演技を学ぶために5月に観た映画6本

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どうしたら制限がある社会状況でも、毎日を楽しく過ごせるかな?
そう考えて、毎月どんな風に過ごすかテーマを決めることにしました。

5月は「演技力強化月間」。
演技に関わることを多くすることにしました。

そのうちの1つが、演技コーチの方が勧めてくれる映画を観ること。
今月は「俳優の演技が素晴らしい」と推薦してもらった映画が5本と、自分が興味をもった映画1本、合計6本を見てみました。

子どもの頃は田舎に住んでいて映画館がなかったから、映画を観るって習慣はありませんでした。

シングルマザーになったとか、会社が倒産するかも騒ぎとか、割とバタバタ生活していた私は、子どもとハリーポッターを観ることはあっても、自分の楽しみとして映画を観ることはほとんどありませんでした。だから、とても新しい経験なんです。

こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。

俳優の勉強で、まず手をつけるとしたら、自分の身体をリラックスさせて緩んでいく練習から。それは、どんな表現もできるように、身体が中庸であることが大事だからです。そして、「私」の思考過程と「役」の思考過程の違いを見つけること。そんなことを習って、ますます演技に興味を持つようになりました。

そして、演技力を高めるために、名優と呼ばれる人たちがどんな訓練をするのか知ってから、映画を観る視点がちょっとだけ変わりました。

一か月に映画を6本も見る時間を作るのも初めてだったな

5月に観た映画リスト

アパートの鍵貸します

アカデミー賞をなど多くの映画賞を受賞したコメディです。
シャーリー・マクレーンが超かわいい♡

アパートの鍵貸します

会社役員のデートのために自分のアパートを貸している主人公のバクスター。調子にのって順調に出世していきます。が、好きになった会社のエレベーターガールのフランが、実は会社役員の愛人だったことからその生活が変わっていく様を描いています。最後のバドの決断が痛快でした。
社内で開かれたクリスマスパーティで、フランが何者なのかバクスターの表情の変化がすごいなと思いました。(もっとも解説してもらって気づいたんですが…)機嫌よく歌いながら、ゆでたパスタをラケットにのせて、水を切っているシーンに笑いました。

ストレイト・ストーリー

時速8kmの芝刈り機に乗って、約560km離れたところに住む重病の兄に会いに行く73歳のアルヴィン・ストレイトの実話。

ストレイト・ストーリー

糖尿病のために目があまり見えなくなり、腰痛も肺気腫の疑いもある気難しい主人公のアルヴィン・ストレイト。絶縁して長いことあっていない会っていない兄が重病と聞き、兄のところに行く決意をします。アルヴィンは車を運転できず、公共の乗り物にも乗れないので、自分で芝刈り機にトレーラーをつけて旅にでました。気難しいと言われるアルヴィンですが、旅の中で出会った人との触れ合いを見ていると環境が性格を作ったのかなと思いました。ラストの兄との再会のシーンは、セリフがほとんどないけれど、表情で心が動いていくのがわかります。

レナードの朝

レナードを演じるロバート・デニーロに魅了されました。少年の頃に嗜眠性脳炎になり、意識のない状態で30年病院で過ごしていたレナードと、医師のセイヤーのふれあいを描いています。治療が本当にその人のためになるのか、誰のための治療なのか、考えさせられる映画でした。

レナードの朝

医師のセイヤーがレナードの身体の状態を注意深く観察することで、身体の内部では活動していることに気づきます。そして、パーキンソン病の治療薬を投与することで、レナードは意識が戻り、一時は普通の生活ができるようになるのです。
でも、薬の耐性ができ、だんだん薬が効かなくなり、元の状態に戻ってしまいます。自由に動いた身体が再び動かなくなるレナードの悲しみ、どんどん薬を増やし回復を願うセイヤーの焦りが伝わってきました。ロバート・デニーロは演技をするために、身体の解放などの訓練を毎朝2時間はしているそうです。

パッチアダムス

医療現場に「笑い」を持ち込んだ医師の実話。
重病の患者さんたちにユーモアで接して少しでも生活の質をあげようと、医大生のパッチは奮闘します。

パッチアダムス

パッチは自分が精神科に入院していたとき、同室の患者さんをユーモアで助けられたことから、医者を目指します。
権威主義の医大の教授との対比が印象に残っています。パッチの行動に「患者が死んだらどうする」と医師たちの問いができます。私はこれが茶番に感じました。医師たちは、重病の患者が亡くなることを予測しているからです。死なないように治療を受けるより、笑いで苦痛を癒して質の高い生活をしたい映画を観ていて思いました。

アイ アム サム

7歳の知能しか持っていないサムは、ホームレスの女性との間にルーシーという女の子が生まれます。女性は退院するとすぐ、赤ちゃんを残してサムから離れてきました。サムはひとりでルーシーを育てます。でも、子どもを育てる能力がないと児童福祉局に判断されて、ルーシーは施設に保護されてしまいます。彼女を取り戻すために立ち上がるサムの物語。

アイ・アム・サム

ルーシーが小学校に入ると、父親よりも自分の知能が高いことに気づいていきます。サムはドクタースースの「グリーンエッグ アンド ハム」を何度も何度も、ルーシーに読み聞かせします。この童話は就学前の子ども向け。学校に入ったルーシーには物足りなくなります。でも、サムは読めないのです。サムを気遣って、ルーシーが本当は理解している単語を読めないと言うと、サムは「絶対に読める」とルーシーを励まします。自分を気遣って読めないと言っていることも理解して、ルーシーを励ましているサムがすごいと思いました。
育てる能力だけを問われたらサムは親として失格なのかもしれない。けれども、周囲の助けと何よりも深い愛情があれば、子どもは幸せなのではないかと思う話でした。

マジソン郡の橋

マジソン郡の橋は、小説の方を勧めてもらっていました。小説を読んだら、映画もみたくなったのです。

家族が旅行に出かけた四日間に起こった恋の物語。
ナショナルジオグラフィック社と契約している写真家のロバートは、マジソン郡にかかる橋の写真を撮影するためにアイオワ州に出張にきます。そして、道に迷い、フランチェスカの家で道を聞くところから話は展開いく…

マジソン郡の橋

私のハイライトは、主人公のフランチェスカの呼ばれ方。偶然出会い恋したロバートは彼女のことを「フランチェスカ」と呼び、彼女の夫は「フラニー」と呼んでいました。
ロバートは正式なイタリア語の名前で呼び、夫は英語風にニックネームで呼んでいます。ここに違いがあるのかなと。
小説は二人を中心に描いていて、映画はフランチェスカの子どもたちの視点から描かれているので、ちょっと印象が違いました。

小説はこちらね↓
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5月はとにかくインプットの月でした。
6月はアウトプットの時間を多くしようと思います。
演技の勉強は続けます。仕事にも生かせることがたくさんあるから。

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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