情報発信の必要性を改めて考えてみた
明けましておめでとうございます。
2018年も、穏やかに始まりました。
みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、私は去年からずっとひとつのことを考えていました。
それは、
なぜ、インターネットのビジネスで、SNSやブログによる情報発信を欠かせないと私は思っているんだろう。
ということ。
もちろん、エクスマを学んでいて、藤村先生から聞いているからっていうことがあります。でも、藤村先生は、インターネットのビジネスでとは限定して話をしているわけではありません。Web屋の私は、エクスマでますます確信したって感じなのです。
山田ズーニーさんから得たヒント
私はずっとインターネットでビジネスするなら、公式のホームページを持つほかにブログやSNSの情報発信が大事って思っていました。私の経験上の話で、この理由をなかなかうまく伝えられずにいました。
そうしたらですね、どう説明するかヒントになる本に出会えましたよ♡
あなたの話はなぜ「通じない」のか 山田ズーニー[ちくま書房]
山田ズーニーさんは、人と通じ合うための基礎として次の5つの項目をあげています。
- 自分のメディア力を上げる
- 相手にとっての意味を考える
- 自分が一番言いたいことをはっきりさせる
- 意見の理由を説明する
- 自分の根っこの思いにうそはつかない
この本を読んで気づいたことは、自分のメディア力を上げないと、信頼を得るのが難しくなり、それで売ることも難しくなるんだということです。
モノやサービスが売れるということは、お客さんに何かが伝わって行動してもらったと言うこと。何かが伝わって行動したということは、「買ってもいい」と信頼してもらえたということです。インターネットでは、対面販売はできませんから、文字情報や写真・動画で信頼してもらうことになります。
それで、お客さんに信頼してもらうには、まずはちゃんとホームページの情報を読んでもらうための環境づくりが必要です。これは結構、ハードルが高い。現場で直接会って行う売買のコミュニケーションを、インターネット上で疑似的に行うのだから。ですので、自分のメディア力を上げて情報を伝わりやすくる必要があります。そのためには、SNS+ブログ+ホームページをひとつのチームのようにして情報発信することが大事って思うのです。
なぜなら、、、
インターネットって怪しくないですか?
モノを売るには、お客さまを絞る、リーズナブルな価格帯にする、顧客との接点を増やす、広告宣伝を効果的にするなど理論があります。これらの考え方は、リアルな販売をもとに考えられた理論ではないかなと思っています。もちろん、インターネット上でビジネスするにも、これらの理論は役に立ちます。お客さまを絞ることは大事だし、商品の価格は大事、広告宣伝しないと知ってもらえない。そうなんです。
が、あなたはインターネットを怖いと思っていませんか?
インターネットに自分の自宅住所は公開しないし、電話番号も載せない。
クレジットカードの番号を入力するときも一瞬躊躇してしまう
人はどこかでインターネットは怖いと思っている。インターネットでモノを売りたい人は多いけれど、インターネットはこんな環境なんです。リアルで営業よりも、信頼を獲得するのは難しいと思いますよ。
それなので、売ることと同じくらい、インターネット上で信頼されることに重点をおきたいのです。
さて、インターネット上で、人は何を頼りに信頼できると判断するでしょう?
たぶん、選ぶ理由はこんな感じかな。
- 名前をよく知っている会社(アマゾンとか、ANAとか、ユニロなどなど大手の企業)
- 信頼できる人からの紹介
- 信頼できそうな情報がたくさん載っている、
- 検索エンジンで上位だから信頼できそう
つまり、知らないところはあんまり選びたくないってことです。ここがポイント。知らないところはあんまり選びたくないんです。だまされると困るから。
リアル営業以上に、インターネットで信頼されることは難しい。だから、よく知っている会社、よく知っている人、信頼できそうな情報がたくさん載っているって環境を自分たちから作りだす必要があります。
ところで、どのような状況にあったら、あなたはインターネットで見つけた会社を信頼できるって判断しますか?
- 専門的な情報が載っている
- 価格がわかりやすい
- ホームページの操作方法がカンタンだ
- 会社の様子がわかる
- 社長が誰なのかわかる
- 働いている人がわかる
こんな感じでしょうか?
それで事業内容、商品紹介(価格付き)、社長挨拶、働いている人の姿などをホームページに載せます。そして、使いやすくするんだと試行錯誤するわけですが、、、
業務内容、商品紹介、社長挨拶、働いている人の姿などは、どの会社も載せています。これで覚えてらうには、相当文章や写真を吟味する必要があります。
使いやすいホームページって気持ちはよくわかりますが、誰にとって使いやすいホームページなのでしょう。もちろん、メニューボタンがまったくないなど、明らかに操作できないホームページならば誰の目から見ても使いづらいと感じるでしょう。でも、極端な事例以外は、使いやすい・使いづらいって判断するのがなかなか難しい問で題なんです。
と、信頼を得るための活動は、試行錯誤のくり返しです。この手間を惜しんでは、ビジネスはできないと思います。
幸いなことに、今はSNSや不ログが浸透してきているので、ホームページで何もかも解決する必要がなくなりました。発信する場所がたくさんあるから、どこかで自分メディア力を上げ、信頼に結びつけるようにするといいんです。しかも、インスタグラムは写真、ツィッターはつぶやき、Facebookは実名、ブログは自由な情報発信ができるって、それぞれのツールの特徴に合わせて発信方法を変えられます。
怪しげなインターネットの環境下ではありますが、工夫と行動によっては信頼を得られるのです。いろんな発信をしていると、次第に自分だけの特徴が出てきて、自分のメディア力を高めることにつながっていきます。メディア力が高まれば信頼は得やすいです。
というわけで、私はSNS+ブログ+ホームページによる情報発信は畑の土づくりみたいなもので、その上にお客さまを絞り、リーズナブルな価格で、モノを売るタネをまくイメージでいるんです。
新年早々、私のお仕事の根幹をなすことなので、熱く語ってみました。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。