ニューヨーク滞在日記 Day3 その2〜 アーティスト ゆかぽん ニューヨークデビュー

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folder 白藤沙織のこと

2017年3月7日(ニューヨーク時間19時)、石黒由香さんのニューヨーク個展が始まりました。

アーティスト ゆかぽんのデビューです!!

初めての個展が、ニューヨーク ブルックリンのギャラリーって、聞きようによってはかっこいい\( ˆoˆ )/。

でもね、見え方にとらわれてはいけません。

本質は、勇気と覚悟と挑戦。お金や経験など前提を考えたんじゃなくて、好きなことに突き進んだところ。

これも自分にきたチャンスをしっかり掴んで準備してきたゆかぽんの行動の結果です。

OUCHI Galleryのホームページ。ゆかぽんの作品と生い立ちが紹介されています。

http://www.ouchigallery.com/past-2016

私はそれがすごいと思うの。さおりんは、便乗してニューヨークに来ちゃったo(^-^)o

アーティストとギャラリーの打ち合わせ

レセプションの前には、アーティストとギャラリーの打ち合わせがありました。

おもにアーティストが個展のコンセプトを説明したあと、作品ひとつひとつ解説していきます。

そうすることで、アーティストがお客様と応対していたり、ギャラリーにいない時間にも、ギャラリーのスタッフが別のお客様に作品の説明ができるからです。

私が思ったことは、ギャラリーでの絵の展示は、アーティストの商売の場。

美術館の展覧会とは異なり、作品ひとつひとつが商品でもあり、ギャラリーはその商品を売る場でもあるんですね。だから、アーティストはマーケティングの知識を持っていた方がいいんじゃないのかなぁと、ギャラリーのスタッフの方とゆかぽんのやりとりを聞いていて感じました。

アーティストとギャラリースタッフのミーティング開始

 

ギャラリーの入り口にあった看板。
スペルミスはご愛敬ってことで。
お客様が来る前に、絵の最終チェックをするゆかぽん
壁に「YukaPon」とアーティスト名が貼ってあります
もうすぐレセプションが始まります。準備OK!

ギャラリーのスタッフの方とのミーティングでは、私がゆかぽんの通訳をすることになり、、、

急きょ、ゆかぽんの説明の中から言葉を拾って、単語帳(グロッサリー)を作りました。

こんな感じです。

私、英語ネイティブスピーカーと英語で話すときは、度胸と愛嬌だけで何とかしちゃいます、、、(^^ゞ

普通の日本人は、英語が流暢でなくてごめんねって感じなる方が多いのですが、、、

私の場合は、あなたの方が私より英語がわかるんだから、あなたが私に近づいてよとか心の中で思っているので、普通の日本人よりはっきり言って生意気です。たぶん(^^ゞ

が、今回は自分のことではないので、ここは真面目に単語帳を作りましたよ。

単語帳を作っても、現場では何が起こるかわかんないんですがね。

 ゆかぽんのデビューに立ち会ったシアワセ

さて、19時になりました。お客様が来るかなと私もドキドキしていたのだから、ゆかぽんはもっとドキドキしていたでしょう。

第一号のお客様は、クリスチャンというアーティストさん。

私が呼ばれてあいさつしたんですが、何度聞いても”Question(クエッション)”に聞こえるんですよ。

なんで質問なんだろーーー(@_@)とか思いましたが、まー細かいところは気にせず先に進む。

クリスチャンは、ゆかぽんの絵を1枚、1枚じっくりと見て、ゆかぽんの解説を聞いたあと、自分の感想や考えを言ってくれました。

そして、とても感動したと言ってくれたんですよ。

絵を高く評価していましたよ
クリスチャンに絵の説明をしているところ

このやりとり、はい。僭越ながら私が通訳していました。

プロじゃないし、完璧ではないけれど、いま持てる力を使って何とかがんばるって感じです。いつでも、どこでも、等身大でがんばるしかないと思っているんですよ。結果を心配するより、いま何とかしなきゃねって感じです。

(まー、その後もっと英語を勉強しようとか必ず思うんですが、、、)

クリスチャンに説明している最中に、ゆかぽんのお友達やギャラリーのアーティスト仲間の方が来てくれて、にぎやかになってきました。

ここでひとつ問題が発生。言葉の問題でよく起こりがちなんだけれど、、、

英語スピーカーが集まっているので、当然英語での会話がはずんできます。ゆかぽんの絵ではなく、会話そのもので盛り上がっている。

アーティストも英語が話せるとその輪に入れますが、そうでないと注目されなくなってきます。

でも、今回の主役はゆかぽん。

ゆかぽんからそれた注目を、いったん戻す必要があります。

私がゆかぽんに提案したのは、20時に予定していたスピーチを早めること。こうして、もう一度ゆかぽんに注目してもらって、絵のPRをすることが場を作ることになると思いました。ひととおり絵を見た人が多かったので、20時前に帰る人もいるかもしれませんしね。

ギャラリーの人がスピーチ前に、来客の注目を集めてくれて、ゆかぽんのスピーチが始まりました!

スピーチが始まりました
ニューヨークのアーティストが聞いています

自分の絵に託した想いとを説明して、ニューヨークと北海道をフェニックスがつなぐというテーマのムービーでさらに視覚にも訴えていましたよ。

その場にいたみなさん、熱心にそして集中して聞いていたのが印象的でした。たぶん、英語力ではなくて、作品と想いつまりその内容に引き込まれたのだと思います。

来ていた方は、同じアーティストが多かったですね。

そんな中、私はよくギャラリーに来る方と単独でお話する機会がありました。親せきの方が第二次世界大戦後、日本に駐留していたというのです。

私は一般的な日本人とは、アメリカ軍に対する感じ方が違うので、そんな話もしていましたよ。

絵の通訳というよりも、近所のおじさんと歴史を語る図になってました。。。

レセプションからゆかぽんのアーティストとしての活動が、どんどん進んでいくのもその後そばで見ることになりました。

ゆかぽんの絵のプライスリスト(価格表)。
本格的なアーティスト活動の始まりの象徴かな

中でも、最初に会ったクリスチャンとの出会いが大きいのではないかな。
ニューヨークでギャラリーを持っていて、自分自身も絵を売っているアメリカ人に評価されたのですからね。

クリスチャンと連絡先の交換をしているところ

この頃になってやっと、彼の名前はクエッションではなくて、クリスチャンだということが私の中で判明していました。

個展は2017年3月12日(日)まで。ここのギャラリーはアーティストが常駐しないので、作品を引き取りに来るまでは自由に過ごしていいことになりました。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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