ごくごく日常の生活の中に、ものすごい価値が眠っている
今まではチラシを近隣住宅に配布して集客できていた。
展示会に出展したり、講演したりしているけど、それをうまくPRできていない。
ホームページも業者に作ってもらった。でも、それだけ。
今までと違うことをしなきゃいけないのは感じている。
という悩みがある企業さんが多くなるようで、お仕事をいただくことがちょっぴり多くなりました。
※1) ひっぱりだこですと言いたいところですが、現実はちょっぴりかな(^^ゞがんばります。
訪問してお話を聞くと、「情報発信が大事なんだな」、「SNSって何かな。使ってみようかな。」というところで止まっていて、実際には発信はまだされていないことが多いです。
情報発信は大事なんだと気づいたけれども、いざ自分の会社のことを発信しようとすると、何をしたらいいのかわからないって状態なんですね。
自分の好きなことを発信しよう、専門分野でお客さんが喜んでくれることを発信しよう。
そんな風に言われても、「何が好きなことなんだろう」、「役立つことなんかあるのかな」と不安になってしまう。
その心理をさらに深堀してみると、SNSもマスメディアと同じと思っている方が多いです。イメージ先行でかっこいい発信じゃなきゃならない、何かすごいことを発信しなきゃって思い込んでいるの。
ごく普通の平凡な人間だから、何を発信してもつまらないだろう。そんな風に思っているのではないかなぁ。
今日はちょっとこのお話をしてみようと思います。
個性のない自分は、どうしたらいいんだ
好きなことを発信しよう、役立つことを発信しよう。
そう言われて、途方に暮れてしまうことは、私もありました。
「好きなことってそもそもなんだっけ」、「個性なんてないし、フツーだし」。本気でそう思って悩んでいたこともありました。圧倒的に個性的な方々を見て、落ち込んだりしたこともあります。
さらには、「専門的なことを書くには、調べ物もしなきゃらない。そんな時間はないし」なんて言い訳も出てくるんですね。投稿は続けていましたが、苦しかった時期もあります。何を発信していいかわからないよーってね。
そんなときに、ある方が私に言ってくれたんです。
「IT業界のイメージの人じゃない。女性だしね。それが強みですね。」
「親しみやすい話し方をするから、それはITの相談をしたいって思う人がいますよ」
えっ?って感じでした。
「女性だし」
あれ?
「強みって特別、人より優れていること」って思っていた私は、目からうろこでした。女性だしって、変えようのない事実。世界の半分は女性だよ。
で、「女性」と「IT」の組み合わせは、捉え方によっては強みになるんですね。
その後、違う人からも女性でWebってところが強みになるって言われました。Web業界では女性は多く働いていると思います。が経営者と言う立場の人は少ないかもしれません。
この言葉を聞いて、力が抜けました。すっごい知的な人にならなきゃって思っていたのけれど、特別努力する必要もないらしい。
もちろん、技術やノウハウはいくらでも高める必要はあります。でも、同じ技術やノウハウを持っていても、やっぱり違いがあるわけです。だから、いつもの自分が何をしていて、どんなことを考えているのかってことがその人の価値なんだなぁと最近気づきました。いるだけでいいんです。個性的なんです。
どうも私たちには、企業の集客・宣伝というと、芸能人がコマーシャルに出ているイメージが深く刷り込まれているようです。そうしなきゃならないと思っている。その手法も広報活動のひとつです。でも、その手法は資金が潤沢にないと成果は出せないようになっている。
だから、私のような小さな会社の集客・宣伝は、等身大がいい。そして、自分の日常をどう切り取って、どう見せるのかを考えるといいですね。社交的な人が選ばれるかと言ったらそうでもなく、シャイだったり、無口だったりする自分のままでも、つながりはできてきます。人間社会と同じなのだから、すべての人が明るくて、社交的なわけではないから。特別な人気ものにならなくたって、コツコツ発信を続けていれば、価値は伝わっていきます。
短パン社長のDVDを買ったと発信したら、お客さんやスタッフと上映会をすることになった。
山田ズーニーさんのコミュニケーションの本は、文章を書く参考になる。
シンディ・ローパーが好き。
ただ単にしていることを発信しただけですが、ひとつひとつが積み重なると、私という人間になっていくと思うんです。そうすると、毎日していることや、好きなことは、実はものすごく価値があることなんじゃないかな。それが個性を形成するもの。力をいれて特別にかっこいいでしょ、すごいでしょって言わなくてもいいんじゃないかと思います。
それが何になるのと言われると、私もわかりませんが、、、
等身大の自分のことを理解してくれる人、なんか会ってみたいなって思ってくれる人、そんなあなたが好きだわとか言ってくれる人、そういう人と出会って、その中から仕事に結びつくようになれば、しあわせなんじゃないかなと思うんです。少なくとも私はね~~
コメント
この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。