ミッションは、経営者の夢をかなえるお手伝い
「お金をかけずに営業できるなんて、すごい!
ホームページって中小企業の味方なんだ」
そう気づいて以来、私はとくに中小企業の社長さんに「インターネットの持つ力、魅力」を伝えたいと考えていました。とくにブログは無料で開設できて、自分さえがんばれば日々情報を新しくできます。
情報さえ公開しておけば、あとは自分がリアルで営業していたり、寝ているときにも、営業マンとして活躍してくれます。
「こんないいものはない」。いつも、その良さを伝えたいなと思っていました。
(今も当然、そう思っていますが)
経営実践研究会で気づいたこと
そんなある日、私は経営の実践研究会の発表者になりました。
今までのホームページを使った営業について発表したものの、先輩経営者のみなさまからは厳しいご指摘を受けました。
ひと言で言えば、「危なっかしい」未熟な経営者だったんです。反省。
その会に出席していたみなさまは、厳しいことを言われてへこんでいるのではないかと心配していただいておりました。
当の本人は、あっさりしていました。
経営者として未熟だし、先輩たちが話していることを半分は理解できていないこともわかっていましたから、厳しい指摘はもっともだと思いました。
みなさんの前で大先輩から厳しい指摘を受けたので、やはりちょっとへこんで下を向いてしまったのですが、ふと顔を上げた時、出席してくださった経営者のみなさまの顔がぱっと目の中に飛び込んできました。緊張した空気の中で、みなさん真剣に大先輩のお話を聞いているんです。
経営者は「何のために経営するのか」自分に問いかけ、会社の方向性を考え、資金繰りをしながら、いろいろな学びもされています。
その目的は、もちろん自分の生活のためということもありますが、自分の事業で社員やお客様を幸せにするためだと思うのです。そして、それは社会を豊かにするひとつの方法です。
私自身も会社を存続させるために、必死にブログを書いていました。
いつも、問い合わせがきますようにと祈りながら書いていました。
それは自分の生活のためでもありますが、会社がなくなると私以外の社員も生活できなくなります。
私は私でホームページにかける想いは、人並み以上にあると自負しています。
ちょっとこわばっているみなさんのお顔を見て、「経営者は必死なんだ。だったら、私はこの方々の経営目標を達成するため、夢をかなえるためのお手伝いをしたい!」と、突然思ったのです。
経営者の想い、夢、目標を実現するために、ホームページ(インターネット)を使った販促で応援する。これが私の役割なんだ。
この役割を果たせると、雇用は創出できるし、仕事は循環する。社会も豊かになるんだなと思って、ワクワクしていました。
そういうわけで、はたから見ると未熟で発表に失敗した人と見えたかもしれないのですが、私は自分が気づいたことに自分で感動していたので、それほど堪えてはいなかったのです。
「成果があったよ」という言葉を聞きたい
経営に深く関われば関わるほど、ホームページを発注するお客様は、ホームページそのものが欲しいわけではなく、制作することによって得られる成果が欲しいのだということも実感できるようになりました。
ホームページ制作会社としては、搭載する技術や作るデザインにこだわりますが、お客様は技術やデザインに深い思い入れがない場合は、技術やデザインにはあまりこだわりがないということにも気づきました。
方法は何でもよく、成果が得られるとよいのです。
それに気がづいてから、ホームページを受注するのが怖くなることもあります。
「私はこの期待に応えられるかな」と。
この怖さは、ホームページ制作やWeb集客の知識を深めるだけではなく、お客様の話を理解して本質を掴むヒアリング力と共感力を磨くことでしか克服できません。
ホームページを作ったお客様から、
「この業界で一番わかりやすいホームページだったと言われた」、
「ホームページからのお問い合わせが増えた」
「売り上げ目標が達成できた」
という感想をいただくと、とてもうれしくなります。
「ホームページを作ってよかった」
「担当してもらってよかった」
心からそう思っていただけるように、日々学びが必要なんだと思っています。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。