ゼロから生み出すパワー ~ エクスマ劇六回目
一カ月が過ぎるのははやい! 劇の配役も決まり、「セリフを完璧に覚えるよ」と意気込んだ10月は矢のようにすぎて、気づけば11月の研修の日が近くなっていました。
「やばいよー、やばいよー」っていう状態で11月の合宿に突入。今回も焦りつつも、楽しく終了しました。
劇エヴァに来ているメンバーは、それぞれエクスマ界(?)では有名な方々。私が混ざって「サーセン」って緊張してました。エクスマ塾やエヴァンジェリストコースでお世話になったサポート講師のみなさんもいますからね。が、さすがに6カ月間毎月お会いしていると、なんか素の私でノビノビさせていただいてます。
即興性が高い研修
今回の劇エヴァでは、研修もインプロビゼーション(即興)性が高いとおもしろいことが起こるなぁと思いました。いつもの通り、藤村先生が小一時間くらい話をしたあと、グループに分かれて芝居の練習をしましたが、今回は2日目に映画を観ることになったんですね。
感性を高めるための研修の一貫。
なんて感じでスケジュールされていたわけではなく、そのときの様子で映画を観に行こうかと藤村先生が判断されたのでしょう。2日目の午前中は、みんなで複合施設まで行って映画を観ることに決まったのでした。自由だなぁ。
こういう雰囲気は、ふざけているようにしか見えず、17人の経営者が集まって何をやってんのという批判もあるかもしれません。が、真剣に遊んでいるのですよ。私は思うんですが、いいアイディアや革新的なことって、リラックスしていないと実行できないんじゃないかな。真面目だと苦しいから、エネルギーの高いことはあんまりできない。リラックスしていると、心と身体が頭についていけるって感じかな。うーむ、伝わるかな。
だから、いい大人がみんなでバスに乗って行動するって、なんかいいなぁと思うんですよ。
強制されているわけじゃないからね。
研修のカリキュラムがどんどん変わる柔軟性がいいなぁと思うのです。
藤村先生も「常に変わっていくことが大事」と話されているので、エクスマでは柔軟性と変わることのおもしろさを味わうことが大事かなぁと思います。その中でいい加減にやっているかというとそうではなく、抑えるところは抑えているのがポイント。そのメリハリの部分を感じ取れるかで、センスが磨かれてくるのかもね。
講義では、劇エヴァのメンバーは「アラン・チューリング」くらい覚えろというお達し(?)がでました。
彼は大事世界大戦中に、ドイツ軍の暗号エニグマを解読した人物です。そのために、コンピュータの原形を開発したのです。
エニグマという言葉と、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画ということは知ってたんですがね。私の場合は映画からというより、LGBTの関連で、ゲイであるがゆえに迫害された数学者として知ったのです。アプローチの方法が違うと、同じ人でも注目されるところが違うなぁと思いました。
今月のわいわいチーム
さてさて、私はわいわい(山本やすぞうさん)チームにいて、マット(藤井雅範さん)、ゆかりさん(中村ゆかりさん)と4人でお芝居をします。藤村先生が書かれた台本がきっちりあって、課題はセリフを覚えてくるってことでした。
前回、読み合わせをするときにiPhoneで録音したので、100回は聞くことを目標にしていたけれど、、、なかなか聞く時間がなく、、、台本も読んでいましたが、、、、実際に動きをつけると飛んでしまいます。
あーあ(-_-;)。まだまだ回数が不足しているということです。セリフを覚えることが前提という意味が、たんだんわかってきたなぁ。
あっ、私の話す言葉は一般的でないということも判明しました。北海道弁が出るんですね。しかも、それが北海道弁だとは本人が気づいていないので、意識しようがないよね(;’∀’)。本番までに矯正できるかなぁ。
さて、私の役は不思議ちゃん。とにかく、その場の雰囲気で自分の行動を決めるという役。その彼女がアクシデントに見舞われます。先月は見ている人に、何が起こっているのか伝わりませんでした。ごちゃごちゃしすぎたんですね。今回はわかりやすくしようと話し合いをして、動きを決めていきました。で、全体を通しの練習のときに、演じる本人たちにもアクシデントが起こるというくらい盛り上がりました。
夕食後の練習では、再度読み合わせをして、iPhoneに再び録音。この音源で、それぞれが来月までにセリフを覚えてこようということになりました。第一幕と第二幕を合わせると40分らいになります。夜も遅くなると、平均年齢高めのこのグループのメンバーは若干眠くなり、録音のミッションを終えたら、どこか気が抜けてほーっとしていました。
と、そこに神、いや藤村先生のメッセージが届き、「今から行く」ということでした。ここでシャキーンとなりましたよ。
大変です!
一回読み合わせをして、ぼーっとしてたら、演出家が来ました。
急にシャキーンとなりました。これから何するんだろーーーっ。
ドキドキ💓#エクスマ劇 pic.twitter.com/5Di1f5gpRo— 白藤沙織 小さな会社のWeb屋 (@writersakko) 2017年11月9日
演技指導は、こんな感じ!
発表では台本なしでチャレンジしようと、それぞれが試みましたが、ヨレヨレって感じになっちゃいました(^^ゞ相手がセリフを飛ばすと、頭真っ白(゜.゜)という状態になり話を続けられない(-“-)
ここでまたまた、漫画「ガラスの仮面」を思いだす私。
北島マヤちゃんは、共演者に意地悪をされて、脚本変更前の古い台本を渡され暗記してしまう。本番で、脚本が違うことに気づいて震えているところを速水真澄さんがみつけて、脚本がすり替えられたことがわかる。でも、役名を呼ばれた北島マヤちゃんは、何もセリフがわからないのに、舞台に立っ。周囲の話と心理状態を感じ取って、アドリブで対応していきます。
マヤちゃんはまるまる一場面をセリフをまったく知らない状況で演じてしまうんですよ。
さおりんはひとつのセリフが狂ったくらいでオタオタしてますがね。
それぞれがどんな気持ちでこの場に立っているか。それを考えてみる。そして、アドリブで舞台をつないで、だんだんと話を元に戻していくのが。それが演劇の世界。
が、
これができるようになるには、やっぱりセリフが頭の中に入っていないとと言うことなんです。来月こそは、笑顔でいられるようにがんばります。
何も決まっていなかったところから、配役が決まり、心理状態を考えて演じるようになっていく。そのゼロから生み出すパワーを感じながら、一カ月を過ごそうと思いました。
なぜ、演劇をしてみようと思ったのか。その理由のひとつは、藤村先生のツイートにあります。引用しておきますね。(Twitterだといつか消えるかもしれないから、コピーもしておきます!)
大学時代は演劇学専攻だった。
だから、ずっと演劇はビジネスや仕事に役立つと思っています。
表現力やプレゼン力、物語を作る能力などが、急速に身につく。
そういう力がビジネスに、とてもプラスになるのは分かりますよね。
エクスマ劇、楽しかった。#エクスマ劇 pic.twitter.com/hr5g4AC4v9— 藤村正宏 (@exmascott) 2017年11月10日
大学時代は演劇学専攻だった。 だから、ずっと演劇はビジネスや仕事に役立つと思っています。 表現力やプレゼン力、物語を作る能力などが、急速に身につく。 そういう力がビジネスに、とてもプラスになるのは分かりますよね。 エクスマ劇、楽しかった。
※みんなで行った映画のことは、別に書きますね。書けるかなぁ。
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。