行動の積み重ねが説得力を生む ~比布エクスマ化プロジェクトファイナルカットで思ったこと
私が学んでいる「エクスマ」というマーケティング手法は、何でも叶える魔法ではない。けれども、ときには魔法みたいにビジネスやプライベートの生活がよくなるということが起きる。
私自身も目に見えてどうということはないけれども、考え方やあり方がずいぶん変わったと思う。それはなぜなのか。12月15日、北海道の比布町で行われた「比布エクスマ化プロジェクトファイナルカット」に参加して改めて思ったことを今日は書きたいと思います。
大きな思いを持って実践する
エクスマを勉強して成果がでるのはなぜなのか。すごくシンプルなんですよ。
実践。これだけ。
「Twitterを1日最低でも5回発信する。時間を考えて」
というのが、エクスマの創始者である藤村先生が最後に出した受講者への課題です。
センスを磨くためには、いろんなことを体験することが必要だからです。この課題、藤村先生も毎日実践されています。だから、説得力があります。
影響力のある先生も、日々Twitterにたぶん10回以上は投稿されているのです。まだまだ駆け出しの私が、それ以上の投稿をしないと影響力は増さないっていうことですね。
実践しないと効果がでない。これは当たり前なんです。
だけど、当たり前のことを当たり前にし続けるのは難しい。それが続くのはなぜか。藤村先生は、ご自分で実践してきたことを話されているし、今も「これをしてみたら」とみんなに勧めていることは、自分が体験したり、実践していること。よくよく考えてみると、藤村先生の好きなことを勧めてするわけですが、それで心が動く人が多いんですね。
それはなぜなのか。
なぜなぜと考えるくせのある私は、さらに考えてみたんです。
それは楽しいからだと思う。
先生ご自身「迷ったら楽しい方を選ぶ」と話されています。「仕事は楽しくしなきゃね」とも言います。
楽しいことは時間を忘れて没頭できるし、苦痛でもない。
楽しいと笑顔になるし、心が穏やかになる。それは周囲にもいい影響を与えることになる。そうすると仲間といるのも楽しい時間になる。
この意味は、ただふざけて楽しいことではない。お金をもらって商品やサービスを提供する以上、プロとして通用するだけの力が必要。そのためには、練習もたくさんする必要がある。それも、好きなこと、楽しいことを絡ませて取り組むと、どんどん力を伸ばすことができると思う。そういう意味での楽しいなんだなと思う。
ここを誤解すると、遊びほうけて仕事をしてなかったという結果になるので要注意なんだけどね。
そして、楽しいところには人が集まってくるから、いろんな人のつながりができます。そうして励まし合える仲間ができてくるんです。そうすると、ちょっとくらいさぼっても、また続ける力が湧いてきます。
では、なぜ藤村先生はそう言い続けているのか?
それは、仕事が理由で自ら命を絶ってしまう人がいるから。今の日本では自殺してしまう人が3万人いる。その方々の理由が「仕事」なのだ。もし、仕事が楽しいもので、生きがいを感じるものであったら、そんな選択はしないでしょう。こういう思いが根底にあるから、楽しく仕事をしようという提案が人に響くのですね。
藤村先生の話を聞くと、大きなミッションがあって、行動方針があって、日々の行動があることに気づきます。ちょっと乱暴に分解していくと、自殺をする人を減らしたい。それには楽しく仕事をする。具体的にはSNSやブログで個を出して発信するということになりますね。
この構造は、中小企業家同友会の経営指針と似ています。経営理念があって、経営方針があって、経営計画がある。チャラく見えるエクスマも、かたいイメージの中小企業家同友会とあまり変わりないんと私は思います。
そう気づくと本質は同じ。でも見せ方が違うとずいぶんと印象が変わることがわかります。ここが自分のブランディングのポイントだと思います。
個を思いっきりだして、発信するのはなぜ?
12月15日のゲスト講師は、短パン社長(奥ノ谷圭祐さん)。1000人以上いるエクスマ塾生の中でも、最高にエクスマを実践されている方だと思います。
では、短パン社長が一年の3/3を短パンをはいてすごしているのはなぜか。
それは、中途半端では伝わらないからです。やるのであれば、楽しく徹底的に。資本力がない中小企業は、自分たちの個性をみせて、価値を伝えて、ビジネスしていく道しかないというお話は、本当にそのとおりだと思います。
で、ここで私気づきました。
2年くらい前、私がエクスマエヴァンジェリストコースで講演の勉強をしていたとき、「この講演のポイントは何か」と短パン社長に質問されたのです。
「行動する」と私は答えたのですが、「さおりんは、まだまだ足りないからそこじゃない」と言われました。その意味、突然気づきました。
「講演を聞いている人が1000人いたとして、よいと思う人は100人。でも、それを実践する人は1人。1000人のうちの1人になってください。」
これは私が初めて藤村先生の講演を聞いて、忘れられなくなった言葉です。だから「行動する」と言ったのですが、短パン社長には行動している人には見えなかったんですね。その理由、今わかりました。
エクスマ塾生は1000人、そのうち受講だけして去った人もいるので全員がいいと思ったわけではないかも。で、その中で実践しているのは、、、と考えてみると、私は十分に実践していると言えないと。おそーい(>_<)
藤村先生も短パン社長も、お話されていることは、自分で実践してきたこと、あるいは話を聞いて受講生が実践してきたことです。机上の理論ではないのです。だから、ものすごい説得力があるし、人の心が動くのです。だから圧倒的になるのですね。
私の目指すところもここです。自分の実践したことで、お客さんの経営のお手伝いをしていきたいのです。
比布町には2年間毎月エクスマ化プロジェクトのために、藤村先生が来ていました。来月から来ないのはさみしいな。比布のエクスマ化プロジェクトは2回、ゲスト講師をさせてもらいましたし、比布にいるってだけでなんか近くにいるみたいな感じがしてたから。
でも、何かが終わるということは、何かの始まりですね。
センスを磨くために、たくさんの情報にふれ、たくさんの体験をすると教えていただいたこと、愚直にやっていこうと思うのです。それで、まだ見たことがない世界を見てみたいのです。
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。