未来はわからないけど進む ~ 劇エヴァ第五回目
6月から通っている演劇を学ぶエクスマコース「劇エヴァ」の5回目に行ってきました!
「よくわからないけれど、どうしてもやってみたい。」
私にはそんなときがたまにくる。
「何かわからないけれど、自分はそうしたいの」と思うと、親に止められようと前に進んでいきたいのだ。
大学を選ぶときもそうだった。世界史が得意だった私は、あるとき「アフリカの文化が面白そうだ」と思った。学習雑誌で大学の紹介記事を読んでいて、津田塾大学の小倉充夫先生の紹介と専門分野の紹介をみつけたのだ。それで、津田塾大学を志望校にした。当時の津田塾の偏差値は70くらいあったと思う。偏差値が50くらいの私は、模試でもいつも合格圏外の成績しか取れていなかったのに、津田塾大学に行くことしか考えていなかった。将来何になるのかとか、入ってどうするのかとか、そんなことも考えていなかった。
ただただ、「津田塾の小倉ゼミに入って、私はアフリカのことを勉強するの」と高校3年生のときは熱にうかれたようになっていたのだと思う。
※小倉充夫先生は、津田塾大学名誉教授。ザンビアなど南部アフリカの研究を専門にされています。
こうして大学2年生から3年間、小倉先生のゼミで第三世界のことを勉強し、サハラ以南の南部アフリカのことで卒論を書いた。それが何の役にたったのかと言われると、やっぱりよくわからないのだが、私は自分がやりたいって思ったことができているのに満足していた。
もっと優秀な学生だったら、今頃は研究者になっていたかもしれない。が、流れ流れてWeb屋になっている自分の人生も、悪いものじゃないと思っている。
あっ、今思いだしたけれども、私の人生に役立っていることがある。
「先進国と開発途上国は、コインの裏と表の関係。物事には関連がある」ということと、「統計による数字を鵜のみにしてはいけない。だれが数字を集計したかで、事実の解釈は変わる。」ということを教えてくれたのは小倉先生。
私はだから、統計の数字を信じることはあまりなく、目安にしか思っていない。それはただの指標だよねって感覚なの。
と前置きが長くなっちゃったんだけれど、、、
エクスマの藤村先生から、「劇をやってみたい」という話を聞いたときも、そんな感じだった。「あっ私、やってみたい」。純粋にそう思った。それが何に役立つのかって、それは問題ではなかったし、やってみたかったのだ。
台本が追加
さてさて、5回目の研修では、先月決まったグループで、さらに劇を仕上げることに集中しました。
まずは舞台で行われる演劇とはどんなものか。藤村先生がひとグループずつ回って、YouTubeを見せてくれたんです。
映画やテレビとは違い、舞台では動きははっきりしているし、俳優さんたちはみなさん滑舌がいい。そうでないと、何をしているのか伝わらない。
舞台演劇は、こんな感じです↓
さて、目指す世界が決まったところで、セリフ合わせを開始。
9月の課題は台本のセリフを覚えてくることでした。
ここでわかったのは、自分のセリフだけ覚えただけでは、セリフをいうタイミングがわからなくなってしまうこと。話全体を把握して、登場人物の動きも理解しておく必要がある。
私は刹那的なオンナなんで、目の前で繰り広げられるとは無関係に、自分の世界観を作って浸ることが大事とアドバイスを受けた。まっ、素の自分もそんなとこあるから、うまくやろうとか思わないで、普段どおりでいいのね(^^;
で、夕食のあともセリフ合わせをしている私たちの前に、第二幕目の台本を持ってうれしそうに藤村先生が登場。先生がいるうちにセリフを確認しようと、新しい台本を読み合わせすることに。「ここは平静に」「ここは早口でまくしたてる」とか、演出する藤村先生はめっちゃ楽しそうだったなぁ。私たちはというと、セリフの難しさに本当に大丈夫かという一抹の不安がよぎったのだけれど、、、
これはもう進むしかない。
その日は、もらった台本に、自分たちで調整したセリフや動作を書き加えて台本を作り直し、第一幕目、第二幕目のセリフを通して読みながら、iPhoneに録音しました。次回までこの録音データを聞いて覚えてくることにしたの。
そして、二日目は朝の10時から、各グループの発表です。
つくづく思うけれど、劇エヴァに集まってくるメンバーは、表現力高いなーということ。
誰も立ち往生しないし、アドリブ力あります。
実際発表して思うのは、動きをつけるとセリフが飛んじゃう(^^;
観客がいると、練習ではつまづかなかったところで、言い間違いが起こったり(>_<)
まだまだ練習が必要と思った次第。
表現力と存在感
研修の最後にもう一度、舞台演劇をみんなで見て、その後藤村先生はこう言ったのが印象に残っている。
「舞台俳優は、自分が中心にいないときでも、何らかの演技をしている。見られているっていう意識をいつも持っていること。背中を見せているときは背中を見せるという演技をしている。意識することが大事。」
こういう練習をしていくと、ビジネスするときにも伝える技術や存在感を示す技術が上がっていくというのだ。そういうの、楽しそうだなあと単純に私は思うんです。
■10月の課題
セリフを自分の限界までスピードを上げて読む。
それで滑舌がよくなり、セリフが自分のものになる。
これが売り上げにつながるのか、なんてことはわからない。未来のことは私にはわからない。でも、やりたい気持ちが強いし、自分の中に何かが残るように思うから、がんばろうと思うんです。
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。