お客さんが本当に欲しいものを作れる喜び

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印刷屋は紙製品を作るとき、失敗したらそれは売り物にならないので、紙は予備を含めて購入しています。また、いろいろな事情で、製品を作らなくなると、やっぱり紙は余ってしまうのです。

それが廃材としてそのまま捨てられるのはもったいないじゃないですか。
何か活かせる方法はないかな。

そんなことを考えて、紙商材を作ってみようと社内を動き回った私はWeb屋なんですけどね。
商品を考えたり、社内を調整したりすることは好きです(^^♪
↓ そのときのエピソードはこちら

商品企画もゆるく始める方が楽しい♡

Facebookに試作品としてできたメモ帳をアップしてみたら、お友達のかくちゃん(角井陽子さん)がほしいとリクエストをくださいました。
Facebookのコメントに、こんな感じで書き込んでくれたのです。

かくちゃんが熱望してくださいました。

さらに、欲しいものを具体的に教えてくれました。

15cm×15cmのメモ帳が使いやすいのね

みなさん、それぞれ使いやすいサイズがあるのですね。
印刷屋は、コピー用紙のような「A4」「B5」などのジャストサイズの紙を購入しないんですよ。
印刷したり製本する際に必要な余白などを含んでいる大きなサイズの紙を購入します。「菊判」「四六判」とか呼ばれてます。
あっ、私は一般の人よりはちょっと印刷を知っている程度なので、印刷屋さんは突っ込まないでくださいね。
廃材になるものも「A4」とか「B5」とかではなくて、もっと大きな紙が余っているわけで、、、
一般に言うメモ用紙であれば、ご希望のサイズに仕上げることができるんです。

メモ帳を取りに来てくれたかくちゃと記念撮影。
めっちゃ喜んでくれて、私はとてもしあわせです

かくちゃん、メモ帳を取り出してめっちゃうれしそうな顔をしてくださって、私もとっても仕合せな気持ちになりました。
お客さんに喜んでいただくって、本当にうれしいんです。

印刷屋って、ときどき悲しくなることに遭遇するんですよ。
チラシとか、DMとか、読まれないで捨てられてしまいますよね。そういうもの、私たちはお金をいただいて作っているわけで、、、、
なんだか空しくなることもあるんです。
これもお仕事で、デザインをして印刷データを作って、印刷機を回してと、スタッフは納期にあわせてせっせと製品を作るわけです。
が、捨てられてしまう。ごみを作るのかって問題につながります。

だから、望まれて作ったメモ帳で、めっちゃこれから使ってもらえるようなお仕事になったことがうれしいんです。
かくちゃん、ありがとうございます。

本当に必要な製品を作りたいって気持ち、当社の社長である岸を取材したときに書きました。
私たちが目指すのは、本当に必要なものを作ることなんです。
そのためには、言われたものを刷っているだけ、ホームページにするだけじゃだめで、お客さんのことを理解して提案できる力を養っていきたいんです。

僕は捨てられない印刷物、捨てられないホームページを作りたい

上の本は、Wabi×Sabiさんとのコラボで作ったもの。全日本印刷工業連合会の取り組みの一つで、ニューヨークとパリでも出展したんですよ。これはさすがに簡単には捨てられないと思います。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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