共感力、そして状況判断力。そんな力が養えたんじゃないかと思う ~ 劇エヴァシーズン2終了
昨年7月から始まった、劇エヴァシーズン2が終了しました。
最終回は二泊三日で、おなじみのはなぶさ旅館で合宿です。
1日目は新春セミナーの動画を観て振り返り。2日目はエクスマ塾生さんが来てくれて、短パン社長のグループが制作した映画「八億の男」と上映会。落語チームの演劇、そして私たち「星影の小径」チームの演劇のダイジェスト版もありました。最終日はひとり10分の持ち時間で「自分の世界観を語る」というプレゼンをしました。
とくに2日目は、あらかじめ伝えられていたタイムスケジュールとは、まったく違う展開になり、その場で要求されたことに対応するということになりました。
こういうの、実は私は割と平気かもです。
「どうしよう」とか口に出しているから、「さおりんは準備をきっちりしてその通りにする人なんだな」と思われているようですが、、、
感情を言葉にして表現することで気持ちの整理をしているって感じですかね。
会ったことがなかった塾生さんにお会いでき、いろいろ話も弾みました。ちょっと疲れたけれども、楽しい3日間でした。
7か月間で学んだこと
演劇を学ぶと、「演出力」「演技力(表現力)」「脚本力(シナリオ力)」が養えると主宰の藤村先生はおっしゃいます。そして共感力も養える。自分とは違う人を演じてその人の人生を生きてみることで、違う価値観があることがわかり、受け入れられるようになるというのです。
実際、劇エヴァシーズン1を終えた後、私の表現力はアップしたように思うのです。それは、劇エヴァに参加する前に私のセミナーを聞いてくれた方、数名から言われました。
「以前より、ずっと伝える力がついていて、びっくりしました」と。それはとってもうれしいこと。
今回、私は何を学んでいたかというと、「共感力」に加えて「状況判断力」だと思います。
共感力は、私が演じていた天才プログラマ「服部」からかな。服部のセリフはAIのことを説明していることが多く、感情を入れて話すということがあまりなかったのです。だから、単純に悲しいんだなとか、うれしいんだなとかそういうものがなかったんですね。
だから、セリフを覚えるのに苦労しました。私自身がセリフに乗れななかったという感じでしょうか。
それが、、、服部は一生懸命に何を伝えようとしているのかなと思ったら、彼女は自分が開発したプログラムと、自分の師匠を大切にしているんだなと理解できたように思ったのです。
そうしたら、勝手にプログラムを書き換えた武田を許せないし、自分のうらみを晴らすことしか考えていない徳川も心の中では軽蔑しているように思いました。
何かに一生懸命で、それを大切に守ろうとすればするほど、なんだかきつくなっていく。周囲にはけむたがられがちな、そんな愛すべき女性がいるよなって思いました。そんなことが表現できればと思っていました。
そして、私は自分の経験で状況判断力も養えるなと思ったんです。それは実際の舞台を2回、そして最終回でのダイジェスト版で学びました。
まず、舞台では何が起こるかわからないから、その場その場で何をするのかとっさに決める必要があります。
私が経験したのは、AI利休を台車で運ぶ時、利休にかけていた布が車輪に絡まって動かなくなる、相手のセリフが飛んで場のつじつまを合わせる、自分の言い間違いを平気な顔でスルーするってことかな。
ハプニングが起こっている事実を受け入れ、ではどうやったらお芝居を元に戻せるか、ほとんど無意識で考えて動くってことが、何とかできたように思います。
それと同時に、どうしてそれが起こったのかと議論するよりも、起こっていることを解決する方がずっと大事なんだということに気づきました。原因究明は問題が解決したあとにざっくり振り返ればよい。
AI利休の台車の件は、初回の東京で布が絡まって動かなくなったので、大阪では絡まないように工夫をしました。それでも、今度は台車の種類が違って、なかなか動かなくてやっぱり出るのが遅れてしまったということがありましたけれどね。
劇エヴァシーズン2は、シーズン1よりも、難しいことが多かったです。
セリフを覚えることも、グループワークもいろんなことがあったな。
振り返ってみると、そのひとつひとつは私が成長していくために必要なことであったかも。
起きていることをそのまま受け入れて、次にどうしたらよいのか考えて行動することが大事。
想定外のことが起こって、それに解釈を入れても、状況はひとつも変わらないから。
こんな学びを私の生活現場でも生かして、習慣になることが理想なんです。
で、おもしろかったなぁ~。
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白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。