深く深く考える ~ 劇エヴァシーズン2 4回目終了
マルセル・デュシャンの美術展のお話から始まった、劇エヴァシーズン2の第四回目の研修が終わりました。
「フェルメールとデュシャン、どちらがエクスマ的か?」なんて質問がありつつ、楽しく始まったのですが、今回は考えることがたくさんあって、ちょっと疲れたなって感想を持って終わりました。
それは不快な疲れではなく、一生懸命頑張ったので次のステップに行けそうな、そんな心地よさを持った疲れ。身体的な疲れよりも、脳の疲れの方があるので元気がちょっぴりなくなった。そんな感じです。
何をしていたのか、さっぱりわかりませんね(^▽^;)
今回の研修を象徴したような藤村先生のツイートがこちらです↓
小説を読む時にも、演劇を観る時にも、服を選ぶときも、深く思考すること。
そうするとより楽しめるようになる。
それを繰り返していると、感性が豊かになって行きます。
いつか自分が感性豊かになっているのに気づく、
美しい風景に出会った時の感じ方も変わっているはずです。#エクスマ劇 #感性
深く考える。
それが今回の私のテーマになりました。
4回目のワークはシナリオ作りで終了
今回のエクスマ劇では、私は10人のグループになりました。
与えられたシナリオは途中まで(^▽^;)
おもに前半に登場する4人にむけてのシナリオで、そこに残りの4人が入って話を展開させるというのがテーマでした。
私は残りの4人に入っていて、まずは自分たちの役とその人たちの背景を決め、どんな場面にするのかひとつずつ作っていくことから始まりました。
舞台でするお芝居だから、場面をあまり多くしても見ている人がわからない。話も複雑にしてしまうと、入れ替わりが激しくなってこれまたわからない。
でも、そんなことを考えていては、ちっとも先に進まないので、まずはざっくりでよいのでどんどん場面を作っていきました。複雑なものはシンプルにすればよいし、長すぎるものは短くする方がよいからね。こういうところは、細かいこだわりを持たずに大胆に作っていくほうがよいですね。
メンバーは女性4人だったので、わいわいがやがや本筋から離れた話でも盛り上がり、にぎやかでしたよーー。
8人の劇を4人で勝手に作るわけにはいかない。すり合わせも必要です。
夕飯のあと、9時からは全員で人物の相関図を書きながら、どんなストーリーにしていくのか確認していきました。そして、場面設定だけして、アドリブでセリフを作っていきます。
私はそれを聞いていて、だいたいのセリフをパソコンで入力していきました。誰も読み返さないとしても、あとでストーリーを確認するときに使えますからね。
その日は8人の役の名前決め、全体のストーリーの流れを確認して終了。それでも12時を超えていました。ふう。
次の日はセリフができていない部分をざっくりと作り、今度は立って演じながらストーリーを確認していきます。実際に演じてみると、今度は見え方が異なり、矛盾していたり、無理があるところが見えてきます。
少しずつ話ができてくるって感じでした。
限界を超えるにはやり切るしかない
今回の劇エヴァで感じたことは、劇に対してどう取り組むか、人それぞれだなってことです。あっ、当たり前ですがね。
今回のテーマ、「深く考える」を実践してみますと、自分のタイプを知ってそれを伸ばすと同時に、ほかの人のやり方も認めるってことも大事なのではないかと思います。そして、お芝居に必要な要素は、苦手でも何でもいいからやってみることかな。
それがないと、本当に演じることにならないんだなって感じています。
たとえば、
台本に書かれているセリフを一生懸命覚えていくのもひとつのカタチ。
場面を頭に入れて、キーワードを覚てアドリブで作っていくのもひとつのカタチ。
いろんなやり方があることに気づいて、それぞれのよさに気づいて取り入れていく、柔軟性が必要なのではないかと思います。
セリフをきっちり決めると、演じる側ががちがちになっちゃっておもしろくないこともある。セリフが決まっていると、何度も何度も練習できるからどんどん精度が高まってきて、完成度の高いものが作れる。
アドリブだけで作ると、リズムがなくなってだらだらの作品になることもある。アドリブは何があるのかわからない緊張感もあるから、思わぬおもしろさを引き出すことができる。
どちらにもいい面と悪い面があるよね。
お芝居は共同作業だから、チームとなった人たちと話し合いと合意でどんな形にしていくか決めていくのがいいと思うの。
で、時には自分の枠を超えることにもチャレンジしないと成長しない。枠を超えるってそういうこと。自分のパフォーマンスをあげるって、苦手なことにもチャレンジすること。
だから、与えられた条件の中で、私は自分ができる最大限のことをやり切ることに挑戦したいなって思っています。セリフを作るなら作るし、セリフが与えられたなら覚える。そんな自然体でいたいと思いました。
で、個人的には、今回の役ではいっさい笑わないでいることに挑戦したいと思っています。ちょこまかとコミカルに動いたり、笑っている役って素の私のイメージでできるので。あーどうなるかなぁ。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。