでプライバシーがなくなる世界は、一昔前の日本の文化に似ているのではという話をされていました。ご近所づきあいがあり、他の人が自分のことを知っているイメージです。

「SNSを活用してビジネスしましょう」という考えの私は、SNSの光と影を知るうえでも観たいなと思っていました。

SNSをよく思わない人は、きっとこの映画の話もするだろうなって予測しています。

SNSに思っていること

ザ・サークルの予告編には、「いいねもログインパスワードも、貯金残高もすべてを一元管理。」というフレーズが出てきます。私自身は、これを便利だと思わないのです。一企業がすべてを一元管理するって、どこか戦時下のような感じがしてしまうのです。一元管理できたら、思想のコントロールも簡単になってしまう。

怖いなぁと思います。

ではなぜ、私はSNSを活用しましょうと言っているのか。

それは「知ってもらう」ということが、ビジネスするうえでも大切だからです。それにSNSやブログ、ホームページを使って知ってもらうと、今までならば取引できなかった企業とも取引できる可能性が広がります。また、地域を問わないので、全世界とのつながりも作ろうと思えば作れます。そんな側面が好きなので使うのがいいって思うのです。

でも、SNSを含むWebサービスはひとつひとつが独立していて、情報の共有はほとんどできない方がいいのではと思います。ひとつのアカウントで、すべてを操作できるのは便利だと思います。でもそれを使いたいと思えないのです。だから、SNSのアカウントで別のWebサービスを使えることもありますが、私は極力オリジナルのアカウントを作ります。パスワード地獄に陥ることがありますが、特定の企業に情報のすべてを委ねる気持ちになれないんです。

SNSやWebサービスを使っている以上、プライバシーはある程度公開していることは抵抗ありません。私はWeb屋なので、ホームページを作るためにお客さまの業界を検索して調べることがあります。そうすると、たとえば専門学校のことを検索しているとネットの広告は専門学校のものが多く表示されるようになり、アパレルのことを検索していると特定のメーカーの広告が多く表示されるようになります。デジタルの世界は情報を収集しやすいので、このパソコンを使っている人は、こんなことに興味があるよってデータが瞬時に蓄積され、そのユーザーにあった広告が優先的に表示されているんです。Web屋にとっては当たり前の技術。

この行動ターゲティングという広告手法を避けるには、インターネットを使わないこと、とくにホームページを見ないこと(Amazonも含みます)しかないの。

それは不可能って思っているので、ある程度の情報公開はした方が、みんなとつながり、世界が広がっていいなと考えているの。

自分から公開する情報はコントロールできます。公開したくないことは公開しなければいいし、知ってほしいことは公開したらいい。そんな風に思います。だから、私はメイのように24時間自分の生活を公開することはしないです。したい日にはそうしているかもですが、それは毎日ではないな。

どこまでの情報を公開するのかは、自分で決めたいです。決めるべきと思いますしね

そういう軸を持つことが、を活用するといいのではないかと思います。

そもそも人間同士がどうやって親しくなるかというと、お互いにプライベートなことを共有したとき。自分から少しオープンになることで仲良くなれるんじゃないかな。

仕事に仲のよさは求めないならば、いいのかもしれない。でも生きている間中、お金優先で、売り上げ売り上げって振り回されるの時代でもない。昭和のように売れる時代なら良かったことも、平成の売れない時代はちょっとつらい。同じようにやっても成果が出づらいから。それは能力ではなく、方法が変わっただけ。

SNSの表と裏を知って、自分なりに楽しみましょうね〜

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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