津田津田しい夜に思ったこと
30年ぶりかな。大学1年生のときに仲良くなった友達5人全員が集まることができたのは。
どうしても私は世界史を勉強したい、「アフリカ文化」と「スペイン語」を勉強したいという想いが強く、両親の猛反対を押し切って入学したのが津田塾大学でした。
友だちが誰もいない東京で、初めて仲良くなったのが彼女たち。
30年ぶりに一緒にいて、何か私と同じ属性であることが感じられて、何か安心できて、話すことにもまったく気を使わないで言われるのが心地よかったです。20代の前半に同じ空気を吸った仲間。なんか「津田津田しい」仲間です。
津田津田しいとは
津田塾大学は、6歳でアメリカに留学した津田梅子さんが創設した大学。だから、津田梅子さんは日本に戻ってきて、日本の女性の地位の低さに驚いたそうです。そして、女性の地位を高めるために女性教育に力を入れました。だから「良妻賢母」っていう概念はあまりなく、どちらかと言えば「質実剛健」って感じの大学です。私が在学していたときは、英文科、国際関係学科、数学科の3学科ありました。
津田塾と言えば英文科が花形。
同じ文系でも、国際関係学科を選ぶ学生はちょっと変わっていて、その中でも第二外国語がフランス語、ドイツ語以外の学生はさらに変わっていると言われていました。(国際関係学科らしく、第二外国語はフランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語がありました)
私はそのさらに変わっている、スペイン語が第二外国語の学生。そして、同じクラスになったのが彼女たち。
まぁ、みんな常識的な女性像からは、ちょっと逸脱しているのかもしれないな。30年たって彼女たちに会って感じました。
根は常識に縛られなくて自由だなあと思うんです。
ちょっと話したところでも、
仕事を続けるために、旦那さんと別居して自分は都心に住んでいてめったに帰れないとか、
いったん仕事を辞めて、料理の勉強をして飲食店でアルバイトを始めるとか、
住んでいる街の景観を守りたくて、空き家を買い取りたいと思っているとか、
なんか50歳すぎた結婚している女性が話す内容と思えないの(*^_^*)。
女性だから家事をしなきゃらならない、女性だから子育てに専念しなきゃならないとかそんな発想はないようで、働きたいから働く、子どもを生みたいって思ったから子どもを生んだみたいな、自分の意志がちゃんとあって、そういう発言をしている。
そんな感じが津田津田しいって思う。
自分の好きなことを選んでして、自分の言葉で話し、自分の言葉で表現する。「キリっ」としたところが、好きなんです。
学生時代は「生意気」とか「ダサい」とか悪口を言われることもあったし、会社に入ってからも自分の考えをはっきり言って驚かれたりしましたが、今の時代は女性の社会進出が重要視される時代。
時の流れは価値観を変えてしまうんですね。津田塾生は、一歩先を歩いていたんだな♪そんな中で出会った友だちと、また一緒にいられる時間が持ててよかったなぁと思うんです。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。