化学調味料も添加物も使わない。安心でおいしいじゃこ天を世界中の子どもたちに届ける

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10月10日~12日までの愛媛県への出張で、素敵な出会いがありました。

私を宇和島に招いてくださった地域活性化プロデューサーの西村重夢さんと、宇和島練り物工房 じゃこ天職人の三好良貴さんです。お二人とも自分は「変態」と言います。

なぜ、「変態」なのか。

それは、自分の考えを信じて、同業者の間では「異端」とされても突き進んでいく情熱があるからだと思います。

そういう意味では、私も「変態」の仲間入りをしたいなぁと思います。私自身がこんな風に思えるためか、なんとなく感覚が似ているのかな。11日のセミナー後の食事会では話が盛り上がりました。

今日は、じゃこ天職人の三好さんのお話を書きたいと思います。

セミナー後の食事会で。
向かって左側が西村さん、右側が三好さん

自分の信念を貫いて独自の存在になる

宇和島市の創業・就業支援事業を受託された西村さんは、宇和島のを日本中に知らせていきたいと話されていました。たとえば、真珠は日本一の生産量を誇っているのに、どちらかというと三重県の方が有名です。それは発信の仕方が上手ではないからなんですね。その西村さんが日本中に知らせたいと思っているのは、三好さんが作るじゃこ天。

三好さんはじゃこ天職人として、大手の練り物製造会社で働いていましたが、そこで使われる化学調味料や添加物の多さにこれでよいのかと思うようになったそうです。

「子どもたちがこのじゃこ天を食べていいのかな」

そんな風に思うようになった三好さんは、化学調味料や添加物を使わず、子どもたちも「安心」して食べられるじゃこ天を作るために独立開業の道を選びます。

が、これは業界の常識を破ることにもつながりました。それで、創業当時は原材料の調達などで苦労されることもあったようなのです。それでも三好さんはあきらめず、自分の信念でじゃこ天を作り続けます。そうしたら、「The Wonder 500 ™(ザ・ワンダー・ファイブハンドレッド)」 の、2016年度選定500商材に認定されたり、デパート物産展では売り上げNo.1を記録したり、社会で力があるとされている方が顧客でいたりなど、いわゆる奇跡のようなことが起き始めます。

創業してわずか3年で、成果をあげられている三好さんですが、ご本人は淡々としていて、じゃこ天づくりに熱中しているご様子。北海道にもじゃこ天を広げたいと話されていました。

北海道のお魚というと、私が大好きなしまほっけでできないかなぁ、秋刀魚もいいですね。

宇和島練り物工房みよしのホームページ。ここから、みよしさんのじゃこ天が買えますよ

http://jako10.com/

三好さんの話で印象に残ったのはふたつ。

ひとつは、同業他社が何をしていようと興味はない。自分の信じたことをやり続けることで独自の存在になれるということ。エクスマの藤村先生は、自分のモノサシを持つという表現をされています。三好さんは自分のモノサシで、添加物を使わないじゃこ天にこだわり、世界中の食卓を安心な食べ物で笑顔にするという理念があります。

もうひとつは、ブログを書いて会社を立て直したという話の感想です。「死に物狂いでブログを書いていたんでしょう」と言ってくださいました。それは、三好さんご自身が、情熱をもってじゃこ天を作り、知ってもらうために実演販売を続けているから、そういう風に言ってくれたのかなと思いました。私がそうしてきたことを理解してくれて、とてもうれしかったのです。

商売の基本は人対人

三好さんは商売をするには、ちゃんと人と向き合える実演販売が一番いいとおっしゃいます。
私もその考えに共感しています。直接会って話をすると、やっぱりよく理解できますから。

私はここにインターネットで成功するポイントも含まれていると考えているんです。
リアルの場で魅力的なものは、インターネットに移行しても魅力があるから売れる。リアルの場で魅力がないものは、インターネットに移行しても売れないということ。インターネットだからモノが売れるというわけではないんですね。

また、リアル販売で売れる人は、売れるホームページもお持ちです。
三好さんのホームページを見ると、三好さんご自身の写真が掲載されていて、三好さんのこだわり、製法などがおしみなく書かれています。自分の作るじゃこ天のことを理解してほしい、価値が伝えていきたいと思うがホームページからも伝わってきます。

逆に人に伝えることに興味があまりない場合は、ホームページもそのような造りになっていきます。

この違いが正しく伝わるようにセミナーでも話すのが、私の今後の課題です。インターネットが万能なわけではないので。

食事会の間、ずっとじゃこ天の話をされていた三好さんは、先に書いたとおり北海道でも実演販売をしたいという夢を持っています。デパートの物産展でなくても、スーパーの実演販売でもいいそうです。とにかく、じゃこ天を知ってもらいたいんですね。

私としては、北海道の地元のスーパーか百貨店に三好さんが来てくれたらいいなぁと思っていました。日々、いろいろな産地の魚で試作品を作っているそうで、しまほっけや秋刀魚、タラのじゃこ天ができたらいいなぁ。

あっ、講師の特権で三好さんからじゃこ天をたくさんいただきました!

お土産にいただいたじゃこ天。たくさん、ありがとうございました!

シンプルにトースターで焼いたり、お味噌汁に入れてみたりしてみましたよ。最初にひと口かじった娘は「ふわふわしておいしいね!」と、気に入ったようです。

講師として行った愛媛県松山と宇和島の旅。私の方がたくさんことを学んで帰ってきた旅でした。

※それにしても、、、
すごくいいお話を聞かせていただいたのに、そのとき取材モードでなかった自分が悔やまれます。お話しているときの写真も撮りたかったぁ。

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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