ホームページを見ただけで買ってくれるという神話は捨てちゃいましょう
インターネットの世界は、従来からのマスメディアの世界とちょっと違うと思う。
何が違うかと言いますと、広告や制作のプロに頼み、大勢の人にむけて一方的に情報発信をするのが新聞広告・CMなどのマスメディア。コンテンツを発信していきます。
インターネットの神髄は双方向のコミュニケーションの場。
おしゃれで専門的な感じがするマスメディアとはちょっと違って、商店街で商売する感じの世界です。
あくまでも1対1のお付き合い・対話が重要。私は最近、ヒシヒシと会話が大事って感じています。
私、ここのポイントがわかってきたのはごくごく最近です。
Web屋だからこその罠で、ほかの業種の人たちの方がずっと上手に使いこなしてました。
あー気づいてよかった。
インターネットを使っても、商売の基本はひとりひとりのお客様と丁寧にお付き合いすること。
だから、かっこいいものを作るとか、よく見せるような販促とはちょっと考え方が違うんじゃないかと思うようになったのです。
こんにちは。Web屋さおりんです。
2017年も2日目の半分が過ぎました。
みなさんは、のんびりできていますか? それともお仕事が始まっているのかな?
私はまだ実家にいて、午後は今年やりたいことを考えていました。
今年はテニスの試合にもでたいよーー。
メンドクサイと思うならインターネットでビジネスできない
Web屋の私は、ホームページやECサイトを作ることがメインの仕事ですが、成果を上げていくためにはホームページを作るだけではだめだってこと、いやというほど知っています。
成功している方々は、何らかの形でインターネットに時間かお金をかけている。それを身近で見てきました。
逆に言うと、成功していない方々は、時間を惜しんだりお金を惜しんで、ホームページ開設以後何もしていないことが多いんです。
ホームページが始まったばかりの頃は、まだ双方向の機能が充実していなかったので、紙のチラシやDM・会社案内とほとんど変わらなかった。インターネットに接続してWebブラウザを立ち上げて、チラシを読んでいるようなそんな感じでした。
だから、印刷物がパソコンで見れるような感覚でいたかもしれません。
2005年頃から「Web2.0」という言葉がでてきて、Webブラウザで双方向で情報をやりとりできるようになってきた。一番身近な存在は、お問合せフォームかな。名前や住所、お問合せ内容を書いて送ったら、答えが返ってくるあれです。企業側から書くと、見込み顧客の情報を取得できるものです。
これも双方向のコミュニケーション(^ω^)
そして、ブログシステムが開発され、外側のデザインと中の記事を別々に管理できるようになって、コンテンツの更新が比較的カンタンになってきました。ブログにはコメント機能があって、書き手と読み手が対話できるようになったんです。
そんな頃からインターネットで成功し続けている人たちは、手間暇かけて情報を発信をしていましたよ。
単価500円くらいの商品を扱っていて、年商1000万円まで伸ばしたあるECサイトのオーナーは、「商店街に行って、売れてる八百屋さんを研究している。どんな言葉をお客さんにかけているのか、どんな対応をしているのか取材して、それをデジタルの世界にどう落とし込んだらいいのか日々考えて、ECサイトの文章を改良している」と教えてくれました。
これは2005年~2009年くらいの話。10年以上たった今はその頃よりも、インターネットに流れる情報量が莫大になってきて、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSとブログを組み合わせるなど行動量を増やさないと、ホームページに来てもらうことも難しくなってきました。
逆に、ホームページを持たずに毎日SNSで情報発信して商売を成功させている方も出てくるくらい。
もう、10年前の「作ったら売れるホームページ」って考えでは、成果を上げるのはムリ。。。
私はそう思うんですね。
そういう話をさせていただくと、
「そこまではできない」
「うちにはそんな時間があるむ社員はいない」
「文章が書けない」
などなど言われることが多々あり、、、
その割には、ホームページを見てもらえさえすれば、商品のよさがわかってもらえ、買ってもらえると期待しているんです。
ちょっと都合のよいような。。。
インターネットの商売も、リアルな商売と根本は同じだよ
2017年は、ホームページの神話は捨てちゃいましょう。
リアルな営業活動と、インターネットを使う営業の根本は変わりません。
ホームページは商売を成功させるためのツールひとつでしかないから。
理想はブログとセットになっているホームページを持って、ブログから日々の発信をすること。
そして、SNSでいろんな人とつながって、情報交換をすること。そうしながら仕事のこともわかってもらうんです。
お客様は必要なときに、お客様のタイミングでものを買ってくれるから。
こういう世界は日々の生活が見える。かっこいい自分だけ見せていることはできなくなります。
そして、仕事の話だけしていても、話すことがなくなりますよね。。。
異業種交流会にしたって、仕事の声掛けしてもらえるときは、この人なんか信頼できるとか、なんか面白いって思ってもらっているからじゃないですかぁ。「売りたい、売りたい」「買って、買って」という雰囲気醸し出している人は敬遠される。
インターネットの世界は交流の世界だから、こういう人は敬遠されるのは同じです。
それと、、、
私、売るのは熱心だけど、ほかの人のことはさっぱり興味がない人はやっぱり商売は成功しないんじゃないかなーって思うんです。
だって、モノやサービスは人をしあわせにするためにあるのだからね。
売りつけてばかりいたら、人は見えないと思うんです。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。