他人のためじゃなくて、自分のために笑おうよ

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お母さんは太陽に明るくいなくちゃね

病院の点滴を打っているときに、私を励まそうとした看護師さんの言葉に、さらに暗くなっていく自分がいた。

たぶん、あれは娘が一歳くらいのときだったと思う。

頭の中ではわかっていた。
誰だって、明るい素敵な笑顔に惹かれるものだ。
お母さんが明るく楽しくいるだけで、家の中が明るくなるのはわかる。

でも、それができない自分はダメなんだなって、悲しくなったのだ。
それから、どんどん負のスパイラルになっていったように思う。

そんな経験をしたことがあるから、私は笑顔でいようよって言わないんだよね。

悲しいときは悲しんでいいよって言う。
涙がでるなら、自然に止まるまで泣いていいよって言う。

時間を決めて、思いっきり感情を解放することはすごく大切なことだから。

心が疲れ切っているときは、笑おうと思っても笑えない。
たいていは、身体にも無理がかかっていることが多いから、ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、ちゃんと遊ぶことを優先したほうがいいと思うの。

それを無理に笑おうとしていると、心に変なコーティングができてきて、自分の感情がわからなくなってしまうんだよね。
笑顔でいると、素敵だねって言われるから、問題がややこしくなるのだ。

人のために笑顔をやめて、自分のためにゆっくり休むと、違った世界が見えてくる。たぶん、その方がずっとずっとラク。

そして、ずっとずっとラクになったら、今度は心から笑うことができるんだよ。

お母さんは太陽のように明るくね。

こんな風に言われたら、そのときは「はい」ってニコニコ笑って言えるようになるんだよ。

いつも心を照らしていたい。
かっちゃんさんによる写真ACからの写真

心から笑うことができたら、とってもしあわせだと思う。
だから、笑うときは本心から笑いたいのだ。

そして、笑えないって苦しんでいる人には、「無理に笑わなくていいよ。今は何を感じているの」って声をかけていきたい。
笑顔の思い込み、呪縛から解放されてもいいんだよって言いたいな。私はね。

しあわせだから、にこって笑う。
友だちと盛り上がって楽しいから笑う。
漫画がおもしろいから、笑う。

そういう自然な笑いを大事にしたいから。

そうしたらね、口角あげて笑顔になるとか、まずは笑ってみるっていう感情コントロールができるようになる。

そういうことができるのは、心のエネルギーがあるから。
こういう状態でいつも過ごしたい。

これが理想。

太陽のように明るくいるのが理想。

これができないのはね、劣っている人間だからできないのではないのよね。
ただ、疲れているだけなんだよ。

だからいいのよ。今は笑わなくても。
あなたは笑わなくても、いい人だし、優しい人だから。
安心して眠っていいのよ。
そうしたら、きっと明日は自然に笑っているよ。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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