正文舎 紙フェス! ~ 大成功に終わりました~♪♪♪
あなたがもし管理職だとして、自分の部署のスタッフの力をどのように評価していますか?
生活態度、スキル、適正、売り上げなど、評価基準はたくさんありますが、その評価基準を使って何を見ていますか?
仕事で自信をつけてもらうってどんなことなんでしょう。
正文舎では11月18日(月)~24日(日)まで、紙フェスという紙の展示会をしていました。
そのときに思ったんです。
楽しいこと、好きなことを仕事に取り入れるって、業務とはまったく関係ないことをすることもある。
そのときに、普段のお仕事では見えない、素のスタッフの姿とか、得意技とか見えてきたり、業務以外のことで自信がついたら、どんどん自分でスキルアップしていけるんではないかなと。
その環境づくりをするのが、経営者の役割だと実感しました。
こんにちは。Web集客のことをズバリ言う「ズバリスト」、白藤沙織です。
工場ではどうしても原材料のロスが発生するもの。正文舎の印刷工場でも、「紙」や「封筒」のロスが発生していました。この紙はどうするのかと聞いたら、廃棄するかリサイクルに出すということでした。
もったいないなー。
それで印刷のスタッフにはいらなくなった紙を取っておいてもらい、保育園や幼稚園で使ってもらったり、特厚メモ帳を作ったりという活動を細々としていました。そのうち、スタッフの方から紙廃材を使ってビジネスしてみたいって話が持ち上がり、今年から私を含めて4人でプロジェクトがスタートしたのです。
そして、実現しましたよ。
11月18日(月)~24日(日)の1週間、紙フェスを開催して60名の方にお越しいただいたのです。ありがとうございます。
単にモノを作って売るんじゃつまらない
当初はスケジュール帳、メモ帳、ノートなど、正文舎が持っているスキルと原材料を活用して商品を作ることにフォーカスしてプロジェクトは進んでいました。
けれども、市販のものとどう違うのか、よくわからないなと思ったり。
そもそも廃材で作るので、市販の商品の真似をして作っても、お客さんが買う意味がわからないよなぁとか思っていました。
何かできることはないのか。
ちょうど夏で、フジロックやライジングサンの話題で盛り上がっていた頃だったので、ふと思ったんです。
何かイベントみたいにして、正文舎にいろんな人が来てくれたらうれしいなと。
菊水に印刷やWebの会社があるんだよって知ってもらいたかったこともあります。
それで、
「ねーねー、フジロックとかライジングサンとか、音楽のフェスティバルのように、紙でもフェスティバルができないかなぁ。」
と、スタッフにつぶやいてみたんです。
当初は引いていたスタッフも、何かお祭りみたいにできるんじゃないかとのってきてくれました。
そして、準備が始まったんです。
プロジェクトリーダーは、自分から立候補してくれたスタッフ。こういうイベントは話だけで終わってしまうことも多いのですが、彼女は強い意志を持って開催までみんなをひっぱっていってくれました。そして、ほかの2名のスタッフもリーダーの元、ポスターを作ったり、ポップを作ったりと協力してくれたんですよ。
リーダーの彼女は大人しいタイプだなと思っていたのですが、紙フェスをすることを朝礼で全社員の前で発表したいと申し出てくれ、紙フェスを自分事にしてくれる社員が増えるといいなと思ってたようです。
印刷会社では、一般の文房具屋さんと異なり、紙は定型サイズで仕入れるのではありません。
言ってみれば、すごく大きな紙を仕入れて印刷し、それを断裁して定型サイズのチラシや本を作るのです。ですので、無料で提供する紙は、印刷課のスタッフが、断裁したり、紙を包んだりしてくれたんですよ。
紙フェスでは、企画商品として特厚メモ帳と型抜きぷらねっとクンしおりも準備しました。特厚メモ帳は印刷課で制作、型抜きぷらねっとクンしおりはプロジェクトメンバーが作ってくれました。
私のTwitterを見てくれたみなさまは、うすうす気づいているかもしれませんが、、、紙フェスのスタッフのうちふたりは私の部署に所属してており、それぞれ正文舎公式キャラクターぷらねっとクン(@syoubunsya_p)と、非公式キャラクターtakaお兄さん(@taka_sbs)を運用しています。
会場に貼ってあるPOPは「工作が大好き」というtakaお兄さんの手作り。ぷらねっとクンとtakaお兄さんは、近所に紙フェスポスターを貼るお願いに回ったりして、大活躍してくれました。
3人で紙フェスの準備から終了まで、Twitterで投稿できたのも夢のようにです。ずっと私はSNSの有効性を会社にも伝え続けていましたからね。
理解してもらえた人が増えてうれしいです。
8日間連続、お客様が来てくれたよ
当初、どのくらい人が来てくれるのか心配していましたが、ふたをあけるとお客様が来なかった日は一日もありませんでした。
来てくださった方は、SNSでつながっている方、正文舎の取引先の方、あらかじめ告知した保育園関係者の方々も多かったのですが、近所のお店に貼らせていただいたポスターを見てという方も多かったです。中には、通りかかった人が正面玄関に貼ったポスターをみかけてふらっと入ってきてくれたりしました。
私が思っていた、近所の方がふらりと寄ってくれるってことも実現して、とてもうれしかったです。
仕入れ値が高めの色紙は、1枚10円(税別)で販売していたのですが、色紙も人気で何枚もまとめて買ってくださったんですよ。
正文舎では、もう役に立つ場がなかった紙が、お客様のところで役に立っているのを知ると、しあわせだなと思うんです。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございます。
スタッフも楽しかったと言っています。
私も紙がどのように思われているのかわかってとてもうれしかったです。
紙フェスに提供する紙は、あくまでも廃材ですので、今度はいつ開催できるのかわからないのですが。。。
また、どうしても余ってしまう紙を大切にとっておいて、地域のみなさまに喜んでもらえるような紙フェスを続けていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
今度はA4の紙を多めに作っておきますね~~。
昨晩はコラボセミナーをした菅原さんを交えて、紙フェススタッフとご飯を食べる機会もありました。
その場で見せてくれたスタッフの姿は、普段の業務からはわからないものもありました。
ひとつのことをやり遂げて、一緒にご飯を食べて、またチームワークがよくなったと思います。紙フェス全体の打ち上げは、リーダーが中心になって、全社員参加自由形式でするそうです。そういう心遣いも、すばらしいなって思うんです。
私の役割は、紙フェスのような本業からちょっと外れることに対しても、「仕事なんだよ」って全社員に理解してもらうことなのですね。こういう一見ムダに見えることから、アイディアが浮かんでくるものですからね。
現に今まで社長の指示だけで更新していたホームページも、自分たちがこうしたいって意見を言ってくれるようになりました。正文舎をよくしていこう、正文舎を知ってもらおうって思う気持ちがうれしいです。
紙フェスの期間中、出張とか不在にしていて会社に戻ると、ぷらねっとクン+takaお兄さん+ズバリストの置き物が私の机に乗っていて、楽しんでいました。
ではでは~~。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。