ちゃんとしなきゃ病が発症するとき
しばらく忘れてましたが、最近新しいこと始めたためか、「ちゃんとしなきゃ病」が発症したなと気づいた。私、ちゃんとできてるかなと、周囲を気にし過ぎて、自分のことに集中していないな。
どんなときに発症するかというと、極度に緊張するような環境にいるときである。なぜ、極度に緊張しているかというと、周囲の人に受け入れられたい、よく見られたいと思っているからなんですね。
それは周囲に気を配るとか、モチベーションアップにつながることでもあるから、悪いことではないけれど、重症になるとほかの人にも「ちゃんとしなさい」と価値観を押し付けることにもなる。いろいろやっかいなので、「ちゃんとしなきゃ病」から回復する方法を考えるようになった。
こんにちは~
小さな会社のWeb屋 ときどきライターのさおりんこと、白藤(しらふじ)沙織です。
先日、就職の面接を受ける友人の練習に付き合ったときのこと。
彼女は「ちゃんとしなきゃ病」にかかっていて、用意した文章をそのまま読み上げていた。ちゃんと受け答えしなきゃと緊張し過ぎていた。
「ねーねー、原稿見ないでさぁ、仕事で自分のやりたいことや、普段好きなことを言ってみてよ」と提案したら、興味ある話をたくさんしてくれた。
「こっちの方が、どんな人かわかって、ずっといきいきしていて素敵だよ。」と言ったら、ちょっと泣いてしまったんだけれどね。ちゃんとしていなきゃ怖いってね。彼女の気持ち、わかるなって思った。
ちゃんとしなきゃ病の症状
小さな頃から、「ちゃんとしなさい」と言われて育ってきたり、ありのままの自分でいるときに怒られたりすると、自分の本当の姿を見せるのが怖くなることがある。
周囲に受け入られないということは、子どもにとっては怖いことだから、ちゃんとしなきゃと緊張してきたんでよね。冒頭に書いたとおり、私もたまに発症するから、彼女の気持ちがよくわかった。
ちゃんとしなきゃ病になると、周囲の人が怖いし、常に受け入れられているかどうか心配しなければならない。それは相当にエネルギーが必要なことなんです。
だってね、その場その場で周囲の人の顔色をうかがわなきゃならないし、機嫌が悪いのは自分のせいだろうかと思い悩まなきゃならないのである。そのうえ重症になると、みんながちゃんとしているかも見張らなければならない。そして、そんなことをしているからエネルギーが消費して疲れるのである。身体の疲れではなく、精神の疲れである。これが続くと辛いよね。心配性になったり、不機嫌になったり、妙にはしゃいだりと、負のスパイラルに陥っていく。
おまけに、ちゃんとしなきゃと思っているので、周囲に頼られてしまうのだ。ちゃんとしてくれるだろうと。で、周囲の人たちに、ちゃんとしないと叱られる。勝手な期待をしておいて、期待に応えないと怒るって、それは別の病気の人なのだ。
でも、ちゃんとしなきゃ病になると、それがわからなくなる。
「そんなに言うなら、あなたがやってよ」って言い返したらいいことを、「やっぱりちゃんとしてない自分が悪い」と自分を責めてしまう。
そうして、自分のやりたいことは後回し。人の面倒をみてしまう。期待に応えることで、自分に価値があると感じられるしね。そして、ときどきとても後悔する。何やってんだ私?と。
明日はテストという晩、一夜漬けの勉強の最中に後輩が相談にきた。後輩の話を聞いて、ちゃんとするようにした挙句に、勉強不足で単位を落としたのは私。ほとんどバカである。
人に嫌われたくないから、嫌われないように行動するし、嫌われそうになったら必死でつなぎとめようとする。そうして消耗していくのだ。
ちゃんとしなきゃ病から回復するために
ちゃんとしなきゃ病ではない人は、自然体なのである。自分のやりたいことをやり、人の評価はそれなりに尊重するけど、あまり気にしない。大きな違いは、自分軸を持っているってとこかな。
ちゃんとしなきゃ病から抜け出すには、まずは視点を変えるということから始めるといいと思うの。
この人に今嫌われたんじゃないかと思いがよぎったとして、ちゃんとしなきゃ病になると「いま、不愉快じゃなかった?」とか必要以上に思い込んでしまう。そして「大丈夫?」とか聞きすぎで、相手をイライラさせる。そうすると、「やっぱり私のこと嫌っているでしょ」なんか言い出したりして、非常にやっかいなことになることもある。
で、そんな状況に陥りそうなときは、いったん意識をそこから離して客観的に状況をみてみるのである。
なんていうか、その状況を舞台、相手と自分を役者として演じていると仮定する。自分もその舞台にいるのがポイントで、もうひとりの自分が客席から見ている感じにする。
そうして、何を感じるか確認してみるのだ。
ひとつの出来事で相手が不愉快になったとして、完全に嫌われるかな?
そうでもないかもしれないよね。
私の場合、娘とはよく「嫌い」と言い合っているではないか。それなのに、相手のことは好きなのである。相性のよいとお互いに思ってたら、ゴタゴタがあっても関係は続くんだよね。
だから、不愉快にさせたならあやまればいい、とくに相手も何も言っていないのなら、それなりに流せばいい。とか、状況を自分で把握するようにするのである。そうすると、そんなに心配しなくてもいいことと理解できるのではないかな。
仲の良い関係でも、一部分でうまくいかないのは普通のこと。それをどうするのかが醍醐味なんだよね。
もし、仮に嫌われたとしたら、それはそれでいいこと。最近はそう思う。だいたい、「嫌い」と言ってくる相手のこと、自分はいったいどう思っているのか。よく考えてみるといい。軽く見てたり、嫌ったりしていないかい?コミュニケーションは自分の鏡のようなものだからね。
なので、謝ったり、対処しても、嫌われたままなら、その状態でよいのかもしれないと思うようになった。本心では嫌いなのに、相手には嫌わないでというのも随分と勝手な話なのだ。そして、嫌いな人と関わりがなくなるということは、考えようになってはラク。
「誰とでも仲良くしましょう」という学校にありがちなちゃんとしなきゃ病は、精神的にきついものがある。適度な距離をとることで、自分を許してあげましょう。そして、「ちゃんとしなくてもいいよ」って言ってあげる。
自分の気持ちや置かれている状況を冷静に見る目ができてくると、ちゃんとしなきゃ病から解放される。少なくとも、ちゃんとしなきゃ病が発症したことがわかるので、気をぬくようにできるようになる。
ちゃんとしそうになったら、わざとに自分の役割を変えてみるのもいい。
いつも先回りして、みんなの心配事とか抱えているのなら、何もしない役をやってみるのだ。
その場の配役を変えるのだ。自分からちゃんとしなきゃ病の役を降りてしまう。
たいてい、自分がなんとかしなきゃうまくいかないと思いがちだけど、自分がやらなくてもなんとかなるんだよね。何とかならないものは、みんなが必要ないものかも。
自分が必要なら、ちゃんとしなきゃ病でなくてもやるし、それが心から楽しいし。
心地悪いのは慣れていないためなので、気にしない。
というように、身に起こることをお芝居にたとえていくと、ちゃんとしなきゃ病でなくなる。
先の彼女、私と練習した後、少し行動が変わったそうです。彼女のままで表現できるようになってきたとか。うれしいなって思った瞬間だった。
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この記事の投稿者
白藤沙織
Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。
営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。
仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。