あなたのブログ・ホームページの読者はどんな傾向がありますか?
みなさんは自分のホームページやブログにどんな読者さんが来ているか、知っていますか?
アクセス解析をすると、どんなルートをたどってきたのか、どのくらい滞在しているか、ひとりあたりどのくらいページを見ているのかなどわかります。
それはわかっているんだよーー。
でも、どう解釈していいのかわかんないんだよー。
こんな感じで解析結果の数字を見ているかもしれませんね。
私も未だに迷うことも多々あります。だから、自分はこう解釈したから、こんな施策をした。それで、うまくいったときはこの上もない喜びを感じるんです。
というわけで、今日は普段から私がどう数字を見ているか、ちょっと書いてみようと思います。

数字を見てどんなことを思いますか?
下記の表は、とあるブログの解析データの一部です。ソーシャルメディアから訪問してきた読者像が表れています。
※実データではなくて、内容を変えています。
※ 計測期間はここでは考えないでね。
TwitterとFacebookから訪問してきた読者さん、それぞれの特徴を考えてみてください。
まず、シンプルに左側から見ていきましょう。
「ユーザー数」はTwitterが1,272件、Facebookが600件。Twitterから訪問する読者さんが2倍くらいいますね。
「新規ユーザー数」を見てみると、やっぱりTwitterの方が多いんだなーって感じですよね。
ユーザー数は、計測期間内で訪問している個別のユーザーの数で、新規ユーザー数は、アクセス解析を開始してからその期間に初めて訪問してきたユーザー数です。
集客を考えるときは、ユーザー数を見て終わりって人がいるのですが、、、
次の「セッション」を見てください。Twitterが3,753件、Facebookが4,989件です。
はっ( ゚Д゚)
セッション数は計測期間内にきたユーザーの延べ人数です。
計測期間内で私がそのブログを同じ環境で2回見たら、セッションは2になります。ユーザは1です。
つまり、このケースだと、読者が集まっているのはFacebookです。
ほほーーー。
こういうことがあるので、私は集客面を考えるときは、セッションの方をより重視しています。
計測期間中、Twitterはだいたいひとりあたり2.95回訪問していて、Facebookは一人当たり8.31回来ています。
新規ユーザーでみると、計測期間中Twitterは約84.5%の人が初めて訪問しています。新規のお客さんにアプローチするときはTwitterの方がいいのかなぁとか推測したりします。
さて、ここまでが集客のことでした。
次に、訪問してきた人がどんな感じでブログ内を見ているのか推測します。
直帰率を注目してみましょう。Twitterは90.15%、Facebookは70.05%です。
定期的に更新されるブログの場合、毎回訪問してくれる人は新しい記事だけ読んで帰る傾向が強いです。ですから、直帰率は普通のホームページよりも高めです。この例でも直帰率は高いですね。Twitterは10人来たら9人が1ページ見ただけで帰っていることになります。Facebookは10人来たら7人が1ページで帰る感じです。
特徴的なのは平均滞在時間。Twitterは平均滞在時間25秒、Facebookは3分39秒です。Twitterからの読者さん、ちゃんとブログを読んでくれているのかなぁという疑問が湧いてきます。
じゃあなぜ、Twitterからは新規訪問が多くて、リピーターが少なく、滞在時間も短いのだろうか。。。
たぶん、Twitterでこのブログのアドレスを含んだツイートが「ばずっている」のではないかと思います。「いいね」や「リツイート」がどんどんされて、それで読者がきているのではないかと。ばずった場合、たいていユーザー数はぐんと上がりますが、直帰率が高く、滞在時間は短くなります。ちょっと見てみようかなって思うだけの人も多くなるからですね。
私はここでむくむくって興味が湧いてきて、そのツイートを探します。どのツイートがユーザー数を増やしているんだろうと。自分のツイートのこともありますし、ほかの人のツイートのこともあります。アクセス解析ツールでどの日で急激にセッション数が伸びているのか確かめ、Twitterの検索でツイートを探し回ります。(こういうこと、大好き)
Facebookの方は、もしかしたらファンの方が多く、何度も見に来ているんじゃないかなぁと思います。新しい読者さんは多くないかもしれませんが、定期的に訪問して記事を読んでくれているのではないかなぁ。平均滞在時間の3分は一般のホームページでも成績が良い方です。経験上、3分超えてくるあたりから、お問合せや売り上げが増えることが多いのです。
(パソコンでブログを開きっぱなしにしているときも計測されるので、実際に利用されているかどうかは解析データからはわからないので、あくまでも推測・仮定です。)
と、私はこんな風に解釈してみました。みなさんはどうですか?
TwitterとFacebookだけしか例にあげませんでしたが、単純にユーザー数だけみて「Twitterがいい」と言えないこと伝わりましたでしょうか。
こういう結果が出たら、私はまずFacebookでつながっている人達を研究してみます。どんな記事が反応がよいかなぁとかね。そうして、変化をまた観察するのです。
あっ、ここでは狭い範囲で書きましたが、まずは全体の傾向をざっくり把握することも大事です。
おもしろいから、たまにアクセス解析データを見ながら、読者さんのことを考えてみてね~~。
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この記事の投稿者
白藤沙織
ただいま演劇に夢中。そして、ダンスとヨガとピアノが好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛するWebプロデューサー「さおりん」です。
考えをはっきり言うズバリスト。その性格を生かして、Webのこと、生き方のこと、本のことなどなど、ずばり言います。
小さな会社の経営者と、アラフィフ女子がキラキラと輝くためのお手伝いがしたい。そんな思いで日々活動中です。
プライベートでは、ひとり娘のシングルマザー。仕事と子育てとめいっぱいがんばってきたので、人生のパートナーができるといいなぁと密かに夢見ています
上級ウェブ解析士、エクスマ59期・65期、エヴァ16期