人間関係をよくするコツは、情報と時間の共有

同じ空間にいて、目の前にいる人たちの人となりがわかってくると、なんだか親しみが湧いてきて、いつも近くにいるのが当然のようになります。それは、職場でも同じです。

人は同じ時間、同じ体験、同じ考えを共有していると、安心できるし信頼できるから。ただ、一緒にいるだけでは、お互いのことがわからず、理解し合えないこともあります。相手がいるとちゃんと認識して、言葉を交わすことが大事ですね。そして、ちゃんと理解してもらえるように、自分から行動することも大事なことだと思うんです。

こんにちは。Web集客のことをずばり言う「ズバリスト」、白藤沙織です。

それは「製品を作った時にどうしても出てしまう紙廃材を利用して、商品を作ろう」というコンセプトの「紙商材」プロジェクトの打ち合わせをしていたときのことです。

ちょうど正文舎は85周年を迎えていて、その記念としてトートバックを作る企画が進行しています。それでスタッフのひとりが、せっせと布プリンタでトートバッグを印刷していたのですが、通りかかった別の部署のスタッフがなぜ印刷しているのか知らなくて寂しかったと話してくれました。

社内での新しい取り組みだから、みんな知っていてほしいという願いが彼女にあったのでしょう。

私はその話を聞いて、いい傾向だなって思いました。今日はその話を書きますね。

協力し合う関係を作るには

なぜ、私がいい傾向だなって思ったかというと、社内で情報共有ができていないと寂しい思いをする人がいるとそのスタッフは実感できたし、打ち合わせに参加していたほかの人はその思いを共有できたからです。

そして、どうしたら自分たちの取り組みを社内で理解してもらえるかという話し合いに発展していきました。こういう気づきは重要です。自分たちのことを理解してもらうため、自分たちが行動することが必要だとわかったから。

それで、「紙商材」プロジェクトの取り組みに興味を持ってもらうには何ができるだろうかブレーンストーミングを行い、実行可能なことをとにかく出してみました。

• 全社メールを流したらいいだろうか
• メールだけでは響かないんじゃないか
• メールは読まない人もいる
• ポスターを作ったらどうか
• ポスターは関心のない人は目に入らないから、確実に見てもらえるものがいい
• 回覧がいいんじゃないか
• 回覧は全員が読むまで時間がかかるから、チラシにしてみるといいんじゃないか

どうしたらいいのかあれこれ話をしていたら、みんな楽しくなってきたようで、意見も活発になってきましたよ。そして、最終的に行うことを決め、役割分担も自然に決まっていきました。

この時間が貴重なんです。

楽しくあれこれ話し合っていることで、自然と誰がどんな考えをしているのかわかりますし、何に興味があるのかわかります。

さらに、人は知らないことには、興味を示すことができません。会社もある程度規模が大きくなり、部署や席があるフロアが違うと自分の部署に関係あること以外、何をしているのか見えなくなります。

じゃあ、どうしたらわかってもらえるようになるのか。

この視点を持つことが大事です。わかってもらえないと愚痴るのではなく、自分から動けるようになるからです。

これは社内の人間関係だけではなく、モノやサービスを売る時の心構えとして大事だし、お客さんとの関係でも大事。

どうしたらわかってもらえるのか、相手のことを考えて伝える手段を考えてやってみる。

この工夫があれば、仕事はなんとかなると思います。

ひとりのスタッフの話から、ゲリラ作戦を考えついた「紙商材」プロジェクトのスタッフは、なかなかいいことに気づいたと思います。これからが楽しみです。

実務は参加しているスタッフが自主的に分担してくれたので、私はブログとSNSで情報発信をがんばります。

ではでは～

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